ころさんの推(お)しであるナックルズは、映像作品だとさまざまなナックルズがいるんですね。
- 【OVAナックルズ(中央)】ソニックOVAのナックルズ。アニキ系で声も渋くてかっこいい。抜けているのも可愛い。
- 【映画ナックルズ(左下)】映画ソニックのナックルズ。肉体武闘派なだけに、純粋すぎて世間知らずなところが可愛い。
- 【マッスルズ(左上)】ソニックトゥーンのナックルズ。見た目が賛否両論なものの、頭がおバカすぎる癒やしで可愛い。
- 【Xナックルズ(右上)】ソニックXのナックルズ。話が進むにつれて3枚目化し、中の人のアドリブも相まって可愛い。
- 【ドレッドナックルズ(右端)】ソニックプライムの異世界ナックルズ。陽気かと思えばかなり陰っていて可哀想可愛い。
アヒルちゃんやニラ饅頭など、小物の意味が全部わかる人はかなりすごいと思う。マニアを名乗っても恥ずかしくない。
なおチームソニックレーシングやマニア、オリジンズ、フロンティアのアニメはゲーム宣伝作品であることや、Underground版ナックルズは熟知していないので省いています。
この中で一番好きなナックルズは誰かと選ぶなら、自分はマッスルズです。
見た目とゲーム版のせいで食わず嫌いされがちではあるものの、アニメを観たら好き嫌い関係なく、「可愛い・癒やし」で完結するキャラクターです。
トウガラシたちと交流する話は彼の親切で優しい部分がわかるし、定期的に挟まれるソニックと年相応の悪ふざけは最高に癒やされます。
次からはそのマッスルズがハンコを押して評価をする『Knuckles Rates(ナックルズ評価)』について、元ネタの話を解説していきます。
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ナックルズがハンコを押す『Knuckles Rates』とは
先に触れたように、海外だとトゥーンのナックルズ(以下、マッスルズ)が、あらゆる対象にハンコを押すシーンをピックアップしたミーム(ネット流行)が有名になりました。
マッスルズが賛成・拒否とハンコを押すか、どちらでもないと評価する内容で、もともと海外のあるツイッターユーザーが端を発し、その使いやすさから一気に広がりを見せましたね。
マッスルズはおバカだから、ミームで切り取られても語弊がないのはスゴいよね。
元ネタはソニックトゥーン第1シーズン36話
【ソニックトゥーン第1シーズン36話「ナックルズが村長に」のあらすじ】
ハンコ押しの業務に疲れて休暇をとりたいフィンク村長(自称メイヤー)は、たまたま役所に訪れたマッスルズを臨時メイヤーに任命して釣りに出かけてしまう。「ハンコを押すだけだから楽」と思っていたマッスルズだったが、考えなしに書類へ次々にハンコを押して村中が大パニック。
その状況をみかねて、宿敵同士のソニックとエッグマンが手を組んでしまうことに……
ソニックトゥーン36話「ナックルズが村長に」|Netflix
「おバカに権力を持たせたらどうなるか」という話ですごく面白い。
筋肉ムキムキなマッチョ体型になっている理由
マッスルズは従来のシリーズとは違い筋骨隆々(きんこつりゅうりゅう)なデザインに変更されていて、アニメ版を観たことがない人たちから食わず嫌いされがちです。
ちゃんと公式がデザイン変更の理由を説明していて、トゥーン自体が海外の新規・ファミリー向けのアニメであるため、見た目だけでどんな人物かを一目でわかるようにするためです。
ソニック人気がマリオやポケモン並に高い海外でも、2014年にデザインが公開された当初はあまりいい歓迎はされませんでした。
しかしアニメの出来が良くマッスルズも性格が「おバカ+ムードメーカー」であるため、今となっては「おバカキャラでこれはこれで違う魅力がある」という形で落ち着いている感じですね。
ソニックトゥーンのアニメは世界100カ国以上で放映され、数々の賞にノミネート・受賞をする快挙を遂げています。
マッスルズを食わず嫌いする人はアニメ未視聴が大半。デザインの議論はあるにしても、キャラクターは上手く作られているよ。
余談:ソニックトゥーンとソニックプライムの違い
余談として、ソニックトゥーンとソニックプライムの違いも述べておきます。
同じ3Dカートゥーン作品のプライムはゲームのデザインに近く、あらゆる並行世界を巻き込んでソニックが成長するシリアス寄りの作品です。
「近く」と書いているのは、エミーやルージュの服装が露出抑えめになるようにデザインが変更されているからです。
トゥーンは2014年、プライムは2023年の作品のため、映像表現はプライムが進歩していて、トゥーンは別世界、プライムは本編の延長線上であることにも違いがあります。
しかしカートゥーン向けのためか、プライムのソニックも軽率な行動で失敗するお調子者な性格です。アドベンチャー系列のソニックが好きな人は困惑するでしょうね。
腰を据えてしっかり観るならプライム、頭空っぽにして気軽に観るならトゥーンかなぁ。割り切ればどっちも面白いよ。
最後に:マッスルズはおバカ可愛いムードメーカー
以上、『Knuckles Rates』の元ネタになった話に加え、マッスルズになった経緯やソニックプライムとの違いも解説しました。
日本では元ネタがわからない人も多く、別の方によるKnuckles Rates解説記事・動画があるものの、トゥーンシリーズを詳しく解説できていないので紹介した次第です。
ミーム紹介でナックルズの名前を「ナックル」と間違えて紹介している動画は「ちょっとなぁ……」と思ったね。
投稿者は「リサーチ不足でした」とコメントで弁解していますが、公式サイトに画像つきで名前も記載があるので、どこを見られたのでしょう?
ナックルズ|ソニックチャンネル
トゥーン・プライムはソニック初心者向け
ソニックトゥーンはカートゥーン作品としても面白く、シーズン2の日本語吹き替えが打ち切られてしまったのが本当に惜しいんですよね。
シーズン2は納期が追いついていないのか制作会社の統廃合の影響か、品質を満たさない場面が多いのも理由かも。
トゥーン・プライムどちらもNetflixで観られますし、ソニックの予備知識は特に必要ではないように構成されていますので、興味のある人は観てもらえれば幸いです。
未だにネット・SNS上ではマッスルズを食わず嫌い・毛嫌いするソニック好きが少なくないものの、彼らに言いたいですね。「アニメ版を観てから言うべきだ」と。
Netflix
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