カテゴリ・タグを探す

マリコマリナは以前ブシモが配信していた『爆走兄弟レッツ&ゴー!! ミニ四駆ワールドランナー』にも登場していたし、使用マシンのファイヤースティンガーも実際に販売されているので、いつかは実装されるでしょう。ハル001はマンガオリジナルで非製品化だから陽人は難しいだろうけど。
そして以下より、『ミニ四駆 超速グランプリ』をウデマエ(ランクレベル)28までプレイしたレビューです(基本的にバージョン1.0.3時点でのレビューですから、今後のアップデートにより変更・改善される可能性があります)。
ミニ四駆 超速グランプリ|バンダイナムコゲームス
なお、このゲームにはストーリーモード(ミニ四ワールド)もありますが、ひとつのMAPで話が完結する形式な上、様々なキャラクターがプレイヤーに話しかけてくれる程度で、書くことがあまりなく特に触れません。
タミヤ・コロコロアニキ編集部完全監修の意味
このゲームはタミヤとコロコロアニキ編集部完全監修のため、細かいところのこだわりや調整が感じられる内容になっています。その一例を上げるならば、
- ゲーム内のSEのほとんどは、ミニ四駆関連から撮った実際の生録音(ショップでスライドするとパーツ袋を触った音まで鳴る)
- マシンやパーツも実際の製品から3Dスキャンでデジタル化。
- ミニ四駆がレーン(壁)にぶつかりながらのジグザグ走りまで再現。
- お知らせ、説明書、ガイドのページは80年代の活字印刷をデジタル上で完全表現。
- レーススタート時は、持ちかたによって本物のマシンのような感じにもできるボタン配置。
- 実況音声は、実際にレース実況しているMCガッツが担当。
このように、ゲームとは関係のないところなのにも関わらず、ものすごくこだわっていて驚きました。
本物のミニ四駆と同じ考えかたが必要
本作はソーシャルゲームでありがちな、「最高レア装備のほうが強い」や「総合評価が高ければいい」……はほとんど通用しません。
ここが、ほかのソーシャルゲームとは一線を画しています。
ゲームなのでレア装備のほうが改造回数が増えるとか、改造能力値の底上げができたり、カウルパーツに多少スキル能力差があるとしても、一番重要なのは「本物と同じようにコースに合った適切なパーツ・セッティング・改造」で、いくら激レア装備でガチガチに固めても、負けてしまうときがあります。
むしろ、星1であっても適切な組み合わせのほうが勝つことが多く、実際のミニ四駆の同様の考えかたが重要。
だから、実際のミニ四駆未経験な人や、ミニ四駆を触ったのが子供時代以来の出戻り勢には、ミニ四駆のイロハが学べる教材としても役立ちます。
鬼門のMAP2をクリアできたらこのゲームは楽しくなる
MAP2は初見殺しの鬼門なので、自分のようにクリアできずに詰んでしまった人は多分少なくないと思います。
MAP1は適当なセッティングでも勝てましたから、急に難しくなるんですよね。
しかし先に説明したとおり、コースに合わせたセッティングをすれば攻略可能で、シャーシちゃんの「カーブが多いコースになる」というアドバイスを考えれば、たとえ星1のパーツでも勝つのは可能です。
自分がMAP2を攻略したとき、さらにマシン速度を上げる改造で行うべき箇所は以下です。
- プラスチックローラーをつける。ゴムローラーではカーブのときに速度が落ちるため。
- 無駄なパーツは外す → パーツをつければその分重くなる → 遅くなる → 「
こんなものがいっぱいつまってるから遅いんだー!!」 - タイプ2シャーシに換装する。旧世代シャーシだからとあなどってはいけない。
- レブチューンモーターを改造する。改造によるスピードの影響が最も大きい。
- 小径リヤホイール+大径フロントホイールを組み合わせる。(追記)1.4アップデートではこの仕様が見直されたので通用しなくなりました。

マシンの印象が変わる
『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』のアニメをリアルタイムで観ていた第二次ミニ四駆ブーム世代がゆえに、フルカウルミニ四駆以前のミニ四駆(特にレーサーミニ四駆)はあまり好きではなかったのですが、このゲームのグラフィックで見ると「あれ? レーサーミニ四駆ってカッコいいじゃん」って印象が変わりました。

今ではオフロード・芝コース用としてレーサーミニ四駆を使っています。
フルカウルミニ四駆だとスパイクタイヤを履(は)かせればポリゴンが突き抜けてカッコ悪いのもあるんですが、オフロードマシンはレーサーミニ四駆が似合いますね。
一方で気になる箇所
ただ、現段階では気になる箇所が多々ありました。
コイン入手とUI/UX問題
たとえば、通貨コイン・経験値取得は各MAPで一定かつ、レベルを上げてもパーツ入手量が多少増えるか初回勝利アイテムを入手できる程度。
コイン・経験値量は不動で変わらず高レベルマシンと戦うメリットがあまり感じられません。ゆえに改造やパーツ購入に必要なコイン入手が非常に大変。
また、CPUレベル10相手と戦うには10回戦わないといけないなど、その点もかなり手間でその分ガッツ(スタミナ)も消費します。レベルでも通貨コイン・経験値取得が変動し、CPUレベルを5や10の倍数で区切ったほうが遊びやすいかと思います。
UI・UX部分(画面アイコン・画面配置)に関してもストレスが溜まり、未だに画面操作で混乱することも少なくありません。たとえばパーツをお気に入りロックするときは、
- マシン
- アイテムリスト
- パーツ(開封済み)
- 該当パーツ選択
- その他
- (なし)変更
- ロック
初見でこれがお気に入りロックだとわかる人はそうそういないかと。
いっそマシン欄とパーツ欄はメニューの段階で分けるとか、スワイプ(指スライド)でスムーズに各画面へ左右の画面転移があれば、直感的でしょうね。
特定年齢層向けな構成・ゲーム的に不親切な一面
上で「このゲームはミニ四駆のイロハを学べる教材になる」とは書きましたが、このゲームのメインターゲット層はミニ四駆をやっている(もしくはかつてやっていた)2、30代向け。
初回起動のムービーは完全にそれであり、ミニ四駆を触ったことがなかった人や今の子供が、あのムービーの時点で置いてきぼり感が出るかもしれません。
まだそれだけならいいとしても、MAP2など急に難しくなったとき、仮に2位続きになってもアドバイスは表示されないので、どう改善したらいいかわからなくなり詰んでしまう事態に。
もしコースアウトや周回遅れリタイアをすれば、シャーシちゃんの攻略アドバイスを受けられたり、一応「攻略情報」の手引き解説ページはあるにはあるので、100%不親切というわけでもないですが……
2位続きの場合でも同様のアドバイスを聞けるように施したり、攻略解説ページのスワイプ対応、次の項目へのリンク、パンくずリスト(今どの項目を読んでいるかの指標)の導入などで、読む際の手順を減らすことができたら楽でしょうね。
現状では各ページを読んだらボタンを押して一旦戻らないといけませんし、パンくずリストもなくわかりにくい。
ショップ・改造のシステム
ショップは縦一列に並ぶ形式で、個人的には4マス×4マスぐらいのグリッドリスト形式のほうがショップ感があって好きです。それはいいとして、1日に各ドレスアップパーツが1個ずつしか買えず、明日も同じパーツが買える保証がないのはしんどい。
そしてその改造に必要なアイテムも種類が多く、ただでさえ少ない通貨コインでやりくりしなければなりません(そこまで子供時代をリスペクトしなくても……)。
シャーシちゃんのデザインとイラスト解像度
シャーシちゃんのデザインは完全に好みの問題ですが……

VSシャーシがモチーフで、確かにあのバンパー形状は耳っぽく見えるのはわかるとしても、シャーシそのまますぎるデザインは未だに慣れない。
別に美少女にしろとかではありませんが、あくまで意匠がVSシャーシ程度でもよかったのではと(でも「やること」画面のシャーシちゃんは可愛いと思った)。
さらに言うと、画面いっぱいの立ち絵解像度が低く、まるで10年前のゲームか3DSの画像のようで、気になる人は気になるでしょう
総評と今後の要望
通貨コイン・経験値・CPUレベルの仕様や、手間が多い画面レイアウトなど、リリースしたばかりなので改善を要する箇所はいろいろあります。
しかしその欠点があったとしても、タミヤとコロコロアニキ編集部の完全監修、一度リリース時期を伸ばしたこともあって、ミニ四駆を扱ったゲームというだけではなく、実際にミニ四駆の扱いかた、改造・パーツの意味やイロハを学ぶことができる教材としても価値があるゲームです。
ほかに要望を挙げるとするならば、
- 杉山ファイター(アニメ版『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』に登場したCV:森久保祥太郎ファイター)の実況搭載。
- 課金でもいいのでキットの箱買いが欲しい。
- パーツ塗装やキット箱のギャラリー機能の実装。
- 超速グランプリの募集短期化。
このあたりは今後実装してもらえると嬉しいですね。
個人的総評として、久しぶりに出会った課金して熱中できるソーシャルゲームだと思います。
当サイトはみなさまのご支援で、広告なしの実現やコンテンツ維持を行っています。情報がお役に立てたり、気に入った作品がございましたら、ご支援をお願いいたします。
利用規約
個人情報保護
当サイトや赤竹ただきち(以下、当管理者)宛に送られたメールの内容や差出人、アクセス解析で得た個人情報などは、差出人・閲覧者当人の承諾がない限り、当サイト内やほかのサービスで公開することはいたしません。
絵や記事のシェア
当サイトの絵や記事をシェアされる場合、個人サイト・ブログ・サービス・SNSなどを問わず、URLなどを記載して、出典元を明記ください。明記していただければ、ご自由にシェアしていただいて構いません。
ただし、記事の場合は下記の『禁止行為』のとおり、記事を読まない、特定のワードに反応したようなシェア行為はお断りいたします。
記事の引用(転載)ルール
記事内の文章を引用(転載)される場合、URL元を明記した上で引用要素(blockquote)内に記載してください。掲示板やSNSの場合は、文頭に「>」などをつけ、オリジナルコンテンツ(コピーコンテンツ)ではないことを明確にしてください。
要約のための一部改変は、記事の意図を大幅に変えなければ可能とします。
メールの内容・取り扱い
メールはご意見・ご指摘・ご感想・依頼・営業メールのみ受けつけますので、あらかじめご了承ください(当サイトを利用した宣伝・委託行為はお断りいたします)。
下記の『禁止行為』のとおり、メール内容に当管理者や他者へのヘイト行為といった、誹謗中傷が見られた場合、返信を控えさせていただくほか、悪質と判断した場合は法的処置をとる場合があります。
禁止行為
以下の行為が見られた場合は、法的処置などといったしかるべき対応をとらせていただく場合があります。
【二次利用・加工・改変行為の禁止】
本サイト内の画像・イラスト・文章・ブログレイアウトデザインなどの悪意ある二次利用・加工・改変行為や、信用毀損・反社会的・社会通念上問題のある目的での利用。
【二次利用・加工・改変行為の例外】
シェアや引用(転載)のルール遵守など、社会通念上問題がないケースや、または要約のための文章改変・紹介や参考、プレビュー画像としてのスクリーンショット撮影・トリミング(切り取り)しただけの場合は例外として扱う。
【安易な拡散行為の禁止】
特定のキーワードや単語に反応し、記事を読まないままの安易な拡散行為の禁止(誤った解釈のみならず、〈自他問わず〉いわれなき風評被害や誹謗中傷につながる恐れがあるため)。
【誹謗中傷行為の禁止】
当サイト・他者・企業などを誹謗中傷する目的での引用行為。また、当管理者あてのメールやSNSのメッセージ・コメントなどにおいても、意見・指摘ではなく誹謗中傷目的のもの。当管理者や他者の人格・風評を著しくおとしめる行為。
著作権
当サイトは著作権の侵害を目的とするものではありません。スクリーンショットや二次創作物の知的所有権はそれぞれの著作者・団体に帰属しており、各利用規約を確認した上で掲載しています。
有料二次創作に関しては、権利元の創作ガイドラインを厳守するように努めていますが、問題があれば当サイトのお問い合わせよりご報告ください。
オリジナル作品や当サイトのレイアウトデザイン・掲載文章の著作物は当管理者が有しており、『禁止行為』のとおり、シェア・引用(転載)のルールが守られていないもの、悪意ある二次利用・改変行為を禁止します。
トラブル
当サイト記事のシェアなどが要因で発生したトラブルなどについては、一切の責任を負いかねます。あくまでも参考・一意見として扱ってください。
また、直接ご意見・ご指摘を希望される場合は、当サイトのお問い合わせからご連絡願います。
リンクについて
当サイトはリンクフリーですが、バナー画像以外の画像直リンク行為や、インラインフレーム表示は固くお断りいたします。
制定日:2017/2/24
改定日:2022/3/3
シェア・引用をされる前にご一読ください(内容に同意したものとみなします)