オリジナル,創作,ウサギ,女の子,肉球

ウサギにまつわる誤解は多いものの、特に絵描きなどのクリエイターがよくやるのが「ウサギは肉球があると思い込んで描いている」ですね。

なお肉球を描かれるというのは、誤解では済まされない事情も含まれていますので、描いてしまうとどうなるのか、描かれてしまう理由・考察も含めてお話します。

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ウサギに肉球はあるのか

よく描かれるよね

ウサギは基本的に肉球がない生き物」です。写真や動画でウサギの足裏を見れば一目瞭然(りょうぜん)ですが、ウサギの足裏は肉球ではなく、細かい毛のクッションが集まってできています。

ツイッターなどでは月曜日になると『うさケツ曜日』と呼ばれる、ウサギのお尻を激写した写真を飼い主さんたちが載せるので、それで足裏を確かめてもいいと思います。

ホーランドロップ(いわゆる垂れ耳ウサギ)などの一部の種に限り、毛をかき分けると肉球があるウサギはいますが、ほとんどのウサギは肉球をもっていません。

ウサギに肉球を描いてしまうと…?

割と冗談じゃない

それでも肉球を描くイラストや映像作品は昔から数多く、「ウサギは肉球がある生き物」という風潮と誤解がまかり通っています。

さきほど、ウサギに肉球を描くと誤解では済まされないと書きましたが、

CHECK!

ウサギに肉球を描くと、一部のウサギ過激愛好家に突撃される可能性がある。

さすがに言い過ぎかもしれませんが、そのぐらいデリケートに思われているんですね。

肉球がないのに肉球を描くとはつまり、「肉球の形状すらも勝手な想像で描いている」ってことですし、「ウサギを肉球を描く時点で、資料収集ができないクリエイターである」と言われても、仕方がないでしょう。

ウサギの前足・後ろ足は指の本数が違うのもわかっていなさそう。

肉球を描かれたルーツを探る

なぜ描かれるように
なったのか

ここからは、ウサギに肉球が描かれる誤解が広まった原因を仮説立てしていきます。

仮説1:ウサギはネズミ(げっ歯目)の仲間と思われている

ネズミは肉球があるので、「ウサギってネズミの仲間だし、肉球あるだろ」というイメージで描かれてしまうというもの。

しかしこれも間違いであり、ウサギはネズミ目(げっ歯目)ではなく、『ウサギ目』に属します。

  • ウサギの生物的分類】真主齧上目 真主齧上目 グリレス大目 重歯類 ウサギ目
  • ネズミの生物的分類】真主齧上目 真主齧上目 グリレス大目 単歯類 ネズミ目(げっ歯目)

つまるところ、ウサギとげっ歯目は少し遠い親戚で、(系統樹は詳しくないので恐れ入りますが)イメージ的には、イヌとキツネの生物学的関係に近いと思います。

ちなみに日本コロムビアの『げっし〜ず』というゲームがありますが、その中にウサギが含まれるのは厳密にいうと誤りです。

げっし〜ず オフィシャルサイト|日本コロムビア

……まあ、自分もウサギを詳しく知る前は「ウサギはげっ歯目」と同じく勘違いしていたから、あまり強くは言えないけど。

仮説2:昔から肉球が描かれたキャラクターが存在する

代表的な例だと、ワーナー社の『バックスバニー』や、ディズニー映画『バンビ』で登場した『とんすけ』などですね。

動画を見てもわかるとおり、これらのキャラクターはウサギなのにも関わらず肉球が描かれていて、双方とも半世紀以上の昔から存在する有名キャラクターですから、その刷り込みもあるのではという仮説です。

刷り込みや思い込みって、自分で気づかないと直せないものですからね。

仮説3:肉球をアクセントカラー・要素代わりに使っている

キャラクターデザインのみならず、ファッションでも住宅デザインでも、『ベースカラー』『アソートカラー』『アクセントカラー』の黄金配分が大切だと言われています。

  • ベースカラー】『基調色』とも。全体の7割前後を占める基本色。
  • アソートカラー】『配合色』とも。全体の2割前後を占る。
  • アクセントカラー】『強調色』とも。全体の1割未満。

肉球の場合は『アクセントカラー』になるため、キャラクターの全体的な色調をまとめるために、肉球に色や要素をつけ加えた形です。

本当はウサギに肉球を描くのは間違いだけど、デザインの配分上こうなった」パターンですね。

『ポケットモンスター ソード・シールド(ポケモン剣盾)』に登場した、『ヒバニー』『ラビフット』『エースバーン』がそれを表しているかのように思います。

これらのキャラクターも肉球をアクセント要素として取り入れていて、ないとこれはこれで寂しいかもしれませんね。

ウサギのよくある誤解まとめ

これは誤解です

ほかにもウサギの大きな勘違いといえば、

  • ウサギの持ちかた】あれは「食料としての」ウサギの持ちかたで、生きたペットのウサギにやるのはご法度(はっと)中のご法度。
  • ウサギはニンジンが好物?】ニンジンは糖分が多いため、与えすぎてはいけない食べ物。キャベツもお腹にガスが溜まるので、同様にNG。
  • ウサギはさみしいと死ぬ?】ウサギは基本的に縄張り意識が強い生き物。角なスキンシップのほうがストレス。
  • ウサギに水を飲ませない?】ウサギだって生き物。与えないと脱水症状になる。
  • ウサギは鳴かない?】声帯がないだけで、「ブゥブゥ」と鳴くことはある。感情表現は体全体を使うことが多い。
  • ウサギは「羽(わ)」と数える?】江戸時代までの「食肉」としての数えかた。今では「匹」や「頭」と呼ぶ。
  • ウサギは知能が低い?】ウサギはネコの知能レベルに近い。トイレの場所や自分の名前、飼い主の顔を覚えるし、しつけ次第では簡単な芸もできる。

特定の動物に正しい知識を強要するのはよろしくないですし、興味がなければ知らないのは当たり前です。

とはいえウサギ好きからすると、ここの誤解は歯がゆく思っていますので、知っていただけると幸いです。でもウサギは天使だから「羽」と数えているという飼い主さんの考えは素敵だと思った。

最後に:ウサギに肉球は「絶対描いてはいけない」

肉球を描く=ウサギに詳しくない

以上、ウサギの肉球問題について考察を述べました。

ウサギモチーフのキャラクターは、デザイン上仕方がない場面もあるかもしれませんが、ウサギそのものを描くときは「基本的にウサギは肉球が存在しない生き物である」と、少しでも考えてもらえるクリエイターが増えればいいなと思う次第です。

記事の真意的に「ウサギに肉球はないよ」よりも、「ウサギに肉球を絶対描くな! 襲われるぞ!」が適切でしょうね。

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  • 赤竹ただきち
  • 赤竹ただきち  Tadakichi Akatake

評論ができる人と評論家気取りの違いは、対比するとよくわかるよ。

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イラストレーター・ライター・フロントエンドエンジニア・WEBデザイナーの京都生まれなウサギ好き。性別問わず好きなタイプは「反省から学ぶ能動的な人」。物事を定義づけし、見解を交えてわかりやすく解説するのが得意なため、各所でご好評の声を頂いております。

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