額のおできとメガネ(通常状態)、ケツアゴ、そして笑顔がチャームポイントのアームストロング超院議員上院議員。
実際あのような力至上主義でアナーキストな体育会系とはお近づきになりたくないですが、ユニークなキャラクター性や曲も相まって、メタルギアシリーズの敵の中で一番好きです。
完全に海外ウケのキャラクターで(実際に海外人気が非常に高い)、国内ファンからは賛否両論ではあるものの、
- 「SNSを見ろ 情報弱者め」
- 「国家と自己を同一化すれば、自己研鑚(けんさん)は無用となり、米国民というだけで自らを誇れる」
- 「俺はスポーツマンだ! そこらの政治家とは鍛えかたが違う!」
- 「上院議員を舐めんじゃねえ!」
- 「セコく儲けてるヤワなインテリだの、セレブだの草食系(メトロセクシャル)だの、訳のわからん奴らをぶん殴ってやる!」
- 「何が愛国心だ! 何がアメリカの誇りだ! そんなもんは豚に食わせろ!」
ここまで印象に残るセリフが多いメタルギアのキャラクターはそうそういないでしょう。
さて、前置きが長くなりましたが、以下からMGRを難易度ノーマルでひととおりプレイしたレビューと、本作の低評価に対する疑問点を交えて述べていきます。
ネタバレ注意
作品の内容・結末が記述されています
メタルギアではないクソゲー?
今作はMG“S”ではない
本作は主にステルスやストーリー面で叩かれている場合が多く、低評価の理由が大体これです。
海外レビューでも不満を言う人がいるのは事実ですが、それを上回るほど、自由切断のアクション性で完成度が高いゲームだと高評価なんですね。
そもそも今作はMGSではなくMGRであり、「ライトニングボルトアクション」であって「タクティカルエスピオナージアクション」ではありません。
序盤の無線でも潜入任務ではないと断言され、小島監督もほとんど関わっておらず、スピンオフの外伝なのは公式でも言及済です。
仮にこうならわかる
もし本作が、
- メタルギア「ソリッド」(MG“S”)
- タクティカルエスピオナージアクション
- 小島秀夫ゲーム(A HIDEO KOJIMA GAME)
……これらを謳(うた)っていたら話は別です。
こうなら自分も「これステルスゲームじゃないし〜」って言うね。
しかしソリッドではない外伝のスピンオフと発売前から散々言われていたのに、どうして正統続編のゲームだと思い込むのかが不思議ですね。
メタルギアという名前じゃなかったら~というのも、マリオだってレース・パズル・RPG・テニス・ダンスゲームなどがあり、外伝で操作性などが変わるシリーズは山ほど存在しています。
ステルス要素自体は存在しますが、MGS4の雷電ですらアクション要素満載でしたから、アクション重視になっても違和感はありません。
後述するように正直、「小島監督が関わっていないから」を言いかえているだけで、彼らは「メタルギアが好き」ではなく、「監督の作るものが好きなだけ」じゃないかと思うんですね。
現にメタルギアもスマホ用シューティングゲームやモバイルアプリ、カードゲームがありました。
正史という意味の勘違い
正史=小島監督関与作品
MGRはどうせ正史じゃないパラレルだろ?
この意見については、メタルギアにおける正史の定義を勘違いしていると思います。
公式サイトをよく見ればわかるように、
CHECK!
正史と公式で紹介されているのは、「小島秀夫監督が完全関与した作品」のみ。過去に『メタルギアソリッド ポータブルオプス(MPO)』が正史から外れ、ファンの間で賛否が巻き起こりました。
しかしこれも、「小島監督が完全監修していないから外した」だけに過ぎません。
それを言ったらMGS2のオセロットの発言や、カズヒラ・ミラーの経歴も変わっているし……
整理がされる前のMGS4は、MPOは正史の扱いを受け、結果的には「正史(=小島監督ストーリー)でもMPOとよく似た出来事があった」で落ち着きましたね。
ゴーストバベルやアシッドのように、明確にパラレルワールドだと公言されている場合ならともかく、外伝=パラレルと考えるのは違うのではないでしょうか。
では今作はどう思ったのかですが、
MGRが小島監督はあまり関わってないし正史認定されていないけど、正史と言っても差し支えないストーリー・内容だった。
やっていてそう感じましたね。
この言葉を忘れていない?
MGS4で予言されていた
愛国者達の支配が消滅してハッピーエンド。ライジングは雷電の幸せやスネークたちの行動を無駄にした。
よく言われるこの主張は、
いやいや、少年マンガじゃないんだから……
って感じですね。
あくまでもひとつの時代が終わった(終わらせた)だけで、戦争や悪人が消えたわけではないし、新たな火種や問題が出ても不思議じゃありません。
「愛国者達を倒しても戦争が撲滅されたわけじゃないし、誰もが幸せになれるユートピアが訪れたわけでもない」
「だがな、久しぶりにサニーに会って、やはり愛国者達を倒すことができてよかったと思う」
ボリスと雷電の無線会話より
MGS4のスネークたちの目的は「FOXDIEやリキッド(オセロット)の脅威を止めること」で、「愛国者達を倒す」は二の次でした。
それにMGS4でリキッド・オセロットが死に際で、
「これからだ、スネーク。アメリカの秩序は失われ、社会は西部開拓期の無秩序へと還る。この鬼火は世界中に拡がるだろう」
「誰しもが戦いの中で充足を得る世界。親父の、ビッグボスの意思。天国から見放された世界(アウターヘブン)はついに完成した」
メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット|リキッド・オセロット
この言葉を遺していたことをすっかり忘れていますよね。本作のストーリーはこのリキッド・オセロットの予言が完全実現される過程の物語です。
「MGS4の行動はなんだったのか」と言っている人は、たぶんMGS4の話も理解していないと思う。
MGSRからMGRになった不満と気持ちはわかる
確かにやってみたかった
とはいえ、当初のMGS2〜MGS4間の話(MGSR)がなかったことにされてしまい、路線変更になったのは事実。
そこだけ見るなら、ライジングは改悪になったと言われるのはわかります。サニー救出と雷電がサイボーグになった経緯のミッシングリンクがそれだけ期待されていたことの裏返しでしょう。
しかし何度も重ねますが、これはMGSRではなくMGR。
苦情なら次世代任せにして関わらなかった監督や、若手スタッフの技量不足で進めた小島プロダクション(コジプロ)、コナミに言うべきです。
ストーリーやシステムの路線変更をプラチナゲームズのせいにするのはスジ違いなんですね。
本作は難産だった作品
むしろ自分は、ここまで迷走した作品をストーリーやキャラクターを膨らませ、商品として蘇らせた部分も併(あわ)せて評価したいですね。
ムービーのストーリーが短いのは、プラチナゲームズに委託した際、開発期間も短かったのが理由と言われています。
「ステルスじゃない」「ストーリーが短い」と言っている人は、作られた経緯や背景を理解した上で言っているのだろうか?
膨大かつ濃密な無線の数々
MGS3に迫るぐらい
無線量が豊富
- 【MGS2リスペクト】ミームの概念など、MGS2を意識した要素。
- 【デリケートな問題】ストリートチルドレン・児童労働・虐待問題。
- 【SF無線】ドクトルやウルフのリアリティ重視な科学技術・心理学講座。
- 【スネーク自慢】スネークが雷電の人生にどれほど影響を与えたか。
- 【過去作のあらすじ】MGS4の簡単なあらすじ、愛国者達の正体を解説。
- 【MGS4からMGRまで】MGS4後、職探しの雷電の苦労とサイボーグ差別。
- 【MGS4後の世界】MGS4後の世界、現在のオタコン、世論の愛国者達の扱い。
- 【雷電はいい父親】雷電の息子愛が過ぎる親バカや恐妻家(?)の一面。
- 【MGS2要素】民間人の服を切って裸にすると、怒られたり同情される。
と、MGS過去作の要素・小ネタ・答え・後日談・解説まで収録され、ちゃんとMGSを理解していないと作れないような知識と内容です。
シナリオ・無線の脚本を書いたのはコジプロスタッフの人
今作のシナリオ・無線の脚本を書いたのはコジプロの人(玉利越さんをはじめとした、MGSシリーズでも脚本補佐として関わった面々)です。
小島監督の補佐をしてきた人たちだから、MGSのストーリーの大筋をしっかりくんでいて、無線の内容に説得力があるんですね。
特にドクトルやウルフの無線はリアリティ重視のSF好きにはたまらない内容で、雷電がビッグボス(ネイキッド)のマネをし、MGS2に登場した発狂大佐のグパヤマの話題もあります。
ネット上にはMGRの無線集がありますが、あれでも一部です。特定の装備・場所・条件でしか聞けないような細かい無線も数多いですからね。
グパヤマはスモウレスラー。
今作の史実ネタ・世相ネタ
メタルギア世界にも
9.11があった
MGSには史実ネタ・世相の反映がいろいろ入っているように、今作でもその血を受け継いでいます。
MGSほどじゃないし、実写は使われていないけどね。
たとえばアニメ雑誌で「Kawaii(海外版では「Oh Hikari-Chan! So Kawaii」)」とニヤニヤする警備員、「パキスタン政府がテロリストを匿っていた件」というコメントなど……
今作は現実のネットやサブカルチャーの世相を反映した印象を受けますね。
情勢で言えば、メタルギア世界でも9.11テロが起きていて、いまだに続く不況で国民があえぎ苦しんでいるなどが挙げられます。
9.11ネタってサウスパークぐらいしかネタにしてはいけないタブー話題かと思えば、10年以上たった今では少し緩和されたのでしょうか?
本作の後半では『FATA(パキスタンにおける連邦直轄部族地域)』の単語が幾度も登場します。しかし史実では本作と同じ2018年(本作発売時は2013年)には消滅しているそうです。
9.11を言及したのは、本作をやっていて一番驚いた部分かも。
連邦直轄部族地域|Wikipedia
本作の不満点
主に操作面の不満点
不満点は大まかにまとめると以下のとおりです。
- 【カメラワーク】通常戦闘のカメラワークが微妙(理不尽)。
- 【ゲームシステム面】斬奪モードのロックオンカーソルに自動補正がかからない。
- 【利便性】ユニーク武器のクイック着脱がなく、無線は3の早送り並に速くできない。
- 【出番や共闘】サニーの出番が少なく、ウルフとの共闘ができない。
- 【不安定】エクセルサス戦において、ブレード攻撃のニンジャラン避け動作が不安定。
- 【やりこみ要素】2週目はプレイング上達が中心(腕収集などないわけではない)。
- 【不親切要素】追加コマンド購入時にボタンの入力方法が書かれていない。
- 【サンダウナーの扱い】サンダウナーおじさんが不憫(ふびん)で後半の小物感。
アクションゲームのカメラワークや、クイック着脱はプログラマー泣かせというのは知っていますが、やっぱりやっていて不便に思いました。8方向から敵が襲ってくるゲームですからね。
いろいろ言われるQTE(ムービー中のコマンド入力)は別段不満はないし、叩かれるほどにひどいとも思わないんですよね。
ウルフとの共闘はぜひやってみたかったし、サンダウナーはサムのように2度戦わせるなど、もっと掘り下げてもよかったですね。これだとハンマーヘッド(戦闘ヘリ)のオマケです。
QTEのあるゲームはいろいろやったけど、その中でも上位に来るぐらい調和性があったゲームだよ。
「俺の闘争を続けさせてもらう」の解釈
雷電は
ダークヒーローになった
ラストの雷電は賛否が分かれ、MGS4の後であの発言をされると困惑する気持ちはわかります。
ストーリー内でよく使われた「ミーム」の概念で考えれば、
CHECK!
サムやアームストロングのミームを引き継ぎ、人斬りの過去と本性を受け入れたことで、悪を斬り善を救う仕事人のような存在(ダークヒーロー)になった。このように解釈できるでしょう。
日本的ではなく、アメコミのような感じなんですね。
人斬りの楽しさはあれど、悪人や殺人鬼になったわけではありません。これはアームストロング戦で雷電がサニーに語った無線からも伝わります。
「愛国者達から取り戻したアメリカを……暴力が支配する混沌の地にはさせない」
「そんな顔をするな。君は笑顔でいてくれ、サニー」
サニーと雷電の無線会話より
コートニーの無線で「快楽のために意味もなく人を殺すような人間じゃない」と言われ、雷電の声が震える場面もあるからね。
本当の殺人鬼だったら、そんなことを言われないし動揺しません。これは雷電が他者を思いやれる優しい人物だとわかります。
いくらMGS4のラストで幸せを願おうとも、妻のローズが臨床心理学を学んでいようとも、異常な幼少期のトラウマ払拭は難しく、現実でも戦争体験に死ぬまで苦しむ人だっています。
前述のとおり、雷電はMGS4後の就活中にサイボーグ差別をされてマヴェリック社に拾われた経緯があり、彼自身はすごく家族思いで「家族のために仕事をしている」と無線で語っています。
当初の路線とは異なるものの、MGS4のラストを踏まえた内容になっていますし、一般的な感覚ではないものの、過去と向き合って幸せは掴んでいるんですね。
そういった意味では、ある意味リアルな人間描写かもしれない。
それにボリスたちとも縁が切れたワケじゃないですから、今後も同志として連絡するのは容易に想像できます。
マヴェリック社のコネで仕事を回してもらったり、かつてのサムのように裏社会のボディガードやトラブル処理を請け負えば、収入と仕送りもおこなえますからね。
この低評価しか言っていない人は…
本当に今作を遊んだ?
改めまして今作を評価する際、
- 「メタルギアじゃない」
- 「ステルスじゃない」
- 「どうせ同人ゲー」
- 「ストーリーが短い(薄っぺらい)」
- 「MGS4のラストを台無しにしている」
- 「この雷電ではスネークも泣いている」
ほとんどこれ「だけ」しか言ってない場合、未プレイで動画で遊んだ気になっているエアプレイ・動画評論家か、熱狂的な小島監督ファンでほぼ間違いないでしょう。
今作のストーリー内容・展開を本編と比較して否定するということは、ある意味ではコジプロスタッフを否定するようなものです(ストーリーや無線の脚本はコジプロの人のため)。
「映像」で見れば確かに短いけど、無線を聞いていればMGS4のラストが無駄とか、薄っぺらいストーリーと感想を抱かないよ。
「熱狂的な小島ファン」とは?
熱狂的な小島監督ファンとは、監督が関わっていないメタルギアを認めず、ネットスラングでいう『信者』とよばれる人たちをさし、
- 小島原理主義者
- 小島秀夫信者(小島信者)
- (広義的な意味で)コジプロ信者
と、彼らは自称しています。
現に今作を(無線を無視した)ストーリー面で酷評する人のブログやツイッターを見ると、小島監督やMGSシリーズをほめちぎっていたり、上記の肩書きを自称しているケースが多いです。
本当に今作を遊んだかも疑わしいですね。
メタルギアに限らず、自分から信者を名乗る人にろくな人間はいないんじゃないかと。
もはやカルト宗教の信者
信者とよばれるのはダテではなく、本当にあれはカルト宗教で、小島監督は確かに素晴らしい脚本を書ける人ですが、同時に問題発言をすることも少なくなく、崇拝しようとは思えませんね。
別の記事でフランスのゲーム会社に訪問した際、元コジプロスタッフの人とも会うことができ、小島監督をこう言っていました。
「あの人は天才ですが、我(が)が強くて変わった人です」
フランスの某ゲーム会社に在籍する社員より
天才と変人は紙一重と言いますし、この記事で小島監督を悪く言うつもりはありません。
崇拝する熱狂的な小島秀夫ファンに対する意見なので。
「メタルギアが好き」ではなく…
「監督作品が好き」と
「メタルギアが好き」は違う
正直彼らはメタルギアよりも、「監督の作るもの」が好きなだけにしか思えません。
メタルギアが好きなら無線は絶対確認しますし、無線を聞けば、ストーリーは薄くないしMGS4からしっかり整合性が取られているとわかるんですけどね。
まだストーリーに触れつつも、カメラワークや操作性、ゲームバランス構成に評価の重きを置くレビューのほうが信頼できます。
耳の痛い内容が多いから?
余談ながら叩かれている理由はほかにも、
- 【自称愛国者】自分に自信がないから、国家と自身を同一化すれば、その国の国民というだけで自らを誇る自称愛国者。
- 【排斥思考】取り柄もない人がその国の国民であることを心の支えにし、社会運動や特定の国にバッシング・ヘイト行為。
- 【思考停止・情報弱者】誰かが言った意見や規範に便乗して身を委ねるだけの、信念を持たない
豚ども思考停止人間。
こういった無能な人、自己肯定感が低い人たちを、本作の無線やストーリーで辛辣(しんらつ)につつかれているからだとか。
痛いところを指摘されると逆上して攻撃する人っているからね。
総評:無線もしっかり聞こうね?
メタルギア好きなら
無線も聞くもの
評判を気にして購入を控えてしまうなら、非常にもったいないぐらいゲームで、斬奪の爽快感、魅力あるボスキャラクター、スタイリッシュなボーカル曲の数々、豊富な無線は聴き応えがあります。
斬奪システムは、同じくプラチナゲームズが出したWiiで唯一(ゆいいつ)のZ指定ゲーム『MAD WORLD』の自由度をさらに上げた感じとも言えるかもしれません。
全否定する人は「メタルギア好き」ではない
- 「メタルギアじゃない」
- 「ステルスじゃない」
- 「どうせ同人ゲー」
- 「ストーリーが短い(薄っぺらい)」
- 「MGS4のラストを台無しにしている」
- 「この雷電ではスネークも泣いている」
このようにネット・SNSで今作を全否定する人は、動画を見て遊んだ気になる人か、小島監督の熱狂的ファンによる食わず嫌いがほとんどです。
ストーリーに文句を言うのに、無線を言及しない人が多い。メタルギア好きなら無線もしっかり確認するし、これってプレイ動画しか見ていない証拠だと思う。
メタルギアが好きなのに無線を確認しないあたり、「メタルギアが好きなんじゃなくて、監督の作るものが好きなだけだよね?」な人たちなんですね。
しかし、2週目の配慮の甘さが気になる方や、MGSではなくMGRであると割り切れない人には苦痛でしょうし、メタルギア=ステルスだと固執(こしつ)する人にもオススメしません。
MGRはメタルギア「ソリッド」(MG“S”)ではなく、外伝のスピンオフです。
メタルギア=小島監督とセットに考えない「本当のメタルギア好き」か、逆にメタルギアに思い入れが少ない人、ムービーが長すぎて苦手、外伝だと割り切れる人は楽しめると思います。
ラスボスはイケメンかナイスミドルじゃないと無理という人にもオススメしない。非イケメンがいるからこそ物語は面白いのに。
見直された本作の評価
MGSVで一応シリーズが完結してからは、好意的な再評価をする声も大きくなっています。
海外では定期的に本作がネットミーム(流行)化し、2017年にトランプ大統領になった際、テクムセ作戦の概要がまんまトランプ氏の政策であったため、上院議員のコラ画像が話題になりました。
2022年には、「センシティブなシーンで上院議員がタックルで邪魔をする(Revengeance Status)」というミームが盛り上がりを見せていますね。
個人的にメタルギアシリーズで一番好きなのはMGRだったりするので嬉しい限り。日本では過小評価されすぎだったと思う。
自分はメタルギアが好きなのであって、小島監督や小島作品が好きというわけじゃないですからね。同一視していては、正しい評価なんてできません。
Revengeance Status | Know Your Meme
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プロフィール
赤竹ただきちTadakichi Akatake
仕事で「YMYL(医療・健康・お金)記事をほぼ生成AI任せに書く」という、「これありえないだろ……」という他社の事案に遭遇してしまい驚きを隠せない。
というのもGoogleは2016年にWelq事件があったから、YMYL記事に関しては独自性・信ぴょう性をかなり厳しくチェックするようになっているんだよね。
それにYMYL記事を生成AI任せに書くとペナルティになる可能性も発表していて、こういった記事では生成AIを使うのはいいにしても、検証・監修で補完することが必須。
これを理解せず「SEOを上げるお手伝いをします!」という業者がやるんだから、いくらなんでもリテラシーが低すぎる。それで検索ペナルティを受けたら損害賠償モノなんだけどなぁ。
イラストレーター・マークアップエンジニア(コーダー)・Webデザイナー・ライターのウサギ好き。多様な絵柄を描け、外国人でも絵でわかるマンガ、ウサギと口内描写にこだわりを持つ。
コーディングとWebデザインは両方可能。納期が短いなどいった案件では、「デザインとコーディングのアドリブ同時進行」という荒業もおこない、SEO施策を意識したマークアップも得意。
フリーランスとの進行ディレクション・指示や、面接担当の経験が幾度もあり、プロ・趣味問わず、絵描きを含めたクリエイティブの姿勢には少々シビア。
「自省・リテラシー・正しい批判の認知・意識向上」をライフワークとし、当サイト記事も「気づき・理解・学ぶ」を全体テーマとして執筆。
当サイトの記事は中学生でも理解できるように計算しながら執筆しており、ネット・SNS上で「わかりやすく参考になる」とご好評の声多数。
「言い訳せずに下手でも自分の弱さを認め、背かず自省して学ぶ意識を忘れない(=謙虚な)人」は、年齢・性別問わず好きなタイプ。
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