
Amazon・楽天・App ストア・Google Playストア・食べログ・Google Maps(クチコミ)など、レビューサイトで見られる日本人のコメントは、
- 文句や悪口ばかり
- あら探しや揚げ足とり
- 客は神だと上から目線
- 強い言葉をよく使う
- 妄信的で意見を認めない
こういった非生産的な内容に、うんざり気味の人も少なくないと思います。
内容の性質上、タイトルや記事では「日本人は」と意図的に用いています。しかしだからといって、
- 「これだから日本人の民度は……」
- 「海外の書き込みは素晴らしい」
……と、日本人という存在を全否定したり、海外を持ち上げる意図もありません。
この記事で述べているのは、
- ひどいレビューの典型例
- なぜそう言われてしまうのか
- 書く人の心理状態と要因
- いいレビューとはなにか
という考察・分析であり、単純な極論で書いていませんので、語弊のないように願います。
-
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日本人のレビュー(コメント)は非生産的?


実際に書く人が
いるんだよね…
- 「なんで日本人の評価って厳しいの?」
- 「レビューを書くのが下手な日本人」
- 「日本人のコメントは信用できない」
- 「日本人の評価は叩き・悪口ばかり」
と、言われることが少なくない日本人の書き込み具合ですけれど、実際に「役に立たなくて質の低い書き込み」を列挙してみましょう。
非生産的レビューの例
- 「迅速丁寧な対応ありがとうございました」
→ 商品のレビューじゃないよね? - 「早く届きました。また利用したいです」
→ それは商品ではなく店の評価。 - 「今後の期待を込めて星○つです」
→ レビューはのびしろを見る場所? - 「〇〇は神。〇〇と言ってる奴はアホ」
→ 相反対象を攻撃する必要性は? - 「ここの出品者は詐欺です!」
→ お問い合わせ欄に書こうか。 - 「(安いから買ったけど)1年使ったら壊れました」
→ 商品は消耗品で壊れるもの。安い意味も考えるべき。 - 「〜で最悪。もう二度と行かない」
→ 意見・指摘はいいけど、恨み節や悪口は非生産的。 - 「〇〇と言われているからクソ」
→ 「言われているから」って、つまり自分はやってないんだよね? - 「〇〇の操作がゴミだったのでアンインストールしました」
→ ひとつでも悪いと全部ゴミって極端。 - 「箱がつぶれていたので星1です」
→ 減点方式で評価する典型例。これも商品と無関係。 - 「広告(CM)多すぎてうざい。利用者のことも考えろ」
→ 課金で消せるなら払ったら解決するんでしょ?貧乏根性丸出しではなかろうか。 - 「さっさと返金しろクソ運営」
→ レビューじゃなくてただのグチ。掲示板と勘違いしているの? - 「1円も課金しません」
→ 無課金宣言をされても…… - 「課金が露骨。企業は金儲けしか考えてないのが見える」
→ 程度はあれど「お金儲けは悪」は間違った日本の悪習。無料=慈善事業ではない。 - 「社員のレビュー多すぎでしょ」
→ 「レビューは掲示板じゃないですよね?」と指摘したら無断削除・逃亡。 - 「鉄のフライパン買ったけど、すぐこびりついたし鉄の味がしました」
→ 鉄のフライパンは空焼きと油ならしをするもの。調べずに文句は恥じるべき。 - 「スクリーンショットを見たけど、これはダメだね。開発者は真面目にゲームを作ってください(未プレイ)」
→ 評論家気取りで未プレイ評価をする常習犯(語源的にもレビューではない)。
これらを見てもわかるように、
一体どんな家庭環境で教育を受けたら、こんな文章が書けるの?

って内容が多いのは確かです。
これは低評価のみならず、「とりあえず絶賛する。悪いところなんてひとつもない!」と、高評価しか認めない盲信レビューも同様ですね。
レビュー妨害と風評被害
ほかにも商品をネットスラングや定型文で大喜利し、肝心のレビューはちゃんと書かない「ネタ目的のレビュー妨害」も一部で散見されます。
映画『コマンドー』のレビューのような、ネタとレビューが両立された場合はともかく、淫夢ネタや5ch用語など、界隈(かいわい)の言葉をいたずらに広める風評被害にもつながりますからね。
質問サイトでも淫夢語やなんJ語で中身のない回答する人っているよね……

レビューが書ける人と、評論家気取りの大きな違い
レビューが書ける人と評論家気取りの大きな違いは、ロジカルシンキング(論理的な批判的思考)・自己満足の有無と、意見される覚悟があるのかです。
前者の人は論理的で目的意識があり、

私のレビューを見た人も過信せず、考えて判断してほしい。
と、思慮深く利他的・謙虚であり、自分で調べて考えた建設的意見を述べるのに対し、

俺の意見は間違っていない!言われて当然だろ!
後者の人は「批評する俺カッコいい」な感情的・極論好きな自己満足になっていて、承認欲求が強いひねくれ者だったり、誰かの意見を引用して「意見した気になる」のもありがちですね。
いいレビューが書ける人は意見される覚悟があるから正しい批判ができるし、言葉を選んでいて建設的な議論も上手いよ。

要は、正しい批判と議論ができる(=批判リテラシーが高い)思慮深い人か、批判を叩き・悪口と同じに思っていて議論ができない(=批判リテラシーが低い)軽率な人かの違いです。
上記の一例からでも、このあたりの違いはわかるのではないでしょうか。
たまに見る「当たり障りのないことしか言わない無害評論家タイプ」も、傷つくのを恐れて中途半端で、レビューが書けていないね。

コメント禁止は日本特有の処置


日本だけらしいよ
別記事で「YouTube公式チャンネルでのコメント禁止は、日本特有の処置らしい」という話を触れたことがあり、実際に任天堂など、大手のゲーム会社などを中心に処置がされているそうです。
公式SNSのリプ(コメント)欄もそうで、上から目線やモンスター消費者な言動……特にソーシャルゲームなどの基本無料系は、見るに堪(た)えないものが目立ちます。
これでは禁止されても仕方がない
掲示板やまとめサイト、質問サイトなどのネット・SNS上の書き込みを見ればわかるとおり、
- 【内容が極端すぎる】称賛かバッシングの二極論しか認めず、飛躍も多い。
- 【意見を認めない】自分が正しい思考で、同調しか求めていない。
- 【読解力が低い】日本語はわかるけど文章が読めない・書けない。
- 【調べずに文句】情報を正しく調べず、自分の問題を一切考慮しない。
- 【評論家気取り】あまのじゃくに重箱をつつく行為をレビューと勘違い。
- 【強い・汚い言葉を使う】「キモい・ゴミ・クソ」などの言葉を使う。
- 【喧嘩腰】初対面でも喧嘩腰で威圧的な態度をとる。
- 【マウント】知識量自慢や、相手をどう叩き潰すかが目的。
- 【娯楽化】特定行為・叩き・煽(あお)りが娯楽になっている。
もちろん、極端に「日本人の書き込みはこんなんばっかだ!」とは言いませんけれど、

そりゃちょっと見ただけでも、日本人のコメントは言葉づかいが悪くてひどい内容が多いし、書き込み禁止もうなずけるよ……
そう言われても仕方がないケースが多いのも事実です。
作品・商品の評価なのに、制作者や演者の人格否定・崇拝主張などにすりかわるのも、レビューが書けない人あるある。

ゆえに当サイトを含め、個人ブログやメディアサイトでも、コメント禁止・廃止するブログは日に日に多くなっていますからね。
「海外では〜」「日本人叩き」と反論する前に


本質を見ていない
話を戻し、こういったコメント禁止の対応へのよくある反論として、
- 「日本人が〜とか主語が大きい」
- 「日本も海外もコメントのレベルは同じ」
- 「英語が読めないからそう思うだけ」
- 「日本sageかよ」
- 「いいものを作ればいいだけでしょ」
- 「消費者のせいにすんな」
「日本人だけ」コメント禁止がいくつも実例がある時点で、その理屈は破綻していますし、最後のふたつは「消費者様はえらい」の思い上がりですね。
とはいえ、海外にもひどいレビューやコメントは確かにあり、自分が気に入らないからと独善的な署名活動をしたり、企業や著名人に攻撃する人がいるのも事実です。
スターウォーズあたりは狂気の域で触れてはいけない……

かといって記事冒頭でも書いたように、「日本人はダメ。海外は素晴らしい」と持ち上げる意図はありません。
「日本人が」を意図的に書いている理由・本質
この記事で一番言いたいこと、問題の本質は、
CHECK!
「そう言われてしまう状況」の理解と原因を一人ひとりが把握して反省し、もっと生産性のある有意義な内容を書くことを、みんなで考えよう。ここを理解していることが重要で、記事中で「日本人は」という文言を多用して厳しめに書いているのは、こういった意図があるからなんですね。
ゆえに、人それぞれや中立気取りで海外の悪例を持ち出して安心感に浸り、被害者意識をむき出しにするのは非生産的で本質を見ていないため、しっかり掘り下げてほしいなと思います。
「本質を見る」とは分析して思案すること。言い訳や中立気取り、被害者ヅラをするのは本質を見る努力をしない、問題解決能力の低い人がすること。

行動原因・心理


レビューは悪口や文句を
書く場所ではない
先ほどのような低品質のレビューを書く人の心理状態や要因で考えられるのは、
- 【How思考説】答えありきで思考停止的。自分の非や問題点も考えない。
- 【読解力が低い説】自分で考えず、定型文など用意された言葉に頼る。
- 【承認欲求説】心が貧しいので、バッシングや攻撃的言動でアピールする。
- 【意識高い系説】まるで論理的批評ができる人間だと信じて疑わない。
- 【別の目的説】割引サービスなどが目的で、適当なレビューを書く。
- 【サクラ説】業者や同業他社が、話題作りや悪評目的でレビューを悪用。
レビューサイトの構造自体にも問題があり、称賛・偏向(へんこう)・文句・暴言でも「意見」だから尊重する運営姿勢が多く、削除も結局いたちごっこなんですよね。
業者のマッチポンプの可能性も
個人的にタチが悪いなと思ったのは、マーケティング会社が営業でわざと悪い口コミやレビューを投稿したあと、

貴社の口コミ・レビューに悪い内容が投稿されています。当社では悪い内容を消し、高評価の内容へ高めるお手伝いをいたします!
という自作自演のマッチポンプを仕掛けてくるパターン。
そういうことをする業者が本当にあるそうで、退職者やクレーマーの恨み節レビューより、こっちは利益が発生しているだけに悪質ですね。
自分が勤める会社はそういった小手先のことは許さないので、必ずしもマーケティング会社はみんなレベルの低い行動をしているわけじゃないよ。

ひどい理由は日本人の国民性?


日本人は遺伝子レベルで
ネガティブ・否定的
アメリカの心理学者ジュリー・K・ノレム氏の統計 によれば、

日本人の多くは遺伝子レベルで自己肯定感が低く、アメリカ人と比べてセロトニン(=幸せホルモン)の分泌が低い民族。
なのだそうで、ほかにも要因として以下の意見・考察が見られました。
- 【村社会】日本は災害が多く保守的な風土。集団同調性が強く、変化を嫌い受動的。
- 【議論・評論下手】日本は意見・指摘しない文化。意見が変われば手のひら返し。
- 【家庭環境】核家族・共働きの家庭で自己愛が歪み、承認欲求で攻撃的になる。
- 【お客様は神様】低価格・最低賃金の店でも客を神と扱う風潮が無意識にまん延。
- 【学校教育】日本は減点方式の教育が普通。完璧主義的で少しの失敗も許さない。
「人は誰しも、主観的な正義感で他者に制裁を与えるとドーパミンにより快楽状態となる。深刻化すると誹謗中傷に依存して『正義中毒』に陥り、ささいなことでも許さなくなる不寛容な人物になる」(要約)
『人はなぜ、他人を許せないのか(株式会社アスコム)』より|中野信子(脳科学者)
「強い言葉を使う極端な人は、心が満たされていない。これは年齢・年収関係なく、悪質クレーマーにも共通する特徴。他者の攻撃で心を満たそうとし、何かしらの使命感に駆られている場合も多い」(要約)
『極論を振りかざす「極端な人」の正体(光文社新書)』より|山口真一(統計学者)
「どうにでもなれ効果」に打ち勝て。ネガティブな人のための計画法「コーピング・イマジナリー」|SRTUDY HACKER
「ちがう意見=敵」と思ってしまう日本人には、議論をする技術が必要だ。|ハフポスト
強い承認欲求は子供時代の愛情不足が原因!?〜私は『良い子』を崩さなかった|スモールズー
「お客様は神様です」について|三島春夫オフィシャルサイト
日本独特の減点方式とアメリカの加点方式:認めてあげる大切さ|アメリカで働く
日本人の弱点が際立つ「100点満点のテスト」という大問題|幻冬舎ゴールドオンライン
レビューを意義を勘違いしている
それを表すかのように、
- 「星1か2のほうが人間味があるし、低評価のほうが意見を言ってる」
- 「レビューの低評価が多いからクソ。擁護してる奴はどうせ工作員」
- 「著者の言うことは正しい。これだけ高評価が多いのが証拠」
- 「この内容は真実。トンデモと否定するのは金儲けとして都合が悪いからだ」
- 「ダメと言って何が悪い。言って当然だし、客の意見を素直に聞くべき」
- 「ここがよくなかったし駄作。この会社はマジでゴミしか作らないな」
ネガティブなコメント、それっぽい大義名分や多数派が正しいと思わせるレビューほど、支持を集めていますし、異なる意見を言う人を陰謀論者扱いや人格否定する人までいますからね。
否定から入る自体はダメではありませんが、そこに論理的見解と思いやりがなければ非建設的でしかなく、生産性がありません。
なぜネガティブなコメントをまともと思ったり、高評価だから正しいと思うのか。正しいか正しくないかは根拠と証明を客観的に実証してから言うべき。

剛力彩芽が叩かれる背景に、日本人の国民性|ITmediaビジネス ONLINE
リスクを好まない国、日本!: 脳のブレーキが生む「おもてなし」精神|nippon.com
レビューで説教した運営者の話


はっきり言わないと
理解されないのかも
レビューについてはこんな話もあります。
「それが他人にモノを言う時の言い方ですか?」 レビューに「ガチ説教」の開発者の真意|livedoorニュース
個人的には賛辞を贈りたい内容で、こう書くと、

課金者は文句を言ってもいいのか?
と言う人が出ますがそうではなく、
需要側と供給側、お互いに敬意を払おうね。不満があれば攻撃するって悪質クレーマーと一緒。

という話です。
ただ、この開発者さんに向けた支持意見をレビューに書くような、「アプリのレビューとは全く無関係な称賛コメント」があふれかえったという、別の問題も発生しました。
今はその無関係なコメントはすべて削除されているも、

お言葉は嬉しいですが、レビューとは無関係のコメントはお控えくださると幸いです。
そう運営者は伝えていなければ、それはよろしくないので改善すべきでしょう。
「無料だから文句を言うな」は言論弾圧?
類似する話題として、「『無料だから文句を言うな』は言論弾圧」と主張する個人ブログを以前見かけたことがあり、これも批判・批難の違いがわかっていない例です。
「無料だから文句を〜」とは「そのごう慢な姿勢に対する苦言」であって、「意見を言うな」という意味ではありません。
意見しようにもコメント禁止どころか、あらゆる連絡先を徹底的に明かさない一方通行の人だった。書き逃げはあんまり印象がよくないね。

レビューの本来の目的・本質


レビューの正しい
書きかた
そもそもレビューの目的は、
- 【達成の目安】行動目的を達成したい人が、事前に情報を知る目安。
- 【論理的批評】体験した内容や商品の評価点・改善点を述べる場所。
つまり思いやりを持ち、主観的にも客観的にも正確に述べる必要性があり、内容と作者の人格は別に考えなければなりません。
CHECK!
知りたい人に行動目的を達成させる指標と、需要側と供給側がお互いに協力して商品やサービスの向上・改善をするのが、レビューの本来の目的であり本質。別に専門家やライター級の執筆力を求めておらず、
- 【よいところ】よい点や評価できる部分を客観的に記載する。
- 【悪いところ】よくない点を伝える。攻撃的な口調や誹謗中傷は論外。
- 【改善点】現実的な観点から、どうすればもっとよくなるのかを提示。
- 【総評】これらをまとめて、要約したコメントを書く。
この4つのポイントを的確にまとめれば、文章下手でもそれだけで有益なレビューになります。
「実際そう感じたのは事実。たとえ攻撃的でも書きかたは自由では?」と反論した人がいたね。同じ意図でも思いやり・言い回しで円滑になるのに。

これだけの文章でも「レビュー」になる
鉄のフライパンのレビューに当てはめるのなら、
- 【よいところ】リーズナブルな価格で大きさも丁度いいです。
- 【悪いところ】でもコーティングがないため、何もしないとこびりつくので、
- 【改善点】空焼きと油ならしをする旨を書いた簡易説明書があってもいいでしょうね。
- 【総評】空焼きと油ならしは必要ですが、価格も手ごろで使いやすい商品です。
たったこれだけの文章量でも、「ちゃんとしたいいレビュー」になっています。
正しいレビューの理屈は理解できたら簡単。

ひも解けば非常に簡単な理屈なんですが、意外とできていない人が多いですよね。
ちゃんとしたレビューを書かない人の中には、

オススメできると書いて、ほかの人が違ったら責任持てないから……
こう弁明する人もいるそうですけれど、
いやいや……それがレビューでしょ? 人それぞれの感性だってあるし、世の中に完璧な商品やレビューなんてないよ。

このように言いたくなりますね。
最後に:いいレビューとは何か


もっといいレビューが
増えてほしい
いいレビューとは上述のとおり、言葉を選んでいて思いやりがあって、
- よいところ
- 悪いところ
- 改善点
- 総評
この4つが的確に書かれている文章です。
CHECK!
レビューとは行動目的を達成する指標に加え、需要側と供給側が協力して商品やサービスの向上・改善をするのが目的。しかし、通販やアプリストア、クチコミなどの書き込みなどを見てもわかるように、それすらもできていないケースは多々見られます。
「レビューってなんだっけ?」と、そう言いたくなるような内容があふれかえっている。

日本のレビュー(コメント)がひどいと言われてしまう理由として、業者の自作自演やサクラ行為を除けば、以下でまとめられます。
- 【議論下手】意見がなく、強い言葉を使ったり手のひらを返す。考えがない人。
- 【思慮不足】言い回しやクッション言葉などを考えない。思いやりがない人。
- 【自己愛】「意見する奴は敵」と解釈する。意見される覚悟がない人。
- 【減点教育】日本の学校教育で減点方式が刷り込まれた影響。完璧を要求する人。
- 【消費者至上主義】客や利用者は神と思っている、悪質クレーマー気質の人。
- 【かなり受動的】調べずに内容や文句を書く。能動的になれない人。
- 【非建設的】その場の感情で考え、読解力も低い。0か100の極端な人。
CHECK!
完璧主義的で批判リテラシーが低い。それに疑念を抱かず評論だと思っているのが、日本人の書き込みはひどいと言われる要因。そもそもレビューの目的を理解していないですし、これではレビューの意味・存在が形骸(けいがい)化しています。

正しい批判ができないからレビューがひどくなる
正しい批判(批評)ができれば生産的なレビューが書けるし、レビューが上手い人は正しい批判ができる(=本質を見抜ける)人です。
悪口を言って終わり、煽るだけ煽って終わり、称賛だけして終わり……など、正しい批判ができない人が多数派だから、「日本人はレビューが下手」と言われてしまうんですね。

なおこれは、
- 日本人は議論・討論が下手
- 誹謗中傷・バッシングが消えない理由
これらの話と根っこは同じです。どちらも正しい批判を学ばないから起きる問題です。
「日本人のレビューは批判ばかり」と言う人も、批判の本来の目的・本質を理解していないので、他人のことを言えないと思う。双方ともに再考してほしいね。

この記事で伝えたい話の本質
こういった「日本人の書き込み問題」になると、
- 「日本人が〜とか主語が大きい」
- 「日本も海外もコメントのレベルは同じ」
- 「英語が読めないからそう思うだけ」
- 「日本sageかよ」
- 「いいものを作ればいいだけでしょ」
- 「消費者のせいにすんな」
みたいに、中立を気取った態度で当たり障りのないことを言ったり、他国の悪例と比較して安心感を得ようとしたり、被害者意識をむき出しにして反論する人が一定数います。
しかしながらこの話の本質は、
CHECK!
「日本人のレビューやコメントはひどい」と言われても仕方がない状況と原因を、一人ひとりが自覚して反省し、もっと生産性と有意義な内容を作っていくのが大切。「言われる理由を反省・自覚してレビューの目的を見直し、批判リテラシーをみんなで上げていこう」を考えないと、いつまでも意識高い系でしかなく、レビューの質は改善されません。
否定的・揚げ足とりな評価をしがちなのは、日本のHow思考・減点教育が一番の根幹だと思う。だから物事の本質を見る努力をしないし、考えない。

なぜ「日本人は」という表現を記事内で多用して厳しく書いているのか、どうやってレビューやコメントを有意義にしていくのかを、自分も含めてしっかり考えていきたいものです。

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