R-15
版権絵, 雑記他



ネット・SNS上の日本のソニックファンの一部では、別ブランドシリーズの『ソニックトゥーン(海外での名称はソニックブーム”SONIC BOOM”)』をゲーム版だけで文句や否定をしている人達がいます。「ソニックトゥーンはアニメが主軸である」事をろくし調べず叩き行為を繰り返す彼らに思うことがあるので、持論を交えて意見を述べさせていただきます。

2016/11/3追記『ソニックトゥーン ファイアー&アイス』のプレイ感想・評価の記事を掲載しました ので、宜しければこちらもどうぞ。

なお誤解されそうな記事の一部内容、表現、タイトルも変更しました。

少し強めな主張です

厳しい評価を下しているため、人によっては不愉快に思う場合があります。



当初は賛否あったが…

確かに発表当初はビジュアルや開発体制から国内外で賛否両論を受け、ゲーム版で言えばそれ以上に評価が分かれ、海外では相当こき下ろされましたからねゲーム版は。

自分も『アイランドアドベンチャー(3DS版)』をプレイしましたが、面白い部分はあったものの後半は探索ばかりで、ボタンのテンポが本家より遅い、ブースト攻撃解禁はラスボス手前の終盤、クリスタルをあれだけ盛り上げておいて全部集めてもガチャガチャのメダルが手に入るだけでストーリーに関わらないと、内容にお粗末さと粗削り感が否めませんでした。

太古の秘宝(Wii U版)』については未プレイなので、否定も肯定もしません。やってないゲームなのに評価を下すなんて、それではただのエアプレイヤー(エアプ)、動画評論家に成り下がるだけですからね。ゲーム好きとしてはあるまじき行為。

しかしアニメ版の方は国内外から高く評価されたなど、ソニックトゥーンのブランド自体は独自の路線を歩み、成功していると個人的には認識しています。その例をいくつか挙げますと……


アニメの年齢別視聴者ランキング

ソニックトゥーンはアニメが主軸のシリーズですから、ゲームのみでブランド全体を語るのはオロカでしょう。飯塚さんもアニメについては公式の場で何度も言及していますし、雑誌やネット媒体(ばいたい)でもゲーム版の紹介にアニメにも触れる事が多く、日本ネットは鎖国ではないんですし、少しでも検索すればどんなアニメかは知る事が可能です。

ソニックトゥーンはフランス、韓国、ポルトガル、オーストラリアなど、世界中で放映されていますし、25周年記念イベントの飯塚さんの発言によると、2016年6月時点で世界100カ国で放映されているんだとか。 だからこそ、第2シーズンの放映が決定されたんじゃないかと。


ゲームの続編がソニックトゥーン仕様

ソニックダッシュ(Sonic Dash) 』というソーシャルゲームがありますが、その続編はソニックトゥーンをベースに作られています。見た目的には世界観はアニメ版、ギミックはゲーム版といったところでしょうか?

ウィスプっぽいアイテムなど、本家を参考にしたであろう要素もチラホラ……


日本公式もデザインを逆輸入

最もたる例が、スティックスの日本公式イラストとプロフィールが掲載されて、マリオ&ソニックにも出場した事でしょう。25周年記念ページにも、クラシックソニックとモダンソニックに並んで、トゥーンのソニックが並べられています。

快く思わない一部ファンはゴリ推しだと言いますが、海外戦略、グッズ売れ行きは好調、スティックスの海外人気、このブランドは大切に続けたいという公式の暗喩(あんゆ)になっているのではないでしょうか?


アニメ版は日本ファンの間でも

ニコニコ動画でも字幕なし、一時期は字幕付きのものが上がっていまして、どちらもアニメに好評な意見が日本ファンの間でも非常に多く見られました。アニメでオーボット、キューボットの魅力を再認識させられた人もいるとか。



確かに最初のゲーム版の出来はお世辞にも良いものとは言えませんが、それはゲームだけを見たらの話。アニメやグッズ等は商業的にも好調で、設定がハチャメチャなアメコミ版やOVA版のように独自の世界観を築き、トゥーンもトゥーンで愛されています。もし黒歴史だったり失敗していたら、100カ国でアニメ放映して第2シーズンなんてしませんし、採算がないのにゲームの続編を作ったりしないでしょう?

文句や否定のほとんどは、情報リテラシー不足による感情論と印象論

次にここから本題ですが、ソニックトゥーンに対して文句や否定的な意見のほとんどが本家と並行して展開、アニメを主軸にしたメディアミックスなのを知らず、ゲームの評価ばかりを槍玉に挙げ、ゲームだけでブランド全体の評価にすり替えています。

評価をする以上、否定論や低評価自体はあっても良いのですが、アニメも踏まえた上での正しい評価・批判をする否定派はほんの一握り。ゲームの評価だけなら前置きとして明記すべきで、「日本はゲーム版しかないから」という意見も情報リテラシー 不足を正当化するような言い訳にしか聞こえないのが本音。

それどころか、上記の内容を言っている人達は、実際にゲームすらもプレイしていない可能性が高いです。何故なら実際にプレイした人達からは「良くはないけど、悪くもない」評価が圧倒的に多く、自分も3DS版は荒削りな内容だと書きましたが、つまらなくはないんですよ。プレイした上でクソゲーと言っている人を探す方が難しい。

ろくに調べずアニメやコミックを無視して、ビジュアルやゲームのプレイ動画のみで文句や否定し、嫌いだから悪い部分しか見ない。または自分の考えを持たずに同調圧力・群集心理に流され、心理学用語で言うところの『確証バイアス』になっている有様で、とてもネチケット的にも、ネットリテラシー的にも宜しくない行為。

例えばいってる公式コミュニティ(現在は閉鎖)やニコニコ動画、一部のSNSにて、従来のソニックとは別系統と公式で明言されているのにも関わらず、

  • 今後もこのキャラデザ(特にナックルズ)でいくのかが不安
  • これからのソニックはこれでいくの?
  • デザインを元に戻せ
  • このソニックはニセモノのパチモノ
  • これは黒歴史
  • (指摘に対して)プッシュされているからそう思うのは仕方ないだろ


発表段階で書いたならまだ理解できますが、未だに書いている人は「書く前に調べる」事をしないのが本当に不思議で、そもそもキャラクターデザインの変更は、新規の若い世代やファミリー層にアピールする側面が強く 初めてソニックに触れる視聴者にビジュアルだけでキャラクターが分かるようにする為 と明言されています。

テイルスがゴーグルと工具ベルトを身につけているのも、ナックルズがマッスルズなのもそれですよね。そのキャラクターデザインの方向性は正しかったのかは議論の余地はありますが、米国セガの社長などから語られている事実であり、これも調べたらすぐ分かる事。また説明した通りアニメが主軸のシリーズですから、アニメを知らないと語るのは無理と言っても過言ではありません。

他にもネタか本気かソニックトゥーンの字幕付きアニメ動画(現在は削除)に「“トゥーン”はニセモノという意味らしいぞ」と、悠々に書き込む人がいた事です。

恐らく遊戯王のトゥーンシリーズから着想を得ているのでしょう。ですがトゥーン(toon)をニセモノと呼ぶ媒体を見た事がありません。大方カートゥーンの略語、マンガの意と表記され、遊戯王のも同義ですよね? そもそもソニックトゥーンって題は日本と韓国(アニメ版)限定で、原題は『ソニックブーム” SONIC BOOM “』ですのにね。

推測ですが、日本で展開したソニアドシリーズ以降の作品やソニックXしか知らないか、エアプレイ・動画評論家行為になんとも思っていないのでしょう。そしてビジュアルについても、アメコミ版とか初期カートゥーン版、海外限定ゲーム版を知っているのでしょうか?

ミーンビーンマシーン版のエッグマンしかり(後に設定が変わって別人扱いされましたがここでは割愛)、カートゥーン版の茶色いテイルスしかり、アメコミ版のスーパーソニックや既存敵キャラクターの独自デザインなど、改変しているメディアは数多いです。つまり、


ソニックの歴史においてキャラクターデザインの変更程度は(海外を中心に)現在でもそれなりにやっていますけど……?


になり、輸入商品を買うほどのマニアなファン達なら尚更そう思うでしょう。好きに対してファン歴や知識の深さは関係ないと言いますが、評価、批判するなら分かる範囲でもリサーチはするもの。

さらに言えば、今やソニックは日本生まれの海外コンテンツという逆転現象が著しいシリーズです。ブランドの是非を語るなら前提条件として、力を入れている海外展開事情を知るのがスジではないでしょうか?

『太古の秘宝』(Wii U版)を作った後、開発スタッフが総退社した話

また、ゲームのソニックトゥーン否定をする際の常套(じょうとう)句として、「Wii U版を作った後、開発スタッフはこの作品の不出来さを認識していたので、バッシングを恐れこぞって退社した」というリークが確信的な証拠のように使われます。

ですがこれ、ウワサの域を出ない都市伝説なのです。



この3番目の引用元に、Wii U版を製作したプロデューサーの経歴が載っているのですが、開発会社を辞めたのが、ちょうどWii U版の発売前後だったんですね。他の開発スタッフも同時期に辞めていたので、それを見た海外ファンがウワサし、それを海外メディアが記事にしたのが元になったようです。

ここで考えていただきたいのは、以前(※2015/11/24現在)フランスのとあるゲーム会社を訪れた際、 

海外のゲーム会社は日本と違い非正規雇用な扱いで、作り終えたら退社し、次の会社に行く事がある。

— フランスの某ゲーム会社に在籍する社員より —



と、社員の方が話されていたんですね。

実際にそのプロデューサーのプロフィールを見ると、幾つかの会社へ掛け持ちをしていた事がハッキリ記されています。つまりバッシングを恐れて退社した……という可能性は否定できませんけど、このケースが当てはまる可能性も考えられますよね?

新規のスタジオな上、作ったものがトゥーンぐらいなら尚更で、先に説明したように、その海外リークはそのファン逹のウワサを元に書かれた(らしい)もので真偽は不明であり、確証付ける証拠もありません。現に日本で発表したブログ様の記事には、「推察(すいさつ)」「だろう」と言葉を濁した表現を用いています。

百歩譲ってゴシップやリークの発信者ならともかく、真偽不明な情報を真実のように語るのはツイッターのデマ問題と同じ。周りが散々な評価をしているからこっちも何を書いても良い、言われる筋合いはない、ネットやSNSに書くのは自由と本気で思っているのなら、ネチケットやネットリテラシーが乏しい、間違った考え方だと断言します。

事件性はなく程度の差はあれど、『スマイリーキクチネット中傷被害事件 』の犯人の思考回路と根底はほとんど同じで、学習をしていません。また、いわゆる『ネットイナゴ 』と呼ばれる人種が行う炎上や私刑行為と同じ構図でもあり、人間性を疑うモラルが問われる行為でしょう。

情報リテラシー不足による感情論と印象論がなぜいけないのか?

なぜここまで苦言を述べたのか。それはファンと名乗っている割にはゲーム版だけで評価(そもそもゲームすらしていない可能性)のすり替えをしている、思慮の浅いファンが目立った事です。ネチケット上スルーすべきかもですが、問題提起という意味をかねて書かせていただきました。

とは言え、ツイッターでは評価を明確にしている人がまだ多数派で、個人ブログなどでも同じようなファンも数多見られたので、結局そういった一部の声がデカいだけかもしれません。その感情論と印象論の裏には本家のソニックが好きで愛情があるのも分かりますが、受動的に一部だけを見て感情論と印象論で語り、ある事ない事を平然と書く。


それでコンテンツが正しく評価できるのか? ファンのする事なのか?


否定派のほとんどの人達に抱く一番の理由はそこで、それをネット・SNSに公開しているんですよ。こういった「調べない・疑わない・考えない」人達はネチケット的にも宜しくなく、主観的になる場合は、語弊の無いよう前置きとして明記すべきでしょう。誤解されないように正しい情報とモラルを持ち合わせるのは、情報発信するファン全員の務めだと思います。

自分の持論が100%正しいと思っている訳ではありませんが、ネット・SNSに書きこむ、ツイートすれば誰でも情報発信者となり、責任も発生すると心に刻んでいますし、

  • 書く前に一次情報のリサーチを行い、自分が信じたい情報だけを集めない。
  • ネット・SNSの情報や評価を鵜呑みにせず、自分で分析して考える。
  • 自分が書きこんだあらゆる内容には、責任を持たなければならない。


これは重ねるように、スマイリーキクチネット中傷被害事件であった教訓のハズです。未だそれを理解してない人達だと感じざるを得ないので、今一度強調して言わせていただきます。

最後にこれだけは伝えたい

ここまでの文章を読んでいただけたら、


ソニックトゥーンの否定・低評価そのものに疑念を抱いているのではなく、実社会で正しい批判や議論・討論経験が無い人達が、ゲームだけの情報や記事の文脈の一部分の切り取りなど、断片的要素を槍玉に挙げて論点がずれたバッシングをし、質の低い拡散・共有行為に苦言している。


という事を、理解していただけるのではないでしょうか?

実際、こちらのブログに寄せられた意見や前ブログのコメントを見ても、適切な意見を寄せた人はほんのわずかであり、

  • クソゲーを擁護している奴がいる
  • あのクソゲーを擁護したいならちゃんと書けば?
  • タイトルと見出しだけで十分 見る価値がない
  • (都市伝説問題に対して)だってクソゲーだし
  • (当記事のまとめ文書を引用して)あのゲームの評価は海外でも〜


……正直言葉を失いましたね。ここまで文章が読めない人、情報を調べない事を開き直れるものなのかと(どこを読んだら自分がゲーム版を擁護していると行き着くんだろう?)。

確かに投稿直後は、まるで放射能問題に耳障りの良い情報や陰謀論ばかりを信じて迷惑行為を働く人間(いわゆる『放射脳』)のように、ある事無い事を喚き散らすのを同じファンがやっている事に呆れて、彼らを逆上させるような文面も色々使っていましたが、断片的な都合の良い内容しか見ない、情報リテラシーが無いことを自慢げに話すのは違うと思いますが……?

近年ではタイトルだけを見て記事を読んだ気になっている、「読解力・思考力がない人がネット・SNSを中心に広がっている」も各所で言われていますが、上記の彼らは、ここまで来ると本当に社会生活が送れているのかと不安になります。

キャラクターデザインの印象など、単純に好みの問題だけならここまで書きませんし自由ですが、上記の寄せられた意見を見れば分かるように、「アニメが主軸のメディアミックス」という基本情報をろくに調べず、ゲームの情報だけで全体をネガキャンし、自分に都合のいい情報や都市伝説を事実のように流し、エアプレイや動画評論家行為といった思慮の浅い行動を振りまいています。

これらはファンとして恥ずべき行為だし、自身でリテラシー能力の乏しさを露呈させていることを自覚し、戒めるべきでしょう。

まとめ(要はこうゆう事)

  • 文句や否定ばかりする人達のほとんどが、ゲーム版の評価だけでブランド全体の評価としてすり替え、ろくに調べず概要やアニメをよく知らないような情報リテラシーの乏しさを感じられ、それ故にアニメも含めて正しい評価・批判をする否定派が本当に少ない。
  • ゲームのみの評価ならプレイした上で判断すべきで、上項目の人達はゲームすらもプレイしておらず、エアプレイ、動画評論行為をしている可能性が高い。「良くはないけど、悪くもない」が経験者の評価であり、プレイしてクソゲーと評価する人を探す方が難しい。
  • 核心的根拠がない情報を真実のように拡散するのはツイッターのデマ拡散問題と同じで、『スマイリーキクチ中傷事件』から何も学んでいない。
  • 散々な評価なら何しても良い理屈は正当化されないし、そう思っているなら炎上や私刑行為をするネットイナゴ達と同じレベルであり、ネチケット(ネットマナー)やネットリテラシーの観点からも問題がある、モラルが問われる行為。
  • 否定・低評価そのものに疑念を抱いているのではなく、実社会で正しい批判や議論・討論経験が無い、リテラシー能力・読解力・思考力が乏しい人達が、断片的要素を槍玉に挙げて論点がずれたバッシングをし、質の低い拡散・共有する行為に苦言している。
  • キャラクターデザインの印象など、単純に好みの問題なら個人の自由。しかし彼らは「アニメが主軸のメディアミックス」という基本情報をろくに調べず、ゲームの情報だけでブランド全体をネガキャンし、自分に都合のいい情報や都市伝説を事実のように流し、エアプレイや動画評論家行為といった思慮の浅い行動を振りまくのは、ファンとしてどうなのか?



後ザズとスティックス、『マリオ&ソニック』に出場おめでとう!

たまたまぐるナイを付けたら、順位発表BGMに未だ『爆走兄弟レッツ&ゴー!!MAX』のOP曲「BRAVE HEART」が使われていたことに驚きを隠せない。

自分たちのレツゴー世代からすれば、「BRAVE HEART」はミニ四駆にハマっていた頃の思い出の曲だけど、今の世代の子からすればそうでもないんだよなあというジェネレーションギャップ。

まあ、MAX編は大神マリナの人気こそあれど、存在自体が蛇足と言われてましたけどね。知り合いも「MAX編で主人公変わったから観なくなった」と言ってましたし…

絵を描いてHTML・CSSコーティング、文章書きまで幅広くやれる京都生まれのウサギ好き。ネチケット(ネットマナー)やネット(情報)リテラシー、批判と批難の違いにはちょこっとシビア。