シャロンと一緒にヒッピー時代を過ごし、アイドルをやった後は地質学者で、一時期は学校のシェフ……というか地質学者が非常勤だったとは。一度ランディの履歴書を見てみたい。
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ネタバレ注意
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第18シーズン2話『Gluten Free Ebola』
この話は前回の続きとなっている構成で、会社経営が失敗して学校に戻って来た4人はクラスメイトから白い目を向けられしまいます。
というのも、会社の立ち上げ前に「学校はバカの行く場所」だと4人が豪語したのが原因ですから、自業自得でしょうね。
一方、マッケイたちの教師たちは『グルテン(小麦粉などのねばり成分。最近では健康に悪影響が出るなどで賛否を呼んでいる)』は悪とする論調で盛り上がる状態に。
グルテンは無害だと証明する実験で凝縮したエキスを飲んだ博士が、イチモツがロケットのように飛び出し死亡したのを機にグルテン排除運動が拡大、グルテン商品や小麦畑を焼き払う惨事へと発展します。
サブタイトルにエボラがつくも、直接的なエボラは登場しませんでしたね。ですがグルテンの正しい知識を持たずパニックになり、いたずらに反応していたのは実際のエボラと通じていた気がしますが。
グルテンは悪と扱っていたのは、日本の炭水化物抜きダイエットを思い出しますね。そういえば、ろくに統計をとらず、周りや自身の実体験だけで炭水化物は不要だと、極論を本やメディアで自慢気に語ったお医者さんがいましたっけ。
あれだけ周囲から問題点を指摘されても懲りずにめげないのは、ある意味ずぶとい。
炭水化物抜きの元は糖尿病患者向けの療法だったのと同じく、グルテンフリーはそもそもアレルギーや過敏症対策だったものを、ハリウッドセレブたちが健康志向でやりだしたのが始まりのようです。
欧米で話題の「グルテンフリーダイエット」とは?|美容って何だろう
勉強もせずグルテンを肉類等のタンパク質に置き換えて食べればいいと、ハリウッドセレブのマネごとをおこなっているだけのグルテンフリーブームを、エボラとかけて皮肉に描いたのでしょう。
現に話の中ではグルテンの変わりにバターと肉を食べることが解決策だとされて、その際ある人物が「アメリカは何を食べればいいかを再認識できた」と語ったのがまさにそれです。
第18シーズン3話『The Cissy』
カートマンがトイレを使う権利を得ようと「トランスジンジャー」と自称し女子トイレを使ったのをきっかけに、男子用でも女子用でもない新たなトイレが新設されて、それを不服とするウェンディと、ランディの正体を知り性に悩むスタンの模様が描かれた話でした。
トランスジンジャーはカートマンの勘違いで、『トランスジェンダー(第3の性)」が正解。
この話も前回の続きらしく、バターズが謹慎が解けたとカートマンに話しますが、おそらく放火した件が理由でしょうね。結局放火した動機は不明でしたけれど……まさかグルテンのせいとでも?
ほかにも前のラストで歌手のロードに扮したランディが今回の話で重要な伏線であったのが判明しますし、グルテンフリーのビールも登場するので、前回の話から連続して観るのがオススメです。
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