R-15
レビュー, 版権絵

死.tv,最終回,阿修羅野まりあ

大変遅れまして、コロコロアニキの感想です。発売日の時は見事に有料リクエスト依頼とぶつかっていたり、まあ季刊の本だし……という自己弁護は置いておいて、各作品ピックアップレビューとかではなく、以前のレビューように、作品に触れつつ一まとまりの文章として仕上げていこうかと。推しマンガだけしかレビューを書かないのもなんですからね。

以下、ネタバレ注意!

以下の内容にはネタバレが含まれています。



現代でも通じるミニ四駆ブームの裏側

今回は特集・マンガともにミニ四駆ネタが多くて(ポケモン剣盾情報もピックアップされていたけど)、色々新情報も多くてミニ四駆好きには満足できる内容でした。

コロコロ創刊伝説』では前号に引き続きミニ四駆ブームを牽引した裏話が漫画化されていて、意図的な販売戦略ではなかったにしろ、

  • (車検はあれど)マシン改造の自由度
  • ミニ四ファイターのような憧れるヒーローの存在
  • 子供を子供扱いしなかった


これらが結果的にブームを牽引したって話は興味深く、特に最後の「子供を子供扱いしなかった」のは、任天堂の宮本氏(ミヤポン)も似たような事を言っていますね。実際、子供の発想力で現在のマシン(シャーシ)の形が作られたといっても過言ではなく、有名な話では、

  • コースアウトを防ぐ為にフロントに衣服のボタンを取り付けた → 後にローラーになった
  • 同じくコースアウト対策としてシャーシサイドにまち針をつけた → そこから着想を得てスタビライザーポールが作られた
  • 肉抜き後のマシンに模型製品のメッシュを用いた作品例を真似てみかんのネットで代用した → ミニ四駆用のメッシュが開発された


会社(社員)も一緒に成長していくというのは、ビジネスにおける「頂いた意見から商品を発展・改良させる」の理想系でした。「スタビライザーポール」とか「ベアリング」とか、子供からすれば意味が全然分からない単語も商品名で使っていたのも、子供扱いしなかった要素の一つで、確かに「子供向け商品を遊んでいる」気はなかったですし、改造例とかあれ完全にプロの仕事で、子供じゃ全然真似できないヤツを載せていましたよね。

だからこそ、今の30代以上の世代も熱心に遊べる魅力があるんでしょう。ちなみにこの間見かけた、地元のミニ四駆大会では60代ぐらいのおじいさんレーサーもいてびっくりした。

新ソニックは同じくFM-Aシャーシ

さらに新ソニック「コスモソニック」がマンガでも特集でもお披露目(新ソニじゃないよ)。マンガでは「ビッグバンソニック」だったものの、多分初期案の誤植っぽいので単行本で修正されるでしょう。

これまでの歴代シリーズと同じく、マグナムシリーズと意匠が似ているデザインに。グレートマグナムRからメカメカしさを取っ払った感じで、カッコいいんだけどGブラストソニックよりかはインパクトが薄く感じてしまう。というかGブラストソニックのデザインが良すぎた。

いっそVSシャーシの後継になる「VXシャーシ」にした方がインパクトはあった感じです。VSシャーシはガチの人曰く「初心者も上級者も扱いやすくて有能な万能シャーシ」らしく、イメージ的にも器用な烈兄貴のマシンにピッタリだったような気もする。

マンガ本編の『爆走兄弟レッツ&ゴー!! リターンレーサーズ』で言えば、こした先生(と編集担当)悪ノリがすぎるの一言。むしろドン引きのレベル。

まだリディアのSMコスチュームとか、チイコのおっぱいぷるんぷるんに鼻血を出すはギリギリ許せるけど、豪が下着姿で寝るリディアにムスコをおっきさせたり、ガラス床に潜り込んでスカートの中を露骨に凝視し、ローションプレイに電マ・ローター・電動ディルドといった大人のおもちゃを持ち出して迫るのは、いくら青年誌でもやりすぎな問題描写だと思うの。死.tvやアンケートマンガでもここまでしないよ……

一応豪は、リアルタイム世代&アニメ世代からすればヒーローだから、公式でそういった露骨な卑猥&下品な事はしないでほしかった。思春期だからを差し引いても、これではただのセクハラ野郎じゃなくてクズなゲス野郎。

『ミニ四駆超速グランプリ』は2019年末から2020年2月までにリリース?

スマホアプリの『ミニ四駆超速グランプリ 』は配信時期が2019年から今冬に変更されたので、恐らくは2019年末から2020年2月にリリースされる可能性が高くなりました。

抽選によるクローズドベータテスト配信が行われていたようで、Youtubeで「超速グランプリ」と検索すれば、ベータテスト抽選に受かった人達のプレイ動画を見ることが出来ます。 

見た感じ、とにかく音のこだわりとマシンセッティングの量が膨大。それだけではなくパーツごとのスキル設定など、ゲームとしてもちゃんと成立させていましたね。ナビゲーターであるシャーシちゃんのデザインがイマイチなのを除けば、課金してもいいぐらい結構完成度が高いです。セッティングシミュレーターにもなる感じで、これを元に実際のマシンを組み立てていく楽しみもあるでしょうね。

こっちも配信が始まったらレビューを書いてみたいものです(事前登録済)。

最後に『死.tv』最終回に触れる

最後になりましたが、個人的にコロコロアニキオリジナルマンガで一番好きだった『死.tv』の最終回について。

前回に引き続き、独善的な理想・持論を語る主催者デス・フォックス(ラスボス)に対し、それまでまりあの死を望んでいた視聴者からの(手のひら返し)声援を受けて戦い、死闘の末に殴り倒すという完全な王道展開に仕上がっていましたが、終わり方としてはそれなりに綺麗だったなという感じですね。コミックス1巻の巻末で触れていたように、エピソード0の主人公もちゃんと再登場させているので、大団円だったなぁと。

売りでもあったグロ・リョナ描写を二期から大幅にマイルドにしたり、露骨な路線変更や作画のブレが気になる所は多々あるなど、これまでのレビューを見てきた方なら分かるでしょうけど、結構不満もありましたが、それだけ魅力的なマンガでもあり、とても楽しむ事が出来ました。カネダ先生には感謝。

しかし最後に不満を言うなら、何故まりあの結婚式にあの可愛いオッサンSP達を呼ばなかったのか。

ハードディスクとかファイルの中に、学生時代に描いた絵を見つけるとすごく恥ずかしくなる。よくもまあこんな下手くそな絵で満足していたなぁと。

半年前でも似たような感覚に陥るのに、10年前なんて目も当てられない。ただ今と違って、あの頃は何かに取り憑かれていたように毎日描いていたよ。

絵の技術は上がったけど、パッション(情熱)は昔の方があった。社会人として苦労と経験を重ねて色々冷めたんだろうし、当時は友人達と絵の品評会をしていたのも刺激になってたかも。今はそんな機会めったに無いからねぇ。

絵描き・物書き・Webデザイナー・HTML/CSSコーダーの京都生まれなウサギ好き。ネチケット(ネットマナー)やネット(情報)リテラシーの扱い、批判(建設的意見)と批難(感情的否定)の違いには少々シビアで、性別問わず好きなタイプは、自己反省・研鑽(けんさん)・啓発の努力を惜しまない人。長い文章や理論を分析し、簡潔に分かりやすくまとめるのが得意なため、リアル・ネットを問わず、各所からご好評をいただいております。