2019.10.19 2026.09.27

【ネット私刑は何が悪い?】問題の本質と歴史は繰り返すという事実【一億総探偵】

雑記

悪質クレーマーや迷惑行為、詐欺やあおり運転、問題発言、不祥事などが報道されると、

モブウサギ

これは許されることじゃない。被害者がかわいそうだ。

モブウサギ

なぜこんなことをしたのか。どんな親に育てられたんだろう。

と、大多数が思うでしょう。これは自分もそうですし、人としてあるべき善い感情です。

しかしながらネット・SNSを中心に、実名・容姿・住所・会社など、個人情報を拡散する『ネット私刑(さらし上げ)』という制裁行為があります。

実名情報をさらす場合は『実名さらし』、情報特定をおこなう人たちを『特定班』とよばれます。

私人逮捕系(一般人による逮捕行為)や暴露系動画も、本質的に考えればネット私刑のひとつ。

ただきち
  • 〇〇炎上の犯人は誰?
  • 〇〇事件の容疑者を特定!
  • 〇〇の本名、顔写真、経歴は?
  • 〇〇の素性がヤバイ!
  • 〇〇の問題行動や炎上まとめ

検索すると上記のような見出し・内容で肯定するまとめや反応集も珍しくない一方、こういった話は古代の歴史でも繰り返されているんですね。

これを2026年の某事件では、『一億総探偵』という皮肉めいた表現でも揶揄(やゆ)されています。

CHECK!

当記事は記載した該当者を叩くことではなく、客観的観点から問題を理解して学ぶこと。

また上記が記事の主題であるため、そこを前提としてお読みいただけますと幸いです。

この前提定義は大切。マクロ(広義的)な視点で理解しないと問題の本質を把握できないよ。

ただきち
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法的観点からの私刑行為

背景

私刑は法律で
定義されている

モブウサギ

ネット私刑は警察や司法が動かないからだ。みせしめや犯罪抑止力として必要だと思う。

モブウサギ

だったらメディアでぼかしや黒塗りをすべきではない。国民の知る権利を阻害している。

モブウサギ

マスコミ・週刊誌だって同じことしている。やってるんだから問題ないしおかしくないじゃん。

さらして犯罪抑止になる統計は見たことがない。「代行・同じ行為は問題ない」は子供の発想だよ。

ただきち

日本国憲法を調べると、私刑行為は日本国憲法第31条で禁止されていると記載されています。

ただし日本国憲法は刑法・民法とは違い「国家の基本ルールを定めたもの」とされ、私刑をしたから31条に違反という話ではないとのことです。

とはいえモラル的に問題なことに変わりなく、名誉毀損(きそん)とされた判例も見られます。

「公表情報から評論」と、「バッシング・誹謗(ひぼう)中傷」は別問題です。仮に私刑行為が許されるのはフィクションだけでしょう。

私人逮捕は刑事訴訟法212条で認められますが、さまざまな条件を満たすのが必要とのことです。

ウサ子

【日本国憲法第三十一条】
何人も、法律の定める手続によらなければ、その生命若しくは自由を奪はれ、又はその他の刑罰を科せられない。(原文ママ)

e-Gov法令検索

私的制裁の禁止|おくだ総合法律事務所

SNSでの晒しは名誉毀損!?迷惑行為を晒すのもNG!|弁護士法人・響 Presents 島田秀平と古藤由佳のこんな法律知っ手相

ちょっと待って!ネットでの「晒しあげ」|LEGAL US

「万引犯の疑い」顔公開は何がマズかったか 私刑や実力行使は法で認められていない | 東洋経済オンライン

「ガラケー女」デマ拡散、元市議に33万円の賠償命令|朝日新聞

私人逮捕とは|一般人でも逮捕できる要件と4つの事例を解説|ベンナビ刑事事件

「私人逮捕」系ユーチューバーの男、名誉毀損容疑で逮捕 警視庁|朝日新聞デジタル

犯罪者に対する「ネット私刑」、6割以上が「理解」 J-CAST調査|J-CAST

ネット私刑の本質は負の連鎖

背景

向ける感情・対象が
違うだけ

モブウサギ

クズクレーマーは死ね! 犯罪者のゴミは死刑にしろ!

モブウサギ

自業自得だろ! 叩かれて当然だし特定して追いつめろ!

モブウサギ

叩かれて当然。嫌ならはじめからやらなきゃいいじゃん。

「やる偽善」でも「正義」でもない。結局はスッキリする「答え」と「悪」が欲しい他人事なんだよ。

ただきち

向ける感情・対象が違うだけで、本質は誹謗中傷・バッシングの正当化であり負の連鎖です。

合法なら正義とは主張しないとはいえ、そのような行為は問題になり、「ネット私刑をする・支持する連中を許さない」と彼らをさらす人も同じです。

まとめサイトや動画配信だとアクセス数・収益目的が多く、二次被害が発生しかねません。

  • 「団体や役所に大量の通報」
    → 正常業務の支障で他業務が遅れる。
  • 「特定班による推測判定行為」
    → 無関係な人物だったらどうするのか。
  • 「問題アカウントのさらし上げ行為」
    → 親族や関係者・子供などの風評被害。

そしてある程度時期が過ぎれば、旬の過ぎたオモチャのように関心を示さなくなりますからね。

「答えがわからない曖昧(あいまい)さ」も彼らは嫌い、ウワサ・不確定・デマでも、答えがわからない不快感を消せるなら簡単にうのみします。

一億総探偵と揶揄された状況も、根底としては同じような大衆心理が働いているそうです。

現に心理学では『認知的完結欲求』『確証バイアス』とよばれ、ノンフィクション推理ゲーム・消費コンテンツ化する要因とされます。

「正しい情報か疑う」とよく言うけど、「わからないものはわからないと認める」のが重要だよ。

ただきち

バッシングや誹謗中傷を助長してしまう!?『没個性化現象』|株式会社SBSマーケティング

「認知的完結欲求」が低いほど成功する理由 〜なぜトップリーダーは小説を読むのか〜|STUDY HACKER

認知的完結欲求尺度の作成 と信頼性 ・妥当性の検討(PDF)|2003, 筑波大学, 鈴木公基 桜井茂男

確証バイアス|一般社団法人日本経営心理士協会

「やっぱり私は正しい」仮説に合った証拠を集めてしまう「確証バイアス」|幻冬舎plus

有名人の一般人さらし上げ問題

背景

有名人の
さらし上げ問題

モブウサギ

私たち有名人にも人権はあるし、自分の身を守っているんだ。

水面下で対応・報告するのが社会人だよね? なぜハイリスク・非合理的行為をわざわざ選ぶの?

ただきち
  • 【某歌手】盗撮した相手のアカウントを名指しで投稿・拡散させる。
  • 【某お笑い芸人】一般人が相方の苦言を書いたので、あおって応酬。
  • 【某歌手】投稿の一部分を感情的に拡散。それを見た人が当事者へ誹謗中傷。
  • 【某元子役】上記の投稿を見て、当事者への誹謗中傷に持論展開して加担する。

SNSでは有名人が一般人の書き込みを引用してさらし上げたり、オープンに返信して暴言を吐くことがあり、こちらも本質はネット私刑と同じです。

いじめグループのリーダーが取り巻きを使って、集団攻撃をして報復する構図と変わりません。

問題視されて今度は自分自身が炎上し、「誹謗中傷は法的処置をとります」など、他人に厳しく自分に甘い不誠実な姿勢は繰り返されています。

  1. リテラシー不足から一般人をさらす
  2. 相手の誹謗中傷・デマに対応しない
  3. それがきっかけで有名人も炎上
  4. 「誹謗中傷は法的処置をします! 」

「有名税」は免罪(めんざい)符にならないのは同意ですが、そこは分別して考えるべきです。

なお、あえて名前を伏せ実例を書くのは冒頭で述べたように、「マクロな視点で問題を考えるのが目的で、叩く目的ではない」からです。

ネット・SNSは車や包丁と同じです。正しく使えば便利で価値のあるものですが、間違った使いかたをすれば人を傷つける凶器になります。

「有名人のバッシングだ!」と思った人は記事を読んでいない。批判・誹謗中傷の区別はすべきだね。

ただきち

さまざまな行動原理・心理説

背景

あくまで仮説

なぜ特定班という存在や、ネット私刑やさらし行為などを賛成するのかを、考えられる行動原理・心理説で言われていることを述べていきます。

あくまで医学観点・経験からの「考えられる要因・傾向の仮説」で、レッテル貼り・病気・障害と決めつける意図はないことはご留意ください。

歪んだ正義感説

  1. 日ごろから日常や社会・自身に不満
  2. はけ口が欲しい(一次感情)
  3. 許せない+発散したい感情(二次感情)
  4. 制裁行為で一時的な快感・発散
  5. 一過性でまた溜まって繰り返す

「彼らの正義感とは、相手よりも自身に問題がある二次感情の背景がある」という仮説ですね。

『スマイリーキクチ中傷被害事件』から考えてみましょう。20世紀末から21世紀初頭にかけ、「ある凶悪事件の犯人」と濡れ衣を着せられ、10年近くも心ない誹謗中傷を受け続けた事件です。

モブウサギ

ネット・暴露本にだまされた。最初にデマを書いた奴が悪い。

モブウサギ

離婚してつらかった。彼は中傷されただけで、自分のほうがつらい。

モブウサギ

キクチは芸能人だからいい。自分は一般人で将来もあるから嫌だ。

CHECK!

「情報の精査・自分で考える・情報を疑う能力」が欠けている(=リテラシーが低い)。

誹謗中傷だと判明して説明が求められると、反省よりも保身・被害者意識に走ります。

キクチ氏自身も自著で述べたようにリテラシーが低く、攻撃的・過激な人ほど精神的に孤立しているのは統計学・心理学でも指摘されており、加害者たちは最後まで謝罪しなかったそうです。

先述したように曖昧・不確定も嫌い、安直な「答え」と「悪」を求める心理構造も同様です。

スマイリーキクチ中傷被害事件|Wikipedia

ネット中傷の三段活用…最後は「死んで証明しろ」【スマイリーキクチさん・上】|弁護士ドットコム

中傷被害を乗り越え「ネットの力をプラスに活かしたい」【スマイリーキクチさん・下】| 弁護士ドットコム

人は、なぜ他人を許せないのか?(株式会社アスコム)|中野信子, 2024

極論を振りかざす「極端な人」の正体(光文社新書)|山口真一, 2020

不満・生理的要因説

  • 居場所がなく日常がつまらない
  • 歪んだ幼少期を送ったいじめられっ子
  • 腹を割って話せる友人・仲間がいない
  • 仕事で認められず社会で孤立
  • 考えることが苦手で誰かの判断に依存
  • ホルモンなどで精神の波が激しい
  • 認知症で自制心が効かなくなっている

二次感情の話とつながる部分で、自身を客観的に見られないメタ認知が低さや環境の不満、生理的要因による衝動などの要因ですね。

2010年代までは負け組や社会不適合者の仕業と言われがちだった一方、普通の人や高学歴も少なくないと、キクチ氏や山口真一氏は述べています。

一方で2024年、医療従事者のさらし上げ・誹謗中傷した多くが無職・生活保護・精神疾患持ちの中高年男性(=弱者男性)という指摘もあります。

「反ワク=弱者男性と一括りにするな!」と反論した当事者たちは文章・文脈を読めていないよね。

ただきち

問題はそれを理由に攻撃・誹謗中傷したことであり、反ワクチン自体は個人の自由ですからね。

ウサ子

忽那先生が反ワクチンに対して訴訟を起こした件が決着と

厳選された50人の反ワクチン誹謗中傷アカウントへ民事で勝訴するも、大多数が無職・生活保護・精神疾患で支払い能力のない中高年男性であり、踏み倒しもしくは少額ずつの分割支払いに。… pic.twitter.com/SFZAIw9qJt

— たぬきち (@Tanuk_Ichi) May 6, 2024

【心理士監修】自己肯定感が低い人の特徴と原因、感情に振り回されないための方法を解説|コグラボ

引き下げの心理|一般社団法人 銀座カウンセリングルーム

自己肯定感の低い人が「イライラ」してしまう理由|Heart Life

前頭葉の機能低下を疑う症状 |ブレインケアクリニック

成功者とそうでない人との差は「思考習慣」にあり。危険なタブロイド思考とは?|ライフハッカージャパン

「脳腫瘍で別人格」40代男性を支えた妻の受難 夫の介護と子育てをしながら公務員になった|東洋経済オンライン

認知症の影響で攻撃的になる?攻撃的な言動の理由と対処法|朝日生命

女性ホルモンとPMS(月経前症候群)|DRAGユタカ

更年期障害|公益社団法人 日本産科婦人科学会

発達・精神障害説

  1. 【白黒思考】0か100の極端思考で考え、感情コントロールもできない。
  2. 【絶対に正しい】「私は正しい」の認識が強く、他人に厳しく自分に甘い。
  3. 【被害者意識が強い】被害者アピールや粘着・ストーカー行為までおこなう。
  4. 【拡大解釈】「だろう」「傾向」を、「決まっている」「全員」に意味を変える。
  5. 【知識が偏(かたよ)る】調べかたに偏りがあり、独善的・偏った知識になる。
  6. 【文脈が読めない】行間や文脈が読めず、見当違いな持論展開をする。

発達・精神障害が起因する場合もあり、医学的見地の傾向は上記が数多く指摘されています。

「症状・障害・病気だから」と努力しない言い訳は論外で、同じく生きづらさを持ちながらも頑張る人たちまで心証を悪くなるだけです。

『正義潔癖症』の側面もあり、自称発達障害の人との実体験だと、正当性を主張するも自己矛盾が多く、報復しないと気がすまない感じでした。

ルールに外れる・同意しない行動がひとつでもあれば許せない姿勢は、まさに潔癖症でしょう。

私は正義感と潔癖性というのは似たところにあって、目に見えているものをある法則に従い整った状態にせずにはいられないという心理だと感じる。画面についた指紋がどうしても許せないのと、違うことを言っている相手が許せないのが一緒に見える。

— Dai Tamesue 爲末大 (@daijapan) November 15, 2015

アスペルガー症候群(自閉症スペクトラム:特に積極奇異型・尊大型とよばれるタイプ)|ブレインクリニック東京

統合失調症|厚生労働省

パーソナリティ障害(境界性・自己愛性・反社会性などといった一部のもの)|厚生労働省

ネット私刑のビジネス・娯楽化

背景

現代社会の闇

モブウサギ

真犯人特定への仕方のない犠牲。早く真犯人捕まれよ。

モブウサギ

冤罪は運が悪かっただけ。まぎわらしいことをしていたからだろ。

モブウサギ

間違ってたら謝らずに消せばいい。どうせみんなやってる。

「いじめ相手をいじめている」だけあり、ビジネスに踊らされている可能性も考慮しましょう。

ウサ子

そして私刑感情から広告収入を得るのが、まとめサイトやYouTubeの反応集などで、先述した「私人逮捕系」「暴露系」と称した動画発信も同様です。

2019年の高速道路あおり運転にて、拡散された女性が無関係と判明すると、謝罪・訂正せず消した運営者が多く見られました。

2019年の神戸の教師いじめでも、謝罪文を赤ペン添削 、生配信して学校突撃 する行為もあり、「いじめを面白がっている」行為です。

結局彼らは世の中・正義と考えおらず、「金稼ぎのネタ・消費コンテンツ」でしかなく、需要がなければお金にならず書かないですからね。

これらは『アテンションエコノミー』といい、感情に刺激するコンテンツは利益になるんですね。

  • 「ニュースのコメント欄が過熱する」
    → 回遊数や閲覧数が広告収益になる。
  • 「SNSで炎上してリプ祭りになる」
    → SNS内の広告表示数が稼げる。
  • 「刺激的な動画で再生数が増える」
    → 収益化していれば広告収入。
  • 「切り抜きやまとめが拡散される」
    → これも広告収益になる構図。

これらはすべて「それだけ広告が表示されたり、押されて利益になる」ということです。

正しい行動で動いているように見えて、「金のなる木」として無自覚に利益を出す人力ツールになっているさまは、資本主義の闇を感じます。

資本主義や広告収益が悪と言いたいのではなく、仕組みを理解せず流されているのが問題です。

赤ペン先生気取りは承認欲求目的とは思うけどね。ただSNS運営者からしたら「いい金づる」だよ。

ただきち

ネットの“ぬれぎぬリンチ”深刻化 「いつか犠牲者出る」被害者の恐怖 加害者にならないために|西日本新聞

アテンション・エコノミーの広まり|総務省

アテンションエコノミーとは 注意したい情報の質と過剰な誘導|ELEMINIST

The Attention Economy and the Collapse of Cognitive Autonomy|Georgetown Law

「ドラクエをやってるイメージ」で月収100万円 “トレンドブログ”運営者が語る、その実態とは|BuzzFeed News

新型ウイルスでもネットに拡散 トレンドブログを追跡した(アーカイブ)|NHK NEWS WEB

公判でガーシー被告、暴露系動画配信「金借りてた友人に誘われ断りにくかった」「二度とやりたくない」|読売新聞

東須磨小・加害教員の謝罪コメントが炎上…何が悪かったのか「謝罪マスター」に聞く|MSNニュース

学校の前で加害教師に“生電話”?YouTubeで投稿…「単なる悪ノリにしか思えない」|MSNニュース

【ネット広告が気持ち悪い?】不快な広告が増える理由は人間心理を突く設計にある【解説】

歴史は繰り返す?

背景

人は過ちを繰り返す

モブウサギ

ネット私刑のような行為って昔からありますよね。

昔どころか古代から人類は似たようなことをしている。21世紀になって形が変わっただけ。

ただきち

CHECK!

科学技術が進歩しても人間の知性は進歩せず、知性の総量は今も昔も変わらない。

私刑自体は昔からあり、たとえば中世の魔女狩りがそうで、文明・モラルも発達した21世紀ではネット私刑に形を変えたとも言えます。

絵画や歴史の教科書でも、容疑者や罪人をいたぶったり処刑するのは庶民の娯楽で、古代ローマ時代のコロッセオは、「罪人や剣士を殺し合い、観客は安全圏から面白がる」ものでした。

  • ウラどり・整合性確認をせず断罪
  • 物事を単純化した善悪で判断する
  • 周囲に同調して責任の重みが薄れる
  • 安全圏から攻撃される様子を娯楽化

このように、古代だろうが21世紀だろうが、大衆の行動原理は同じと理解できるでしょう。

繰り返し「答え」と「悪」を求めていると説明しているものの、なぜなら大衆は基本、不明瞭な情報・論理的分析を避けるそうなんですね。

自分で考え続けるとは脳に負荷がかかりすぎるため、単純化やうのみなど、ラクをしようとします。

結果として「こいつが悪」みたいな二元化が発生し、特にSNSで私刑行為がヒートアップするのは、SNSというシステム・構造自体が都合のいい意見を集めやすい仕組みだからです。

それを「私刑ビジネス」として金稼ぎシステムと化しているのが、現代ならではの問題ですね。

「誹謗中傷には誹謗中傷で返せ!」と言う人もいるからね。ネタか本気かは知らないけれど。

ただきち

陰謀論や、反ワクチン論。科学的な「正しさ」では動かない人とどう向き合うのか。|ハフポスト

陰謀論の蔓延はコロナのせい?…人は孤立して不安な状態にある場合、陰謀説を信じやすくなる|Business Insider Japan

「コロナ陰謀論」で日本に広がるデモ活動の真意、孤立を狙った落とし穴とは|ダイヤモンド・オンライン

確証バイアスとは? 意味、その他の認知バイアス、具体例、改善方法、ビジネスシーンで活用する方法について|カオナビ

エコーチェンバー – 令和5年版 情報通信白書|フィルターバブル|総務省

最後に:ネット私刑は必要?

背景

本質を見ないから
なくならない

モブウサギ

ネット私刑の何が問題ですか?

誹謗中傷・バッシングの正当化だから。ビジネス・娯楽化した「答え」と「悪」が欲しい他人事だよ。

ただきち
  • 【リテラシーが低い】調べる力・考える力・疑う力が乏しい。
  • 【正義感は二次感情】正義感を盾にするが、根底は個人的問題や孤立が多い。
  • 【白黒思考】物事を二元化・単純化し、グレーや曖昧を許さない潔癖気質。
  • 【誹謗中傷中毒】特定・さらし・叩きが発散・快楽行為になっている。
  • 【ビジネス・娯楽化】ネット私刑そのものがビジネス・娯楽と化している。
  • 【自己保身】被害を受けた当事者への謝罪はなく、自己保身、証拠隠滅を図る。
  • 【叩き棒】対象はなんでもよく、わかりやすい「答え」と「悪」が欲しいだけ。

CHECK!

ネット私刑の本質・実態は「誹謗中傷・バッシングの正当化」であり、負の連鎖。

問題・事件・不祥事に「許せない」「被害者がかわいそう」と思う自体は人として正しい反応である一方、昨今見かけるネット私刑の数々は多くの問題を抱えているのが現状です。

日本国憲法第31条の考えに背く行為とされ、名誉毀損などが適用された事例もあります。

またデマ・誤認だと無関係を装い、無断削除や他責するのも、ネット私刑が問題になる理由のひとつになり、情報発信への覚悟と責任がありません。

彼らを開示請求したら、謝罪より先に自己保身や不幸アピールすることが少なくないそうです。

日常や社会の不満解消・ただの娯楽・ビジネスとして、答えと悪が欲しい他人事なんですね。

技術が進歩しても人間の知性量は変わらない

モブウサギ

正当な批判で誹謗中傷ではない。正しいことをして何が悪い。

モブウサギ

都合のいい意見しか許さないとか、情報統制国家か何か?

モブウサギ

メディア・週刊誌も同じことやってるし彼らも処罰しろよ。

モブウサギ

司法や警察が情報を隠すからだ。知る権利があるだろ。

技術が進歩しても人間の知性量は変わらない。日本の従順な善人が美徳とされるのも要因じゃない?

ただきち

しかしネット私刑賛成派・必要悪派はそう思っておらず、「善人から外れた悪者」と認定して攻撃し、娯楽にしてビジネスにするんですね。

さらして叩く行為に犯罪抑止のメリットがあるのか、そこを納得できるエビデンス(根拠)や統計で説明できている人は見たことがありません。

「清く生きる善良でまともな人」と言わんばかりですが、自省せず開き直る時点で破綻しています。

時代や環境が違うだけで、中世の魔女狩りや古代ローマのコロッセオと本質的に変わらず、許されるのはフィクションの世界だけでしょう。

これらを求めて正義感を楽しむ「金稼ぎのカモ」がいる限り、「金のなる木」でなくなりません。

本質を見ないと連鎖は止まらない

モブウサギ

ネット私刑をする人に共通する特徴・心理はありますか?

他責的・他人軸依存・精神的孤立・日常の不満など、ビジネス目的じゃなければ本人の問題が大半。

ただきち
  • 心に闇があり日常・社会に不満がある
  • 自分自身に問題があり社会から孤立
  • 「わからないものはわからない」を認めない
  • 思考嫌いでラクを前借りする他人軸依存
  • 精神・発達障害持ちで思考が偏る
  • 閲覧数・広告収入目当てのビジネス

ネット私刑をする人、さらし上げを支持する人、特定班とよばれる人は上記傾向があります。

「情報を疑う」以上に、「わからないものはわからないと受け入れる」姿勢や、「安直に答え・悪を求めようとしない」のも重要と思いますね。

また私刑ビジネス(アテンションエコノミー)になっていることも理解すべきでしょう。

「ネット私刑をする人を許せない」と叩く人も問題

モブウサギ

ネット私刑をする人を名指しで公表する人もいますよね。

立場が違うだけで同類。「さらして叩く人を、同じようにさらして叩く」って笑えない皮肉だね。

ただきち

CHECK!

該当者のさらし・叩きが目的ではなく、客観的観点から問題の本質を理解して学ぶこと。

当記事をネット私刑賛成・支持派をあおったり、叩く目的で引用する方を定期的に見かけます。

しかし冒頭から何度も言うように、マクロな観点で本質を学ぶことがこの記事のテーマです。

「ネット私刑をする奴らを許せない」と攻撃的な態度をとるのは、立場が違うだけで根っこはどちらも同じレベルの行為でしかありません。

自分軸で考え続けている人ほど、その風潮すらもしっかり疑って客観的に分析しますからね。

なお、自分はWebマーケティング業界にいて感情を刺激するコンテンツがお金になることを知っていますし、精神衛生の観点でもネット・SNSの利用頻度は下げるようにしています。

余談:記事の本質を理解していない

モブウサギ

あなたこそ、この記事で有名人の〇〇をネット私刑している!

なぜ「マクロに考える」と最初に前提定義したのか。意見なら意図を理解して言ってほしいかなぁ。

ただきち

余談として記事を見た人からメールで反論されたことがあり、記事の前提定義を理解していれば、このような意見を出す自体がありえません。

理路整然していれば意見・指摘は歓迎ですが、冒頭の前提定義を読み飛ばし、アドレス削除で返信拒否をする言い逃げをされましたね。

反論は批評材料で載せましたが、メール送信者に報復・私刑をしたいのではなく、彼のように意見に責任を持たない極端な人が目立つということです。

「正しく批評すること」と、「不当に傷つけ叩くこと」は別問題なのを改めて留意してください。

当サイトでは言い逃げの場合、このように批評材料と扱う場合もありますのでご了承ください。

ウサ子
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当サイトではコンテンツやサービス改善のため、サイトの利用状況を把握する『Googleアナリティクス(GA4)』『Googleサーチコンソール』を利用しています。

Cookie等を利用して、ページの閲覧・ユーザー解析・利用状況などの情報を収集や分析をおこなっていますが、広告やアフィリエイトなどの収益目的には一切使用していません。

なお、Cookieはご利用のブラウザの設定から無効にすることができますので、なにとぞご理解・ご了承をお願いいたします。

第9条:規約の変更

当管理者は必要と判断した場合に限り、事前通知をすることなく本規約を変更できるものとします。変更後の規約は、当サイトに掲載された時点で効力を生じるものとします。

第10条:準拠法および管轄

本規約の解釈は日本法を準拠法とします。また、本規約に関して生じた紛争については、当サイト運営者の所在地を管轄する裁判所を専属的合意管轄とします。

米国その他の海外法域における著作権侵害の申立てにおいて、米国デジタルミレニアム著作権法(DMCA)に基づく場合があります。

DMCAに基づく申立ては、海外プラットフォーム、検索エンジン、ホスティングサービス等に対する削除要請が目的であり、本規約の準拠法または管轄を変更するものではありません。

DMCA申立てを行う場合、当管理者が当該著作権・正当な権限を有することを前提とします。

制定日:2017/2/24
改定日:2026/8/11

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