
© 2005- YouTube
YouTubeなどで「ソニック解説」と検索すれば、シリーズ解説動画が数多く出てくる一方、解説動画の9割は解説になっておらず、違和感どころか風評被害の危機すら感じる次第です。
- シリーズの歴史
- キャラクター紹介
- 作品解説
- 初心者向け解説
- おすすめ紹介
ここでいう解説動画とは上記動画のことだと思ってください。
刺激的なタイトルのため、ソニック解説を作る当事者、ファンの人たちから怒られそうですが、問題点を認識させるため、意図して表現しています。
当記事は当事者たちをあおりや全否定、バッシングしたいわけではなく、
CHECK!
情報発信者はプロ・趣味関係なく、どう意識をしなければならないのか。一番伝えたいのはここであり、「9割は解説ではない」という表現をあえて使っているのはなぜか、ソニックの海外人気を紹介しつつ、問題の本質を見てもらえれば幸いです。
ソニックに愛がなければ、ソニック解説動画を作らないからね。それ自体は素晴らしい意欲だよ。

個人の見解です
ほかの意見もご参照ください
ソニック解説動画の何が問題?

結論を申し上げると、
- 海外ソニックを扱わない
- リテラシーの問題
- 解説の本質を理解しない
この3点が、9割の解説動画に見られがちな特徴ですので、以下から詳しく掘り下げていきます。
海外ソニックを扱わない

© 1993 SEGA, DIC Entertainment
ほとんどのソニック解説動画は海外展開のソニックを取り上げることは少なく、日本展開のソニックしか語らない場合が目立ちます。
本当に不自然なぐらい取り上げない。海外ソニックを知ったら死ぬ呪いにでもかかっているのかと勘ぐるほどだよ。

たとえばソニック映像作品の話題だとソニックX、かろうじてソニックOVA、トゥーン、プライムが話題になるぐらいです。

© 1993 SEGA, DIC Entertainment
しかしソニックの映像作品は過去にも、
- Adventures of Sonic the Hedgehog
- Sonic the Headgehog 1993
- Sonic Underground
上記のような作品は存在しますし、これらはソニックチームが深く関わっていないものの、海外ファンの中ではカルト的に人気がある作品です。
サリー姫やソニア、はだしのソニックは海外二次創作でよく見かけるし、「PINGAS」はトゥーン2期でネタにされるぐらい有名。

テイルスチューブの英語版でも「I Hate That Headgehog!」をエッグマンに言わせていましたね。


© 1999 SEGA, DIC Entertainment

© 2018- SEGA, IDW Publishing

『ソニックフォース スピードバトル』
© 2017- SEGA, Hardlight, Roblox
IDW版だとミスターティンカー(記憶喪失になって優しくなったエッグマン)がすごく好きだった……

IDW(アメコミ)版に登場するウィスパー、タングル、サージはいわゆるメスケモ好きから愛され、海外セガ公式もソニックスピードシミュレータやソニックダッシュシリーズに逆輸入しています。
コミック版はほかにもアーチー版・英国(フリートウェイ)版なども存在し、キャラクターMOD(改造データ)が作られるほど人気です。
スカージやフリートウェイ・スーパーソニックも、海外では今でもカルト的なファンは多いです。
日本生まれの海外コンテンツ

© 1999 SEGA, DIC Entertainment

ソニックって海外産の洋ゲーキャラじゃないの?
日本企業の日本人がつくった、立派な日本キャラクターだよ。海外でもその誤解は少なからずある。

自身も海外作品をすべてを把握しているわけではありません。しかし実際に観たり調べると、なぜ海外ファンにとって、上記作品が強く心に残っているかを把握できます。
ソニックは日本生まれの海外コンテンツであり、言ってしまえば海外展開のソニックを踏まえないソニック解説というのは、
CHECK!
あんこが入っていないあんパンで、あんパンを語るようなもの。そのぐらい不自然で、ブランド全体が100なら海外ソニックは90、日本ソニックは10ですから、「その10でなぜ100を語れるのか」なんですよ。
その認識で「ソニックの性格が解釈違い」と解説する動画は恥ずかしく、解釈違いとは公式相手に使う言葉ではありません。

ソニック=オワコンの誤解

『ソニック×シャドウ Tokyo Mission』
© 2024 SEGA, Paramount pictures

まだソニックってゲーム出しているんだ? ソニックはオワコン(終わったコンテンツ)では?
言っているのはソニック後進国の日本人だけ。海外の人に言ったら「何言ってるの?」と笑われるよ。

日本だとそう言う人もいて、国内状況を見ればそう見えるのも仕方ありませんが、繰り返すようにソニックは日本生まれの海外コンテンツです。
映画ソニックは映画マリオに抜かれるまで「ゲーム原作映画で歴代北米興行収入1位」で、新作発表では会場から歓声が上がるほどですからね。
ゆえに日本のソニック好きからは「日本はソニック後進国」と自虐気味に言われています。
海外ではグッズが店頭に並びテレビCMなどのメディア展開も多く、「なぜ日本では人気がないの?」と外国人は驚くそうです。「ソニックはオワコン」なんて言ったら笑われるでしょう。
本作の全米興行収入は1億9,056万ドル(259億1,616万円)を達成しており、前作が記録していた北米でのゲーム原作映画史上最高の興行収入記録をさらに更新しています。
映画『Sonic the Hedgehog 2』(邦題『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』)全世界興行収入4億ドル(544億円)を突破|PR TIMES
LIVE CROWD REACTION to Sonic X Shadow Generations @ Summer Game Fest 2024|YouTube
ソニックの売上の95%は海外

@ギネス世界記録 公式チャンネル

ソニックは海外だと人気って、どのぐらい日本と差があるの?
「売上の95%は海外」「海外だと日本のドラえもんのようなもの」と公式が語っています。

ソニックの売上の95%は海外であることも特筆すべき事項でしょう。そのぐらい日本と海外では知名度に圧倒的な差があります。
とはいえ、「人気=売上・興行収入だけ」で語る人は本質を見ておらず、認知度・露出度など、数字に出ない複合的要因も考えるべきであり、短絡的に考えることは本質をくもらせます。
2000年代中期や2010年代は、ゲームのクオリティやメディア展開が満足されなかったため、北米人気が地に落ちかけたこともありましたけれど、映画ソニックを起点に返り咲いた形です。
日本だと「キャラは知ってる」「マリオのおまけ」程度ながら、海外だと売上はさすがに任天堂には及ばないにしても、認知・浸透度はマリオ・ポケモンとほぼ同格と言って差し支えありません。
セガ新入社員には海外視察でソニック人気を知ってもらうのは恒例行事なんだそうです。

特にソニックブランドを解説するならこれらを前提に構成し、国内展開でしかソニックを見ていない人の偏見・誤解を解く部分も必要ですね。
解説動画は、ソニックにまつわる偏見・誤解を解くことも大切な役目です。
―ソニックは海外の方が人気とのことですが、今後は国内と国外どちらに注力していくのでしょうか。
大橋:海外ですね。ソニックの売上の95%が海外なので、海外の市場がメインターゲットです。一方で、日本をはじめソニックの人気が高くない地域を開拓するのも重要な取り組みの一つ。そのバランスをうまくとることも、私たちのミッションです。
「第2のソニックを作り出す」セガ第2事業部が描くビジョンとは|Wantedly
3,000点以上の”ソニック”グッズを集めてギネス世界記録!|YouTube

海外のソニックはカルチャー

『Sonic The Hedgehog 2 – McDonald’s Happy Meal Commercial (2022)』
© 1940- McDonald’s
© 2022 SEGA, Paramount pictures
@Commercial Break

なんでソニックって海外、特にアメリカで人気なの? ケモナー文化のせいだったりする?
ケモナー文化もありますが、アメリカに定着させるため徹底的な戦略をした結果です。

なぜ海外(特にアメリカ)でソニックが今でも大人気なのかといえば、熱狂的なケモナー(獣人)文化もそうですが、
- 初代から海外マーケティングに注力
- 海外のメディア露出を徹底
- アメリカの子供たちに刺さる性格を調査
このようにメガドライブ普及のため徹底的な戦略をとった結果であり、一方でメガドライブがうまく普及せず、マーケティングも成功しなかった日本では、そこそこの知名度になりました。
海外限定のアニメやCMなど、日本では知られていないメディア展開・ゲーム作品も数多く、海外のソニックはただのゲームではない、マリオやポケモンと同じカルチャー(文化)です。
ソニックシリーズは歴史が長いブランドですからすべて観ろとは言いませんけど、知らないのと知っているのとでは大きく違います。
Sonic The Hedgehog 2 – McDonald’s Happy Meal Commercial (2022)|YouTube
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アメリカでしか人気がない?

『Corrida Sonic 2 – Etapa SP 2022』
@Lucca

海外で人気って言うけど、人気なのはアメリカだけでしょ?
ブラジルやイギリスなどでも、アメリカほどじゃないけど人気。むしろ人気ないのはほぼ日本。

たまに上記を言う人がいますが大きな間違いで、アメリカを筆頭に世界各地で人気・知名度・影響度があり、2017年から中国・韓国などの主要アジア圏も発展途上ながら人気が出始めています。
- 【アメリカ】世界トップクラスで人気。条例改正のきっかけになった事例もある。
- 【ブラジル】定期的にイベント開催したり、大統領もソニックBGMを使った。
- 【イギリス】90年代からコミック(フリートウェイ)版など多角展開。
- 【イタリア】ハッピーセットあり。実写映画・アニメの影響で子供たちに人気。
- 【ドイツ】研究者がソニック好きだったため遺伝子の名前にソニックを使った。
- 【ノルウェー】自分の名前を「Sonic X」に改名しようと国王に嘆願した少年がいる。
- 【カナダ】3Dアニメを制作。実写映画でコロンビア州に大きな経済効果。
- 【フィリピン】ハッピーセットがあり、『ソニックブリッツ』を先行配信。
- 【中国】2017年から展開開始。上海に常設セガショップをオープン。
- 【韓国】まだ発展途上。根強いファンは多くファンミーティングも定期開催。
2014年のアニメ『ソニックトゥーン』は世界100カ国以上で放映され、2022年のアニメ『ソニックプライム』も音声だけで30カ国以上も吹き替え収録がされているんですね。
世界各国で愛されているのに、生まれの国である日本がワーストレベルなのは皮肉です。
ゲーム大手セガ、中国に初の常設店「上海で魅力届けたい」 5月1日に正式オープン|産経新聞
「セガ大国」ブラジルの大統領、PR動画で『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』の楽曲を利用。壮大なラスボス戦のBGMで同国をアピール|電ファミニコゲーマー
なぜ?!いま?!日本生まれソニックが🇮🇹で大流行|CocciCocci(コッチコッチ)
英国キッズにも人気★ソニック・ザ・ヘッジホッグ|ロンパラ!(LONDON パラダイス)
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日本生まれのゲーム“ソニック”の映画化はなぜ成功したのか? プロデューサーが語る|ぴあ映画
ソニック・ヘッジホッグ|脳科学辞典
Six-year-old boy asks King to change his name to Sonic X|Destructoid
11-year-old fights city hall, and wins(アーカイブ)|KTKA.com
Corrida Sonic 2 – Etapa SP 2022|YouTube
SONIC THE HEDGEHOG @ McDonald’s (Philippines)| #9 Sonic & Amy Puzzle Racer | Happy Meal Toys|YouTube

リテラシーの問題


リテラシー
=読解・情報探索力
簡単に言えば「リサーチ不足」であり、上述した海外ソニック事情の問題を差し引いても、リサーチ不足な部分が見られます。
- ブーストソニックの2Dスクロール面
- ソニックの性格(ケンポンソニックなど)
- ストーリーはあっさり気味(薄味)
などといった事象が述べられるとき、言及やいちゃもんをつけるだけで、「なぜそうなのか」を一切語っていない場合が多いんですね。
無料公開の開発者インタビューなど理由や意図が言及され、ある程度察せるレベルでしょう。
以下は一例ですが、YouTube・ゲーム系・海外サイトを探せば宝のように出ます。上記の情報源を踏まえて書くならば以下の問答になります。
『ソニック フリーライダーズ』と『ソニック カラーズ』に見る、世界的人気シリーズの可能性はさらに広がる 【E3 2010】|ファミ通.com
「ソニック ロストワールド」プロデューサーの飯塚 隆氏にインタビュー。初心者でも楽しめるさまざまなアプローチで“これからのソニック”を提示した作品に|4gamer
『ソニックフロンティア』開発者インタビュー | 採用サイト|株式会社セガ
Sonic Colours Producer, Takashi Iizuka – Interview(アーカイブ)|SPOnG.com
Ken Pontac|IMDb
Ken Pontac|Wikipedia
Warren Graff|X(Twitter)
Takashi Iizuka Wants to ‘Connect’ the Sonic Universes and Create a ‘Unified Sonic Experience’ – Sonic Stadium Interview|The Sonic Studium
Sonic Colors – TGS10 Interview|YouTube
Sonic Frontiers: 123 Rapid-Fire Questions With Takashi Iizuka|YouTube
Why I Love Classic Sonic|YouTube
なぜブーストソニックに2Dスクロール面を入れているの?

© 2008 SEGA, マーザ・アニメーションプラネット

ブーストソニックになってから2D面ばかり入れているよね。完全3Dにはしないの?
ただのレースゲームになってしまう懸念と、海外だとクラシックソニックの支持層が多いからだよ。

ブーストソニックに2Dスクロール面を入れるのは、ブーストで障害物を避けるのはレースゲームでしかなく、アクション性を取り入れるためです。
海外ではクラシックソニックのほうが熱心なファンは多く、2Dに加えてクラシックソニックの世界観じみていたのは、そういった層にもアピールしたかった可能性もあるかもしれません。
モダンは海外でもアドベンチャー2人気がトップクラスではあるも、海外のクラシック人気は日本では想像できないぐらい、本当に根強いですからね。
ソニックの性格が変わった(ケンポンソニック)のはなぜ?

© 2010 SEGA

2010年代のソニックの性格が変わったのはなんで? 脚本家が悪いという意見もあるけど。
マリオ&ソニックの成功でファミリー路線に方針転換したから。「脚本家が悪い」はデマだよ。

いわゆる『ケンポンソニック』と呼ばれる時期があるのは、セガとソニックチーム側が『マリオ&ソニック』シリーズの成功で、ソニックの年齢層を下げてファミリー層向けの戦略をしたからです。
開発者の英語インタビューやSNS、ウォーレン・グラフ氏の告発で明かされていて、ケンポン氏たち脚本家に発言権はほぼありませんでした。
会社・ものづくりの仕組みを理解する人なら、脚本と脚本家の話は別物とわかり、しかも外部の脚本家が独断でできるものではないでしょう。
要は、ネット・SNSで言われる「脚本家(ケンポン)のせい」はデマであることが明らかです。
海外だと2024年に脚本家からの告発・開発者インタビューに整合性があったため謝罪するファンが続出しましたが、日本ファンはまだデマを信じて誹謗(ひぼう)中傷したり叩いているんですね。

ストーリーがあっさり気味になったのはどうして?

© 2017 SEGA

ソニックってカートゥーンな見た目なのに、ストーリーがシリアスで重たいのがいいのでは?
日本ソニックしか知らない人の意見かと。日本だと「ソニックが好きではなく、ソニアドが好きなだけ」な自称古参が多いよね。

こちらもマリオ&ソニックの成功で「マリオのようなファミリー層にも愛される、誰でもわかりやすい内容のゲームをソニックで売り込みたい」という、公式の考えからだと推測できます。
ソニアド系列の世界観がワールドアドベンチャーからフォースまで扱われなくなったのは、複雑な設定・世界観で初心者が入りにくく、ファミリー層が遠ざってしまうためです。
また飯塚氏は「本来のソニックは暗くシリアスな雰囲気ではなく、楽しくのんびりな世界」だと、マリオ&ソニックで再認識したと明かしています。

ソニックに複雑でシリアスな話は似合わない。カートゥーンのような楽しい世界のはずだ。
海外ではアドベンチャー支持層がいる一方、こう考える層も数多く存在し、初期カートゥーン版などのメディア展開の影響が強かったためでしょう。
調べることは公式への敬意


確かに世の中の解説動画って、インタビューや書籍などを引用したりする内容が多いですよね。
情報発信者の責任がないというか、作成者はそれに違和感・疑問を抱けないことが本当に不思議。

このように調べられますし、繰り返すように上記の情報は「無料」で、30分以内に収集できます。
性格面では古参の海外勢からも結果的に不評、「開発者だって大変なんだから理解しろ」と、セガのビジネス的戦略を称賛したり、同情や擁護(ようご)をしたいのではありません。
もちろん自分も完全網羅しているわけではなく、知らない情報・明かされない話はたくさんあるでしょう。ただ9割の解説動画はそのスタートラインにも立てていないんですね。
あまりにもリサーチ不足で視野が狭い内容ばかりで、解説動画を見るたびに頭がハテナなんだよね。

調べずに語るって解説動画だとありえないことで、他作品の解説動画だと、ほぼ必ずと言っていいほどインタビューや書籍は交えます。
中には関係者アピールをして独自研究を公式見解のように語るインフルエンサー、商材で作ったこじつけ動画もありますが、それを差し引いても「しっかりした」解説動画はいくつもあります。
有料ならまだしも、無料公開された情報を踏まえずに語るのは、リテラシー不足を見せているだけではなく、制作者の敬意に欠けた行動です。
企業の面接前に下調べをするのと似ていて、企業面接だけが特別じゃないし、物事を語る上で状況・背景・経緯などを可能な限り調べるのは、個人的には当たり前の認識ですかね。

解説の本質を理解しない

CHECK!
解説とは、見る側に極力正しく・正確な情報を伝え、判断してもらうもの。これが解説という行為の本質です。
- 海外ソニックを調べようとしない
- ちゃんとリサーチしない
ここまで読んだ人なら、「上記の状態で正しく解説できるのか」と言われ、できると答えられる人はどれだけいるでしょうか。
何より一番の問題は、解説の本質を理解しない解説動画は風評被害の要因になるということです。

同じ意図でもここまで変わる

この作品はストーリーが薄っぺらいです。

↑そうなんだ、この作品はストーリーの出来がよくないんだね。
こういった感じで調べずに解説することは、作品全体に余計なマイナスイメージがついてしまいますし、結果的に風評被害となってしまいます。
さらに言えば自身の思慮の浅さ・無恥をさらすのみならず、結果的に開発者たちを卑下(ひげ)するものになっていると、百害あって一利なしです。

その作品は確かにストーリーが薄いかもしれませんが、これには経緯があり、開発側のインタビューで察することができます。

↑そういった理由なのか! 開発者はそう考えていたんだね!
逆にしっかりとしたエビデンス(根拠)だと、「ストーリーが濃くない」という同じ解説でも、話の説得力も増し、開発者の敬意になります。
これは解説動画のみならず仕事でもなんでもそうで、できる人はちゃんと深掘りし、エビデンスを用意して物事を正しく伝える意識を忘れません。
最後に:情報発信者の責務はプロ・趣味でも関係ない


「9割は解説動画じゃない」ってどういうこと? 本当に9割だと統計をとった内容なの?
統計上の話じゃなくて、情報発信の意識・責任やリテラシーが低い人が多いという意味だよ。

ここまで、ソニック解説の9割が解説になっていないと述べたのは、
- 海外展開ソニックを取り上げない
- リテラシーの問題
- 解説の本質を理解していない
上記3点が挙げられるからだとお伝えしました。
「9割は解説ではない」と書くのは統計で9割ではなく、情報発信者が風評被害を与えかねない不十分な解説を公開し、それにともなう責任・意識・リテラシーが低い人が目立つという意味です。

信じるか信じないかはあなた次第です!
たとえば、不正確さを定型文で言い訳するのは閲覧者を信頼を損ねる行為で、無責任なことをするなら最初から出すべきではなく、百歩ゆずって自信がないなら冒頭で必ず説明するのが優しさです。
そういうことをするのは解説ではありません。ただの「感想動画」でしょう。

俺は正直に思ったことを動画にしているだけです。逆にほめるときはとにかくほめますので!
また作品の問題点・欠点にはどんな言葉も使ってもOKとする解説者もいます。
指摘に言い訳をする時点で敬意もなにもありませんし、悪質クレーマーと本質的に同じでしょう。反省せず言い訳をするのは恥ずべき行為です。

情報発信者になるという意味

個人が好きでやっているような趣味の解説動画に、そこまで目くじらを立てる必要はないのでは?
「趣味だから」は自分からすれば甘えている言い訳。プロ・趣味関係なく情報発信の責任は重いよ。

自分も解説動画ではないですが、過去にソニック作品やシリーズに対する解説やレビューの記事は数多く投稿しています。





上記は一部ですが見ていただけるとわかるように、基本的にどれも徹底的に情報を調べて書いているのがわかると思います。
なぜならプロ・趣味関係なく、「情報発信をする」ってそれだけ重たい行為だからです。
- 解説の本質はなにか
- 情報発信者としての姿勢
リサーチが低いとデマや風評被害にもつながりかねませんし、一番懸念している問題点です。
無断転載や著作権の引用ルールを守らない解説動画もそうです。すぐ法的問題にはならないにしても、モラルが問われる行為でしょう。
実際にソニック解説の中には、当サイトで書いた文章を無断転載するケースも見受けられます。
当サイト記事を原案にして、自分なりの独自な言葉でまとめているならいいのですが、文面を流用(=転載)する場合は、出典・参考元を書かないと著作権侵害行為になります。
正しい発信をするということ

『ソニックスピードシミュレータ』
『ソニックフォース スピードバトル』
© 2017-, 2022- SEGA, Hardlight, Roblox

9割のソニック解説動画は風評被害になるものが多いってこと?
解説っぽい体裁はできても「なぜなのか」を掘り下げず整合性もないからね。誤情報も多い。

エビデンスを踏まえた正しい解説をすることは、コンテンツの正当な評価・発信になるのみならず、開発者の人たちへの敬意にもつながります。
敬意とは「信者になれ」ではありません。良否を正確に伝えるためには相手に敬意を持つことが前提であり、これは解説の基本なんですね。
理由を調べず作品や開発者を批難し、「ファンの正直な意見」と自己弁護する解説者も多いですね。

ここまでいろいろ言いましたけれど、繰り返すように9割の解説動画を世に出してきた彼らを全否定したいわけではありません。
とはいえ「9割は解説ではない」という表現をなぜ使うのか、意図を理解するようにしてください。
裏を返せば、解説動画の1割はできているということです。情報発信者ならこの割合を増やす意味の重要さを考えてもらいたいですね。

























