ソニック×シャドウジェネレーションズ,闇の序章,シャドウ・ザ・ヘッジホッグ,sonic x shadow generations,dark beginning,shadow the headgehog
2024.10.12 2024.11.02

【シャドウ】アニメ『闇の序章』の全話ストーリー・元ネタ解説【ソニック×シャドウジェネレーションズ】

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白ユリの花言葉は「純潔・無垢=聖母マリア」
© 2024 SEGA, Studio Giggex

『ソニック×シャドウジェネレーションズ』の前日譚(たん)にあたるWebアニメ『闇の序章』のストーリーや、話の元ネタを解説していきます。

全部書くと膨大になるので、ストーリーに関わりそうなところ中心です。

ただきち

本アニメは主に2001年・2005年に発売された、

  • 『ソニックアドベンチャー2』
  • 『シャドウ・ザ・ヘッジホッグ(シャドゲ)』

上記2作品の内容を中心にしてストーリーが描かれています。

この記事はソニックを知らない人、シャドウをスマブラでしか知らない、アドベンチャーしかソニックをやったことがない人にも、わかりやすく解説・構成しています。

公式Webアニメ版に描かれた内容の意味や、そこから本編ゲーム作品の設定を深く知るきっかけになれば幸いです。

なおPS4/PS5版には闇の序章の完全版が収録ではありますが、レーティングの影響で一部シーンがカットされているものの、追加されたラストのシャドウのシーンは必見です。

本編ゲームレビュー・元ネタまとめ記事はこちらにありますので、あわせてご参照ください。

全3話合計15分のアニメなのに満足度が高すぎる……

ただきち
【元ネタ解説】ソニック×シャドウジェネレーションズの評価とポリコレ疑惑など【ソニックシャドウG / Steam】

ネタバレ注意

作品の内容・結末が記述されています

第1話「シャドウとマリア」

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© 2024 SEGA, Studio Giggex

マリアって女の子は誰?

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『ソニックアドベンチャー2』
© 2001 SEGA

マリアは『ソニックアドベンチャー2』に登場した少女で、生まれつき『NIDS:先天性免疫不全症候群』という難病にかかっているため、スペースコロニー・アークで療養生活をしていました。

年齢はゲーム公式では明かされていないものの、2003年のアニメ『ソニックX』では当時12歳(50年前)だとされています。

ソニックの宿敵であるエッグマンはマリアのいとこ。もしマリアが現代まで生きていたらエッグマンより年上ぐらいだとか。

ただきち

これは韓国ファンイベントにおける、シリーズプロデューサーの飯塚氏による発言ですが、ゲーム本編では年齢不明のため「そういうイメージ」が無難です。

ウサ子

特効薬の可能性としてシャドウは誕生した

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© 2024 SEGA, Studio Giggex

マリアの難病を治すために、エッグマンの祖父であるプロフェッサー・ジェラルド・ロボトニックは究極生命体・難病特効薬研究(プロジェクトシャドウ)としてシャドウを誕生させます。

しかしシャドウは特効薬にはならなかったものの、シャドウとマリアは姉弟のように仲良くなり、50年後の現在においても「シャドウが唯一、本当の意味で心を許した人物」です。

ソニックたちには信頼・協力こそすれど対応がそっけなかったり、挑発的な態度をとるシャドウですが、マリアにだけは素直な優しさや思いやり、弱さをストレートに見せます。

特効薬の部分はコロコロコミックのマンガ『漆黒シャドウ』でも描かれていますね。

ウサ子

シャドウが誕生したのは真の目的があったけど、そちらは後述。

ただきち

あのロボットはなんだったの?

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© 2024 SEGA, Studio Giggex
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『ソニックバトル』
© 2003 SEGA

アークを破壊したこのロボットは、2003年の『ソニックバトル』に登場したエメルです。ジェラルドがカオスエメラルド研究の際に発見した、4000年前の古代兵器です。

  • カオスエメラルド】ソニックシリーズに登場する宝石。膨大なエネルギーを秘め、シャドウはカオスエメラルドを使って時空間を操る「カオスコントロール」が使える。

「懸念していた事態が起きたようだ。ギゾイド(エメル)が、度重なるキャプチャーに耐えかね暴走し、『アーク』の大半を破壊したというのだ」

(中略)

「ギゾイドは危険すぎる遺産だ。私はギゾイドのコアを破壊しようと試みたがどうしてもできなかった。未知の力にはばまれ、どうしても破壊できない」

『ソニックバトル』ジェラルドの日記6より一部抜粋

劇中ではエメルとシャドウが壮絶なバトルを繰り広げましたが、シャドウはアドベンチャー2以降で一度記憶喪失になっているため、一応の整合性はとれている感じですね。

バトルはシャドゲと矛盾点があるものの正史扱いされているから、「よく似た出来事があった」と解釈するのがいいかも。

ただきち

一瞬出てきたこの映像は?

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© 2024 SEGA, Studio Giggex

マリアがシャドウの手を握った瞬間、このような映像がシャドウの脳裏に浮かびます。

これは連邦政府軍(Guardian Units of Nations:G.U.N.、以下GUN)が実験体事故によるアーク閉鎖・プロジェクトシャドウの口封じで強制粛清される場面です。

この出来事でマリアはGUN兵士に撃たれ、亡くなってしまいます。

亡くなる間際にシャドウを地球行きポッドに乗せて彼は生存するも、GUNに捕まり、50年後にコールドスリープから目覚めて現代へとつながります。

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『シャドウ・ザ・ヘッジホッグ』
© 2005 SEGA
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『ソニックX』37話
© 2003 SEGA, 東京ムービー

ゲーム本編では無慈悲に撃たれ、衰弱して命が奪われた描写でしたが、ソニックXではマリアを撃った元兵士の老人が登場し、50年経っても後悔しているシーンが描かれました。

ソニックXでは、マリアを阻止しようとして撃ってしまった事故のように描かれています。

ウサ子

マンガ『漆黒シャドウ』では別の可能性も示唆されていたね……

ただきち

GUN(グン)? GUN(ガン)?

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© 2024 SEGA, Studio Giggex

アドベンチャー系列のソニックを知っている人からすると、

モブウサギ

GUN(ガン)? GUN(グン)じゃないの?

そう疑問・違和感をもつと思います。正直自分も、「あれ? GUN(ガン)に変わったんだ」となりましたからね。

これはナックルズ族を『エキドゥナ族』に表記統一したのと同じく、実写映画版ソニックと表記を合わせたものだと考えられます。

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『ソニック・ザ・ムービー / ソニックvsナックルズ』
© 2022 SEGA, Paramount pictures

ただソニックフロンティアやテイルスチューブでは「GUN(グン)」呼びであるため、個人的には「ガンでもグンでも、呼びかたは両方正しい」という解釈をしています。

それにかねてより、日本語版は「GUN」を「軍」とかけて呼ぶ感じでしたからね。

日本(にほん)と日本(にっぽん)みたいな。

ただきち
【レビュー】ソニック・ザ・ムービーの感想・評価【映画ソニック】
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プロフェッサーが椅子に縛られているんだけど?

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© 2024 SEGA, Studio Giggex
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『ソニックアドベンチャー2』
© 2001 SEGA

ここはマリアが殺されたのを知って精神崩壊したジェラルドが、アークそのものを爆弾にして地上に激突させる人類復讐(=滅亡)計画を話したのち、銃殺刑にされる場面です。

劇中ではシャドウの追憶のひとつとして登場していますね。

ガンダムでいう「コロニー落とし」を計画し、人類を恨みながら処刑されたんだよね。ジェラルドは本当に悲しいキャラクター。

ただきち

背景に出てきた宇宙人のような手は?

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© 2024 SEGA, Studio Giggex
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『シャドウ・ザ・ヘッジホッグ』
© 2005 SEGA

背景に現れた宇宙人のような手はブラックドゥームのものです。

ブラックドゥームは50年周期で地球に訪れる「ブラック彗星」を拠点にした、宇宙戦闘種族ブラックアームズの首領で、彼の細胞からシャドウは誕生したため血縁関係があります。

かつてシャドゲで地球に来訪して主要都市に破壊の限りを尽くし、地球侵略して人類を含めた全生命を家畜化しようとしましたが、シャドウに阻止されて倒されました。

ゲーム本編ではタイムイーターの影響で復活し、再びシャドウと対峙することになります。

シャドウが誕生した本当の理由は、「ブラックアームズを倒す希望の光であり最後の賭け」だった。

ただきち

究極生命体・難病治療研究とはいえ、ジェラルドはブラックドゥームとの接触に悔いていました。

ウサ子

月が半壊しているのはなんで?

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© 2024 SEGA, Studio Giggex
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『ソニックアドベンチャー2』
© 2001 SEGA

月が半分だけ破壊されているのは、かつてエッグマンがアドベンチャー2において、世界へ脅迫するためにアークのエクリプスキャノンを使い、みせしめとして月を破壊したからです。

ただアドベンチャー2作品以降は、月破壊された形跡がなく丸い月のままになっています。

アドベンチャー2以降も月が丸い理由

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『シャドウ・ザ・ヘッジホッグ』
© 2005 SEGA

これには裏設定があり、飯塚プロデューサーによると半壊した月の部分は現在裏面になっていて、地上から見ると丸いままになっていることをファンイベントで明かしています。

アニメ版ではこの裏設定が生かされているかは微妙ですが、「月を破壊している=アドベンチャー2とつながっている」という表現かもしれません。

ちなみに月の裏にはフロンティアのラスボスがいたらしく、とんだ迷惑行為だよね。

ただきち

ソニックXではアドベンチャー2編のあと、「お詫びのしるし」と称してエッグマンがたった10分で機械化して修復している補完シーンがあります。

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『ソニックX』39話
© 2003 SEGA, 東京ムービー

これにはエッグマンの裏の企みがあったものの、また別のお話。

ただきち
【徹底解説】ソニックフロンティアのストーリーが意味不明で難しかった人へ【考察】

第2話「道を探して」

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© 2024 SEGA, Studio Giggex

オッドアイの少年は誰?

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© 2024 SEGA, Studio Giggex

オレンジと緑のオッドアイが特徴的な少年「エイブ」は、マリアと同じくアークで生活し、兄弟がいない彼は姉のようにマリアを慕っていました。

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『シャドウ・ザ・ヘッジホッグ』
© 2005 SEGA

しかしシャドウ誕生の経緯(ブラックドゥームとジェラルドの取引)を偶然目にしたことで、シャドウを「狂気の科学者が創った悪魔のバケモノ」と思っていたんですね。

「あのバケモノを近寄らせるな!」と言ったのはそういうこと。

ただきち

シャドウとの確執

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『シャドウ・ザ・ヘッジホッグ』
© 2005 SEGA

50年後の彼は第3話にも登場したGUN司令官で、ルージュの間接的な上司にあたります。

シャドゲの段階ではシャドウを「家族とマリアを殺した悪魔」と恨み、復讐心にかられていて、スキあらばシャドウをこの手で抹殺しようとしていたほどでした。

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『シャドウ・ザ・ヘッジホッグ』
© 2005 SEGA

しかしブラックアームズの地球侵略事件をきっかけに真実を知ったことでシャドウと和解し、これが第3話の行動につながっていきます。

ピラミッドみたいな場所はゲームでもあるの?

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© 2024 SEGA, Studio Giggex

ピラミッドのような建築物はアドベンチャー2に登場した『ヒドゥンベース』という場所です。文字どおりエッグマンの秘密基地ですが、今回のアニメでは補給基地のようでした。

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『ソニックアドベンチャー2』
© 2001 SEGA
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© 2024 SEGA, Studio Giggex
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『ソニックカラーズ』
© 2011 SEGA

ちなみにサムライの格好をしたエッグポーン(ロボット)は、カラーズのアクアリウムパークに登場しています。

これ以外にも、闇の序章ではアドベンチャー2、シャドゲに登場した兵器が数多く登場しています。

ウサ子

シャドウの仲間について知りたい

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© 2024 SEGA, Studio Giggex

シャドウはルージュ、オメガの3人で「チームダーク」として信頼関係を結んでいて、当初(ソニックヒーローズ)では険悪な仲でしたが、次第にチームとして結束していきます。

ルージュについて

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『ソニックアドベンチャー2』
© 2001 SEGA

ルージュはアドベンチャー2で初登場し、表向きは宝石専門のトレジャーハンターながら、連邦政府直属のエージェントという裏の顔をもっています。

宝石以外ではお金にも興味があるようで、『ソニック殺人事件』では車掌のポケットからお札を気づかれないようにスったりしていました。

【イラスト】ソニック殺人事件のアレ / Let’s go dad【ソニック】

オメガについて

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『ソニックヒーローズ』
© 2003 SEGA

オメガはシャドウをサポートするためにエッグマンが造ったロボットだったものの、稼働されず封印されていたことを恨み、主人のエッグマンとは敵対関係にあります。

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© 1998-2019 SEGA

アドベンチャーを知る人だとE-102ガンマと似た印象を受けますが、オメガはE-123の機体であるため、ガンマたちE-100シリーズの末っ子です。

ガンマと似せたデザインはそれだけエッグマンがガンマを高く評価していたことの表れで、実際にアドベンチャー2やバトルでは、ガンマに似たロボットが量産されました。

ソニックの誕生日?

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ルージュはシャドウとの取引で、シャトルの場所を教えるかわりにソニックの誕生日パーティ参加を条件につけていました。

ソニックジェネレーションズはソニックの誕生日を祝うストーリーであるため、ここにリンクする形になるんですね。

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© 2011-2024 SEGA

シャドウはシャドウジェネレーションズの出来事に巻き込まれたため、序盤の誕生日パーティに彼はいなかったんですね。

ウサ子

第3話「アークへ」

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© 2024 SEGA, Studio Giggex

シャトルのシーンで流れた曲の歌詞は?

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© 2024 SEGA, Studio Giggex

シャドウがシャトルに乗っているシーンで流れた『Without You(キミ無しでは)』は、シャドウがマリアに思いをはせつつも後悔し、今は独りであることを表した歌詞です。

「僕の声は聞こえるか。『なぜその選択をしたのか』と響いてくる」

「キミの記憶がくもって暗いものになっていく。そこにキミを感じない」

「終わらない悪夢だから、また逢えるフリをする。僕が失敗したすべてからキミを救えるだろう」

「僕がキミにした過ちを許すことができない。なぜなら永遠にいなくなってしまったから」

「覚えているよ、キミがどれだけ輝いていたか」

「それでも僕は独りのままだ」

Without Youの歌詞より(意訳・要約)

シャドゲの真EDで使われた『Never Turn Back(後戻りはしない)』とは対照的で後ろ向きな歌詞なんですね。

Never Turn Backは「過去は振り返らない。これからは前へ進んでいく」という曲でした。

ウサ子

シャドゲで過去を吹っ切ったのに、マリアのことで後悔して忘れられないのは、ある意味あの真ED曲は「自分に言い聞かせ、無理やり前を見て忘れようとしていた」ようにも感じます。

Never Turn Backがネガティブな意味に見えてくるとは思わなかった……

ただきち

最後に:シャドウを秀逸にまとめた短編アニメ

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スタッフの中に絶対オメガ好きがいる
© 2024 SEGA, Studio Giggex

長くなりましたが、アニメに登場した過去作ネタをソニック初心者向けにまとめました。

相変わらずと言いますか、過去作ネタを細かく拾うイアン・フリン氏が関わっているからこその脚本ですし、シャドウというキャラクターがたった15分の映像で完璧に表現されていますね。

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© 2024 SEGA, Studio Giggex

個人的に一番テンション上がったのはGUN司令官の登場で、本名が「エイブラハム・タワー」と公式に明かされたのも驚きでした。

しっかりシャドウと和解していることがわかるセリフがあったのも感慨深いです。

GUN司令官の本名が出ていたのはアーチーコミック版だけだったらしいからね。

ただきち

それだけではなくマリアとシャドウの関係性、チームダークとの絆も再確認できますし、3Dではあるものの非常によくできた、秀逸(しゅういつ)なアニメですね。

エヴァとフリクリに影響

アニメスタッフによれば、この作品は『エヴァンゲリオン』と『フリクリ』にインスパイアされたとアニメエキスポ2024で発言しています。

言われてみれば、シャドウやオメガの戦闘シーン構図だったり、空中ディスプレイの表現がガイナックス作品っぽいかもしれませんね。

フリクリは海外だとAKIRAに引けをとらないほど、外国人クリエイターに人気な日本作品です。

ウサ子

ソニックフロンティアもエヴァ色が強い作品だった。

ただきち

余談:シャドウはロボット(アンドロイド)という誤解

あとシャドウで言えば、アドベンチャー2のラストで生死不明になり、ヒーローズでシャドウ・アンドロイドが量産されたことから、今のシャドウをロボットだと思う人がいるようで……

しかしそれは間違いで、シャドゲのラスボス戦である条件を満たすと、「ちゃんと生身であり、ジェラルドが創った正真正銘、本物の究極生命体」とエッグマンから明かされます。

いまだに勘違いしている人がいますので、こちらでも念押しで伝えておきます。

【元ネタ解説】ソニック×シャドウジェネレーションズの評価とポリコレ疑惑など【ソニックシャドウG / Steam】
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プロフィール

赤竹ただきち

赤竹ただきちTadakichi Akatake

仕事で「YMYL(医療・健康・お金)記事をほぼ生成AI任せに書く」という、「これありえないだろ……」という他社の事案に遭遇してしまい驚きを隠せない。

というのもGoogleは2016年にWelq事件があったから、YMYL記事に関しては独自性・信ぴょう性をかなり厳しくチェックするようになっているんだよね。

それにYMYL記事を生成AI任せに書くとペナルティになる可能性も発表していて、こういった記事では生成AIを使うのはいいにしても、検証・監修で補完することが必須。

これを理解せず「SEOを上げるお手伝いをします!」という業者がやるんだから、いくらなんでもリテラシーが低すぎる。それで検索ペナルティを受けたら損害賠償モノなんだけどなぁ。

イラストレーター・マークアップエンジニア(コーダー)・Webデザイナー・ライターのウサギ好き。多様な絵柄を描け、外国人でも絵でわかるマンガ、ウサギと口内描写にこだわりを持つ。

コーディングとWebデザインは両方可能。納期が短いなどいった案件では、「デザインとコーディングのアドリブ同時進行」という荒業もおこない、SEO施策を意識したマークアップも得意。

フリーランスとの進行ディレクション・指示や、面接担当の経験が幾度もあり、プロ・趣味問わず、絵描きを含めたクリエイティブの姿勢には少々シビア。

「自省・リテラシー・正しい批判の認知・意識向上」をライフワークとし、当サイト記事も「気づき・理解・学ぶ」を全体テーマとして執筆。

当サイトの記事は中学生でも理解できるように計算しながら執筆しており、ネット・SNS上で「わかりやすく参考になる」とご好評の声多数。

「言い訳せずに下手でも自分の弱さを認め、背かず自省して学ぶ意識を忘れない(=謙虚な)人」は、年齢・性別問わず好きなタイプ。

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