2018.05.20 2025.10.22

【考察】正しい日本語指摘の行動・心理【ソニックトゥーン】

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アニメ『ソニックトゥーン』の吹き替えでは単語間違いを「ら抜き言葉」などで翻訳
モブウサギ

これで見れますね。

モブウサギ

↑「見れる」じゃなくて「見られる」だろ?

ネット・SNSなどで時折、文章への返答に主張内容の意見ではなく、相手の文章・書きかた・用法などをやり玉に挙げ、日本語マナー講師にように口うるさく指摘する人がいます。

特にネット・SNS上では『ら抜き言葉』の指摘が多く、ネットスラングでは、

  • 正しい日本語厨(ちゅう)』
  • 日本語警察(誤用警察)

とよばれるぐらい、不愉快・うざいと思う人も少なくありません。いい意味も悪い意味も含め、これらの問題を少し考察していきましょう。

またこの記事で書いていた批判の誤用問題は分割しましたので、あわせてご参照ください。

【9割誤用】日本人は「批判=非難・誹謗中傷」と間違えがち【批難】

個人見解です

ほかの意見もご参照ください

正しい日本語の指摘について

背景

TPO(時・場所・場合)は
考えようね

早速で話の腰を折るようですが、状況の良し悪しは置いておいて「正しい日本語を使う」自体は間違ったことではありません。

文化庁が定めた日本語を「正しい日本語」と定義するなら、厳格かつ品性が求められる公用文書、物事を正確に伝える報道陣やアナウンサーなら、その正しい日本語を使うべきでしょう。

しかしながら個人が発信する文章まで、正しい日本語をマナー講師のようにいろいろ言う公正気取りが正しいとは限らないものです。

日本語指摘が嫌われるのは、建設的な話し合いではなく揚げ足とりや叩きが目的になっていて、後述するように行動が矛盾しているからです。

正論は必ずしも、「正解」ではないということですね。

ウサ子

「あなたの文章は興味ないですが、日本語は指摘します」

背景

ほとんどがこのタイプ

モブウサギ

あなたの文章は興味ないですが、日本語は指摘します。

彼らの行動を一言で表すならこれなんですね。しかし実際に文法指摘する人を観察すると、

  • 正しい日本語指南】正しい日本語マナーや文章の書きかたを相手につつく。
  • 日本語の是正】ら抜き言葉など、「〇〇なのに△△は間違い」と称する。
  • 例文を交える】「この人の日本語がおかしいし変では?」の質問と回答。

としておきながら、

  • 漢字の用法】「事・こと」や「所・ところ」の使い分けなど。
  • 定義間違い】『批判』の誤用など。
  • 表現が不自然】句読点(、。)やカッコ、「てにをは」の選定など。
  • 独自表現】中点(・)や句読点(、。)を三点リーダー(…)にする。
  • 勘違い】読点(、)をカンマ(,)にするのは間違いと称する勘違い。

「正しい書きかたを指南しているのに、自身も間違う」矛盾が見られ、相手は何を言いたいのか、話の本質は何かを明確に言及しません。

その姿勢で「私は正しい日本語が使える」アピールですから、そりゃ嫌われます。相手に指摘するなら、自分もできているのがスジでしょう。

自分もそこまで日本語の文法表現は上手じゃないから、正しい日本語アピールなんて無理だよ。

ただきち

「文章の個性がなくなる」?

モブウサギ

そんな杓子(しゃくし)定規では文章の個性がなくなる。

これに対する一種の反論で、そう主張する方がいます。確かに公文書じゃないですから、そこまでガチガチにすべきとは言いません。

ただ繰り返すように、相手に指南するならば自分がまずお手本にならないといけないのは、言葉のみならず人間関係でも同じことです。

自己研鑽(けんさん)せずに開き直り、日本語指摘する行為に生産性はありませんし、相手の敬意に欠きますから、反感を買われるのは必然です。

他人に厳しく自分に甘い人って、どこでも嫌われるよ。

ただきち

海外でも文法指摘は嫌われる

背景

世界共通なんだね

ちなみに英語圏の国では、文法や発音のつづりをいちいち指摘する人のことを『グラマーナチ(grammar nazi :文法ナチ)』とよぶそうです。

対話の最中に相手の発言の文法的に不正確な部分をいちいち指摘してくる人、をさす言い方。

文章など趣旨が伝われば充分だろうという見解の者が煩わしさ・忌ま忌ましさを込めてナチ呼ばわりした表現といえる。

文法ナチ(ぶんぽうナチ)|weblio辞書

言論統制をするかのように、独善的に文法を指摘して萎縮(いしゅく)させるさまが、大戦中のナチスのようだというのが由来でしょう。日本のみならず、海外でも嫌われるんですね。

日本語指摘の心理・要因・対策

背景

なぜ指摘を
したがるんだろう?

考えられる要因説としてはさまざまあり、

  1. 揚げ足とりたい説】相手を叩くために文法であら探しし、優越感に浸る。
  2. 知識自慢説】ネットやテレビで仕入れた情報で知識自慢アピール。
  3. 行間が読めない説】字面ばかりで発言の意図や本質を見ない。
  4. 職業病説】校正などを職にしているため、その癖でついおこなってしまう。
  5. 意味が変わる説】誤用のままでは文の真意が変わるので、善意の指摘。

最後の5のような、相手を考えて「ほかの人にもこの文章を読んでもらいたい」と、追伸程度に文法指摘する本来あるべき姿をおこなう人は少ないです。

5が多ければ日本語指摘は嫌われませんが、重ねるように文章に興味がなく、揚げ足とって文法指摘したいだけのタイプが目立ちます。

イタリア本土や高級イタリア料理店に来たわけでもないのに、

モブウサギ

スパゲティを食べるときはフォークのみがマナー。イタリア人はスプーンを使わない。

と自慢げに言う人と本質的には同じです。知識自慢で優越感に浸っているだけなんですね。

嫌われるのは表面しか見ないから

少なくとも相手が何が言いたいのかを無視して、言葉尻を捉(とら)えて口を挟み、鬼の首をとったかのように日本語の訂正を求める人に対し、いい気分をされるのはそうそうありません。

上述のとおり、こういった人ほど自分自身も正しい日本語が使えていない場合が目立ちます。

自分も物書きなので、下手な文章や批判の誤用などを見ると指摘したくもなるので気持ちはわからなくはないですが、揚げ足とりや知識自慢は嫌われるだけで、反感を買う元です。

仕事でもそう。相手にはアレコレ言うくせに自分はできていない人が、信頼されるわけがない。

ただきち

最後に:表面的な日本語指摘はうざいだけ

背景

表面じゃなく
真意を見よう

正しい日本語・正しい定義自体を否定するつもりはありませんし、教養という意味でも知らないより知っておいたほうがいいのは確かでしょう。

しかしネット・SNSで見かける、横やりに日本語マナー講師気取りで指摘する人は、本当に相手のことを尊重してそう言っているのかが疑問です。

むしろ自分が間違った日本語や定義を使って恥をかき、足元をすくわれないようにはすべきですね。自分でハードルをあげているんですから、そのぐらいの自己研鑽はやりましょう。

CHECK!

日本語指摘が嫌われるのは知識自慢や相手を下げることが目的で、自分自身も間違えているのに棚に上げる矛盾行動をしているから。

自分自身も、特に批判の誤用については厳しいですが、「それは『批判』じゃなく『批難』ですよ」なんて指摘は、よほどのことがない限り言いません。

話の本質を見ていない表面的な日本語指摘は嫌われるだけです。まずは相手が言いたいことを理解し、文章の本質・意図を把握するのが先です。

それがコミュニケーションであり、仮に日本語を指摘するなら、相手に敬意を払って差し支えない程度の追伸程度で言うのが望ましいでしょう。

【読解力】文章が読めない人は攻撃的になりやすいのか?【機能的非識字】
【9割誤用】日本人は「批判=非難・誹謗中傷」と間違えがち【批難】

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制定日:2017/2/24
改定日:2026/1/4

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