リターンレーサーズに登場したサラはリスベット・サランデル(映画『ドラゴン・タトゥーの女』に登場したエモファッションの女性ハッカー)とデボラ・ハリー(ロックバンド『ブロンディ』の女性ボーカリスト)氏がモチーフらしいので、絵もそのようなイメージで。作者いわくメンヘラらしいけど。
コロナ禍(か)のステイホーム(外出自粛)のせいか『ミニ四駆 超速グランプリ』の監修作業のせいか、結局4ヶ月間隔の発行に戻りましたねコロコロアニキ。
今季号の作者コメントには、先生たちのステイホーム生活について言及しているものがいくつかありました。
- ひかわ博一先生:『デデププ』 → 普段と変わりなく仕事。でもジムのプールが使えないのが少し残念。
- てしろぎたかし先生:『グランダー武蔵』 → 村田基氏の魚種格闘技戦を観ていた。
- 樫本学ヴ先生:『コロッケ!』 → 「マンガ家は引きこもりに強い」と思っていたら、体に不調をきたして見えないストレスに困った。
- 青木たかお先生:『ベイブレード』 → Netflixで海外ドラマばかり観ていた。
『マツイくん』の河合じゅんじ先生は「元気を出して、少しずつ前に進もうではありませんか」と意味深なコメントで、『でんぢゃらすリーマン』の曽山一寿先生は「リモート飲み会の話を描いたけど、実際にリモート飲み会できる友達がいない」には少し同情を隠せない……
なお付録のドラえもんケースはマスクのストック入れになりました。
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ネタバレ注意
記事にネタバレがあります
『ポケットモンスター アニキ編』感想
今回は3本立てで、その最初に掲載された「ピッピがサメハダーをウオピーして持ち帰り、レッドはピッピたちがサメハダーを料理にして食べようとしていると勘違いした話」は、無印アニメポケモン(アニポケ)の遭難したサトシたちがコイキングを食べようとした話を思い出したのは、多分自分のほかにもいそうではある。
結局サメハダーを調理に使うのではなく、その鮫肌ですりおろし器のように野菜をおろしたかったオチでしたが。
過去にポケモンセンター公式が「アニポケ世界でポケモンの肉は出るのか?」って質問に、「アニポケ世界は我々とは違う星の物語で、野菜や果物、乳製品や穀物類しか食べない」と答えた話もありましたっけ。
ゲーム本編では図鑑の解説でポケモン同士で弱肉強食の世界は成立しているし、ポケモンを味見した人やヤドンのしっぽ肉料理の記載があるだけでなく、『剣盾』に至っては実際にソーセージが出てきた有様。
新アニポケでもソーセージ料理が出てくるので、ヤドンのしっぽ肉を原料としているのかと思いきや、ゴウがヤドンの島の話で「おいしいのかな?」と言っているから結局謎ですね。
多分あれはソイミート(大豆肉)なんでしょう。
『コロコロ創刊伝説』感想
コロナ禍の外出自粛の影響でコロコロ編集部はステイホーム(当時)らしく、もちろん取材もできないせいか、のむらしんぼ先生の全盛期の話でした。
ハゲ丸くん絶好調のときは印税もろもろで、年収6000万という莫大な利益を得ていたのに、今では借金地獄で読者にコミックス買ってくれと懇願(こんがん)するほどに転落してしまったのは笑えない……
けど、それでもくじけずにマンガ描いたりバイオの新作をやったりで楽しんでいるのは、したたかというかたくましいですよね。
話は先生からずれますが、マンガ家や作家、ユーチューバーなどの代名詞として「好きを仕事にする」って言葉があります。
あれは逆に言えば「たとえ過重労働でもブラックでも会社宿泊でも、好きの感情で乗り切れるか?」って意味とほぼ同じなんですよね。
金銭欲を出さず慎(つつ)ましく調整すれば、ゆとりある生活もできるでしょうが、知り合いや友人で好きを仕事にした人のほとんどは、グチか多忙自慢ばかりです。
大物YouTuberのヒカキン氏も自分で自分をブラック企業にしていますし、ご縁で話をしたことがあった某マンガ家さんも、忙しすぎてうつ病を患った時期があったそうです。
好きを仕事にするって、一般職よりも自己管理ができていないとすぐ潰れてしまうことを、肝に銘じたいものです。
全盛期は寝る間もないほど超多忙だったであろうに、それでもマンガを描き続けるのむらしんぼ先生は、好きを仕事にした好例でしょう。
『40代漫画家、原稿料は5万…副業のユーチューバーでの月収20万!!(ピョコタンマンガ)』感想
最近もっぱら楽しみになったピョコタン先生のマンガで、今回は「サブアカウント(サブチャンネル)の意味と必要性」の話でした。「サブチャンネルなんて、どうして管理もメンドくさそうなのをわざわざする必要があるのだろう?」って思っていただけに、今回のマンガでサブチャンネルの有意義性がわかりました。
- 【ニーズの獲得】特定のジャンルに絞ったピンポイントなチャンネルで、そのジャンルに沿ったCMが流れると、広告収入が2倍以上になることがある。
- 【企業アプローチ】ジャンルを絞れば閲覧者もそのジャンルに精通した人が集まりやすいので、企業案件を受けやすくなる(広告以外の収入が得られる)。
これはスゴいなぁと考えさせられますね。もし絵描きアカウントのチャンネルを作る場合、「絵描き動画チャンネル」よりも「特定のニッチジャンル(ミリタリー・生物群など)に特化した絵描きチャンネル」を作るのが益になる形になりますね。
ツイッターのサブアカウント(サブ垢)も似たようなことが言えるかもしれません。荒らしや誹謗(ひぼう)中傷目的のサブアカウント(使い捨てアカウント:捨て垢)は論外ですが。
『爆走兄弟レッツ&ゴー!! リターンレーサーズ』感想
男性恐怖症のドS系リディアの次は、メンヘラバイク乗りのサラとは……作者の趣味が全開なのか「今のアニキ読者はこんなキャラクターが好きなんだろ?」と媚(こ)びているのか。話の内容はともかく、確かにキャラクターの性格的な意味では実際嫌いじゃない。
バイクの描写など、乗り物やミニ四駆の描写は変わらず愛を感じて見ごたえがあるものの、陽人とのバトル以降は「リターンレーサーズは誰向けで、一体どこへ向かおうというのか……」という展開が多いですね。
今のリターンレーサーズはもっぱら、そのメカニカル描写が目当てになっている感が強い。
アニキ連載初期の純粋で熱いバトルを見たいものの、もう『ネクストレーサーズ』は王道系で、『リターンレーサーズ』は趣味全開系で行く方向性なんだろうなぁと。
それを思わせる節は過去話で幾度もありましたが、今季号の掲載分を見てほぼ確信に満ちた何かを感じました。
なお時系列的には、すでにリョウはライジングトリガーを持っているはず。だから愛機コレクションとしてトライダガーWX(ワイルドエックス)を快(こころよ)く貸してもらえたのでしょうね。
ホワイトスペシャルは割とキット化しそうだし、現にライジングトリガーのホワイトバージョンはあるので、それのセルフオマージュかもしれません。今回チイコは空気。
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