2020.12.20 2026.03.05

【現役解説】「WebPうざい」と言われても使い続けられる業界事情【画像】

WebP,Google,画像,拡張子,ウェッピー
© 1997- Google

サイト運営者・制作会社から重宝される『WebP(ウェッピー)』ですが、閲覧する人からは邪険(じゃけん)に思われているなど、双方の認識に乖離(かいり)がある画像フォーマットです。

  • WebPとはそもそも何か
  • なぜWebPは嫌われるのか
  • 嫌われても使われる理由

なぜ嫌われるのか、重宝される事情・理由を、マーケティング会社でWebデザイン・マークアップエンジニアを長年勤める自分が述べていきます。

個人見解です

ほかの意見もご参照ください

WebPとはなにか?

背景

ウェッピーって響きが
くせになる

モブウサギ

WebPってそもそも何なの?

2010年にGoogleが独自に開発した、GIF・JPG・PNGに代わる後継の画像規格にあたります。

ウサ子

『WebP(ウェッピー)』は2010年にGoogleが開発した、GIF・JPG・PNGに代わる画像規格です。

データが従来の拡張子と比べ、最大で半分になるぐらいに軽く、画像劣化も少ない」ところに大きなメリットがあります。

そもそもGIF・JPG・PNGは20世紀に作られた旧世代規格であり、サイト制作での画像大量配信・大規模化した現状において、従来規格ではWebサイト対応に限界があるんですね。

同じくGoogleが開発した『WebM(ウェブエム)』は、やっていること・目的は動画版WebPです。

WebP|Wikipedia

AVIFとWebPの違い

モブウサギ

海外のサイトだとAVIFとかいうのもありますよね。

AVIFは簡単に言えば、WebPの上位互換。今度は「AVIFがうざい」とか言われそうではある。

ただきち

2019年ごろには『AVIF(エーブイアイエフ)』が登場し、「AVIFはWebPの上位互換」です。

WebPと比較してまだ非対応環境が多いものの、AVIFはGoogle・Microsoft・Intel・Amazon・Netflixなどが共同開発したものです。

ゆえに、将来的にはWebPとAVIFのふたつが求められていくと思います。

WebP よりも軽量化できる AVIF とは?フォーマットの特徴や AVIF に変換できるツールを解説|FasTest

【次世代ファイル形式】WebPとAVIFどっちがいい?結論AVIFの方がいいです|mechalog

WebPがうざい・嫌われる理由

背景

嫌われるのは
相応の理由がある

モブウサギ

WebPはうざいし迷惑だからやめてほしいんだけど。

モブウサギ

WebPとかいちいち変換がめんどくさいんだよなぁ。

しかしネット・SNS上ではWebPへの苦言が2010年代後半から言われるようになり、ネガティブな意見も並ぶようになってしまいました。

WebPが嫌われる一番の原因は、「現状だと通常画像アプリケーションで開けない」ことですね。

「Googleが作った」なだけあってWebP未対応なブラウザ環境もあり、iOS Safariでは2020年に実装されたほどです(WebPの登場は2010年)。 

WebPを従来の画像拡張子に変換するアプリケーションやオンラインサービスはあっても、手間がかかってめんどくさいものです。

自分も絵を描く資料集めで画像がWebPだと、「WebPかよ……変換しなきゃ」ってなる。

ただきち

その落胆ぶりをMacユーザーにわかりやすく言うならば、「ダウンロードしたらMacでは基本的に開けないexeファイルだった」に近いでしょう。

Safari 14、新たに 「WebP」 形式の画像をサポートへ JPEGと比べ画像サイズが約30%少ない画像形式|CORRIENTE.TOP

それでもWebPが使われる理由

背景

サイト制作では
ありがたい存在

モブウサギ

WebPってなんで使われているの? 今までどおりJPGとかPNGを使えばいいのでは?

WebPのほうがJPGのように劣化しにくいし、PNGのように高画質でも容量が重くないからだよ。

ただきち

WebP使用は重ねるように「高画質でも容量が軽く劣化も少ない」ことと、「2020年代以降のサイト制作で旧世代規格は不都合」だからです。

サイト制作の業界・運営では常識の話ですが、

  1. サイトの容量は軽くし、極力1〜2.5秒以内に表示されなければならない。
  2. なぜならSEO(検索最適化)評価が低下するし、5秒以上かかると離脱率も上がる。
  3. しかし画像は重いデータの宝庫。画像が多ければ遅くなってしまう。
  4. かといって画像を小さくすると、今度は高画質ディスプレイに耐えられない。
  5. GIFは画素数が足りず、JPGは軽くすると劣化、PNGは重たすぎる。
  6. また画像を大量配信するサイトで旧世代規格だとサーバー負荷にもなる。
  7. 軽くて劣化も少なく、高画質画像の大量配信となると、WebPを使うしかない。

ゆえに今のサイト制作ではWebP適用をするのはほぼ当たり前であり、この最適化指標・作業を業界の専門用語で『コアウェブバイタル』といいます。

細かく言うと『LCP』に分類されるけど、コアウェブバイタルの記事ではないので詳細は省略。

ただきち

GoogleもWebP適用を推奨

WebP,Google,画像,拡張子,ウェッピー
© 1997- Google
モブウサギ

WebPって不要になったり廃止されたりする?

Googleが使用を勧告しているからまず無理。SEO・サーバー負荷施策ならWebPが必須になる。

ただきち

Googleが提供する『PageSpeed Insights』という表示速度計測サイトでも、WebP適用は推奨されていて、していないと「次世代のフォーマットを適用してください」と改善注意をされます。

モブウサギ

まだJPGとかPNGみたいな時代遅れのヤツ使ってるの? 今の時代はWebPなのにダサいね!

砕けた・大ざっぱな表現をするとこうなり、厳密に言えばWebP限定ではなく、「次世代の『早く表示できる』モノを使いなさい」ですね。

SEO施策でLCPのページ速度改善は重要指標ですし、SEOで大切なのは「コンテンツの質」と「ユーザビリティ」にあたり、WebP実装は後者です。

サーバー負荷対策にもつながりますから、WebPはサイト制作だと「優しい」存在なんですね。

PageSpeed Insights|Google

最後に:気持ちはわかるけど切実な事情もある

背景

お互いのすれ違いが
切ない…

モブウサギ

なぜWebPって制作者と閲覧者でこうも意見が正反対なんですか?

仕様書に従うのと利便性は別物だから。運営・制作者はGoogleには逆らえない宿命なんだよ。

ただきち

以上、WebPにおける現状と事情を解説しました。

運営者側からは重宝される一方、閲覧者側からはダウンロードしても扱いにくいと嫌われがちであり、いまだ双方の溝が深いんですね。

Webの仕組みや業界を知らない人からはWebPは邪険にされがちではあるものの、

  • なぜ高画質の画像をスマホで2秒以内に表示することができるのか?
  • なぜ大量の画像を表示してもパケットがそこまで圧迫されないのか?

これらはWebPだからこそ受けられる恩恵のひとつでしょう。重たい情報を削減できるため、サーバーの負担低減にもつながっています。

このようにWebPは、「恨まれるぐらい嫌われるけど、見るぶんには優しい存在」なんですね。

2020年現在は大多数がスマホで閲覧する時代ですし、GIF・JPG・PNGは20世紀の規格です。従来のものでは時代に対応しきれないんですね。

SEO重視ならGoogleに絶対服従

モブウサギ

WebPを使うとか、どうして陰湿な嫌がらせばっかりするのさ?

制作者だって好き好んで嫌がらせをするワケがない。ただSEOを狙うならGoogleに絶対服従。

ただきち

SEOの世界は、知らない人からは想像できないぐらい苛烈(かれつ)な椅子取り合戦であり、いかにGoogleへ媚(こ)びられるかです。

WebP未使用だから極端に転落することはないにしても、しないよりはしたほうが無難です。

当サイトもいくつもの単語で1位や上位を何年もキープしているものの、裏を返せばGoogleに尻尾を振りまくってヘソ天した結果です。

世の中にはJPGなどのままでも上位に取れているサイトはありますが、

  • 独走】競合相手がほとんどいないため、特に施策をしなくても上位を取れる。
  • 企業ドメイン】企業サイト・サービスは構造的(被リンクなど)に強くなりやすい。

こういった事情が絡むことも大いにあり、皆が皆ひとり勝ち状態・企業ドメインではありません。

業界事情を一般の人が知るワケがないので不満は理解できる一方、Googleは画像の保存性よりも、「いかに早く表示できるか」を重視します。

WebPはGoogleが推(お)すだけに、業界だと使用はほぼ常識です。

従来の拡張子のように簡単に開ける仕組みがより増えれば、WebPを嫌ったり冷ややかに見られるのも次第になくなるでしょう。

当サイトもWebPですけれど、作品投稿・支援サイトでは従来どおりJPGで公開しています。気になる作品があればそちらも覗いてみてください。

記事・作品が気に入ったら
SNSシェア・引用

利用規約について

本利用規約(以下「本規約」といいます)は、赤竹ただきち(以下「当管理者」)の著作物、または運営するWebサイト「ウマコセドットコム」(以下「当サイト」)の利用条件を定めるものです。

当サイトの閲覧および、当管理者の著作物利用で本規約に同意したものとみなされます。

第1条:適用

本規約は、当サイト閲覧・当管理者の著作物利用(複製・引用・転載・解析・AI利用なども含む)に関する一切の行為に適用されます。

第2条:シェアについて

当著作物・作品をシェアする場合は出典を明記してください。

内容の恣意的な改変や創作、攻撃的言動・当管理者や他者の誹謗中傷目的など、モラル・マナーに反しない範囲に限り、シェアやご意見・ご感想などを自由に述べていただけます。

第3条:引用・転載

当著作物の流用・抜粋・引用などにおいて、当管理人までの申告は原則不要です。

当著作物の引用には法的条件(公表物・引用の明示・出典元明記・補足使用・必然性・改変しない)を満たす必要があり、満たしていない場合は無断転載とみなされます。

記事・動画作成などにおいて、当サイト記事を参考にとどめて文章を創作した場合、URL記載は任意です。要約の一部改変は、記事の目的・意図を大幅に変えなければ可能とします。

当作品の引用・転載はURL記入、もしくは当管理者名・アカウント名などの記載をお願いいたします。支援サイト有償公開コンテンツの二次利用・転載は固くお断りいたします。

第4条:キャラクターの使用

当サイトのオリジナルキャラクターは創作性が高い非営利の個人に限り利用できます。非営利・個人の定義はこちらをご参照ください。

AIを利用せず制作費・人件費の範囲内なら、有償配布・支援サイト掲載も可能とします。

第5条:著作権

当サイトは著作権の侵害を目的とするものではありません。スクリーンショットや二次創作元の知的所有権は各権利者・団体に帰属し、各利用規約を確認した上で掲載しています。

当管理者が作成した文章・画像・デザイン・オリジナルキャラクターや作品などは原則、ご依頼でも著作権は当管理人に属し、日本の著作権法および国際条約により保護されています。

ただしVTuberなど、権利者ご自身、または二次創作元のキャラクターなどの知的財産権は、当管理者ではなく元の権利者に属します。

有料二次創作は権利元の創作ガイドライン厳守を努めていますが、問題があれば当サイトのお問い合わせよりご報告ください。

第6条:AIの利用

当管理者の著作物は、解析・研究・個人的利用などの目的において、AIその他の技術の入力・学習対象として利用される可能性を、当管理者および利用者は相互認識するものとします。

当著作物・作品のAI利用自体を一律に禁止しませんが、AI生成物で当管理者の創作物だと誤認、有償利用などは固くお断りいたします。

前項に該当する行為は、著作権侵害・不正競争防止法違反・または人格権侵害等に該当する可能性がありますのでご注意ください。

第7条:禁止行為

以下の行為が見られた場合、個別連絡や法的処置などの対応をする場合があります。

A.二次利用・加工・改変

当サイト画像・作品・文章などの悪意ある二次利用・加工・改変行為、名誉毀損・反社会的など、社会通念上問題のある目的での利用。

法律で認められる引用範囲から逸脱した、当管理者のコンテンツ・作品を無断で複製・転載・公衆送信・再配布・販売・改変行為の禁止(引用元を明記しない記事・動画の作成など)。

B.AI生成物の悪用

当管理者の作品・メイキング・設定画など、当著作物、またはその表現上の特徴をAIに利用し、当管理者が創作・関与したかのように誤認、またはAI生成物の有償販売など。

当管理者の名前・サイト名・作品名等を無断で用いたAI生成物の利用行為。

C.歪曲・誹謗中傷

単語・見出しに反応、過度な歪曲・脚色などの不適切なシェアや、当サイト・他者・企業などの誹謗中傷目的での引用。あおり・マウントといった、人格・風評を著しくおとしめる行動の禁止。

D.その他

その他、社会通念上・公序良俗に反する行為や、当管理者が不適切だと判断した場合。

第7条:トラブル・免責事項

当サイトの掲載情報について、正確性・完全性・安全性を保証するものではありません。

シェアなどが要因で発生したトラブルなどについては、一切の責任を負いかねます。あくまでも参考・一意見として扱ってください。

当管理者まで直接ご連絡を希望される場合は当サイトのお問い合わせからご連絡ください。

第8条:規約の変更

当管理者は必要と判断した場合に限り、事前通知をすることなく本規約を変更できるものとします。変更後の規約は、当サイトに掲載された時点で効力を生じるものとします。

第9条:準拠法および管轄

本規約の解釈は日本法を準拠法とします。また、本規約に関して生じた紛争については、当サイト運営者の所在地を管轄する裁判所を専属的合意管轄とします。

米国その他の海外法域における著作権侵害の申立てにおいて、米国デジタルミレニアム著作権法(DMCA)に基づく場合があります。

DMCAに基づく申立ては、海外プラットフォーム、検索エンジン、ホスティングサービス等に対する削除要請が目的であり、本規約の準拠法または管轄を変更するものではありません。

DMCA申立てを行う場合、当管理者が当該著作権・正当な権限を有することを前提とします。

制定日:2017/2/24
改定日:2026/1/4

シェア・引用の前に「規約・ポリシー」をご一読ください(同意したものとみなします)。

特定の単語・見出しで全体を判断したり、内容の過度な歪曲・脚色行為、他者を誹謗中傷・バッシング目的のシェア・引用は固くお断りいたします。

シェア・引用内容が問題・風評被害行為だと判断した際、個別にご連絡を差し上げる場合があります。

社会通念上のモラル・マナー・礼節の範囲内であれば、ご連絡することはございません。シェア・引用をしていただきありがとうございます。

プロフィール