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R-15
レビュー, 版権絵

ミニ四駆,超速グランプリ,超速GP,爆走兄弟レッツ&ゴー!!,MAX,リターンレーサーズ!!,ReturnRacers!!,大神マリナ,大神陽人,イラスト

マリコマリナは以前ブシモが配信していた『爆走兄弟レッツ&ゴー!! ミニ四駆ワールドランナー』にも登場していたし、使用マシンのファイヤースティンガーも実際に販売されているので、いつかは実装されるでしょう。ハル001はマンガオリジナルで非製品化だから陽人は難しいだろうけど。

そして以下より、『ミニ四駆 超速グランプリ 』をウデマエ(ランクレベル)28までプレイしたレビューです。

ミニ四駆 超速グランプリ

— バンダイナムコゲームス —



なお、このゲームにはストーリーモード(ミニ四ワールド)もありますが、一つのMAPで話が完結する形式な上、様々なキャラクターがプレイヤーに話しかけてくれる程度で、書く事があまり無く特に触れませんのでご容赦を(というかみんな良い人すぎる。プレイヤーに優しすぎない?)。

バージョン1.0.3時点でのレビューです

今後のアップデートにより変更・改善される可能性があります。



本作の魅力・プラスポイント

タミヤ・コロコロアニキ編集部完全監修の意味

このゲームはタミヤとコロコロアニキ編集部完全監修のため、細かい所のこだわりや調整が感じられる内容になっています。その一例を上げるならば、

  • ゲーム内のSEのほとんどは、ミニ四駆関連から撮った実際の生録音(ショップでスライドするとパーツ袋を触った音まで鳴る)
  • マシンやパーツも実際の製品から3Dスキャンでデジタル化したもの(タミヤ完全監修だからこその芸当)
  • ミニ四駆がレーン(壁)にぶつかりながらジグザグ走る所まで再現(ミニ四駆にはステアリング機構が無いため)
  • お知らせ、説明書、ガイドのページは80年代の活字印刷をデジタル上で完全再現(フォントもほとんど活字印刷のものを利用するこだわり)
  • レーススタート時は、持ち方によって本物のマシンのような感じにも出来るボタン配置(手のひらを向けて4本の指で下面を支え、親指で上面を掴むイメージ)
  • マシンセッティング画面は組み立て説明書デザイン(気付くのに少し時間がかかった)
  • 実況音声は、実際にレース実況しているMCガッツから撮られた声(ゲーム上の声のつなぎ編集にも違和感がない)


このように、ゲームとは関係のない所なのにも関わらず、ものすごくこだわっていて驚きました。

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特にこの活字印刷感はお気に入り。


本物のミニ四駆と同じ考え方が必要

本作はソーシャルゲームでありがちな、

  • 最高レア装備の方が強い
  • 総合評価が高ければ良い


……はほとんど通用しません。ここが、他のソーシャルゲームとは一線を画しています。

ゲームなのでレア装備の方が改造回数が増えるとか、改造能力値の底上げが出来たり、カウルパーツに多少スキル能力差があるとしても、一番重要なのは「本物と同じようにコースに合った適切なパーツ・セッティング・改造」なので、いくら激レア装備でガチガチに固めても、マシン重量が重なって結局遅くなったり、コースと相性が悪ければその分速度が低下して負けてしまいます。

むしろ、星1であっても適切な組み合わせの方が勝つ事が多く、実際のミニ四駆の同様の考え方が重要。なので、実際のミニ四駆未経験な人や、ミニ四駆を触ったのが子供時代以来の出戻り勢には、ミニ四駆のイロハが学べる教材としても役立ちます。


鬼門のMAP2をクリア出来たらこのゲームは楽しくなる

MAP2は初見殺しの鬼門なので、自分のようにクリアできずに詰んでしまった人は多分少なくないと思います。

MAP1は適当なセッティングでも勝てましたから、急に難しくなるんですよね。しかし先に説明した通り、コースに合わせたセッティングをすれば攻略可能で、シャーシちゃんの「カーブが多いコースになる」というアドバイスを考えれば、例え星1のパーツでも勝つのは可能です。

自分がMAP2を攻略した時、さらにマシン速度を上げる改造で行うべき箇所は以下です。

  • プラスチックローラーを付ける(ゴムローラーではカーブの時に速度が落ちる)
  • 無駄なパーツは外す(パーツを付ければその分重くなる → 遅くなる → 「こんなものがいっぱいついてるから遅いんだー!!」
  • タイプ2シャーシに換装する(旧世代シャーシだからとあなどってはいけない)
  • レブチューンモーターを改造する(改造によるスピードの影響が最も大きい)
  • 小径リヤホイール+大径フロントホイールを組み合わせる(反対にすると逆効果なので注意)


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実際にクリアした時のカスタマイズ。少しローラーが多いので、6つ程度にすべきでした。


マシンの印象が変わる

『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』のアニメをリアルタイムで観ていた第二次ミニ四駆ブーム世代が故に、フルカウルミニ四駆以前のミニ四駆(特にレーサーミニ四駆)はチープなホビー感が否めず、あまり好きではなかったのですが、このゲームのグラフィックで見ると「あれ? レーサーミニ四駆ってカッコいいじゃん」って印象が変わりました。

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今ではオフロード・芝コース用としてレーサーミニ四駆を使っています。フルカウルミニ四駆だとスパイクタイヤを履かせればポリゴンが突き抜けてカッコ悪いのもあるんですが、オフロードマシンはレーサーミニ四駆が似合いますね。


マイナスポイント

通貨コイン・経験値・CPUレベルの仕様とUI・UXデザイン

通貨コイン・経験値取得は各MAPで一定かつ、レベルを上げてもパーツ入手量が多少増えるか初回勝利アイテムを入手出来る程度。コイン・経験値量は不動で変わらず高レベルマシンと戦うメリットがあまり感じられません。

故に改造やパーツ購入に必要なコイン入手が非常に大変。現状では「通貨コイン付与の恩恵があるプレミアムランク10以上になるか、約¥2000の有償パック導入という、課金した方が有利になるゲーム」の状態。課金する価値は大いにあるゲームとは言え、ここにもバンナムの魔の手が……

また、CPUレベル10相手と戦うには10回戦わないといけないなど、その点もかなり手間でその分ガッツ(スタミナ)も消費します。レベルでも通貨コイン・経験値取得が変動し、CPUレベルを5や10の倍数で区切った方が遊びやすいかと思います。

UI・UX部分(画面アイコン・画面配置)に関してもストレスが溜まり、未だに画面操作で混乱する事も少なくありません。例えばパーツをお気に入りロックする時は、

マシン → アイテムリスト → パーツ(開封済み)→ 該当パーツ選択 → その他 → (なし)変更 → ロック

初見でこれがお気に入りロックだと分かる人はそうそういないかと。いっそマシン欄とパーツ欄はメニューの段階で分けるとか、スワイプ(指スライド)でスムーズに各画面へ左右の画面転移があれば、直感的でしょうね。


特定年齢層向けな構成とゲーム的に不親切な一面

上で「このゲームはミニ四駆のイロハを学べる教材になる」とは書きましたが、あえてマイナス面を。

このゲームのメインターゲット層はミニ四駆をやっている(もしくはかつてやっていた)2、30代向けで、初回起動のムービーは完全にそれであり、ミニ四駆を触った事が無かった人や今の子供が、あのムービーの時点で置いてきぼり感が出るかもしれません。

まだそれだけなら良いとしても、MAP2など急に難しくなった時、仮に2位続きになってもアドバイスは表示されないので、どう改善したらいいか分からなくなる→詰んでしまう事態になり、完全初心者なら投げ出すレベル。もしコースアウトや周回遅れリタイアをすれば、シャーシちゃんの攻略アドバイスを受けられたり、一応「攻略情報」の手引き解説ページはあるにはあるので、100%不親切という訳でもないですが……

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2位続きの場合でも同様のアドバイスを聞けるように施したり、攻略解説ページのスワイプ対応、次の項目へのリンク、パンくずリスト(今どの項目を読んでいるかの指標)の導入などで、読む際の手順を減らす事が出来たら楽でしょうね(現状では各ページを読んだらボタンを押して一旦戻らないといけないし、パンくずリストも無く分かりにくい)。


ショップ・改造のシステム

ショップは縦一列に並ぶ形式で、個人的には4マス×4マスぐらいのグリッドリスト形式の方がショップ感があって好きです。まあそれは良いとして、1日に各ドレスアップパーツが1個ずつしか買えず、明日も同じパーツが買える保証が無いのはしんどい。複数ある場合でも個数選択は1刻みで、例えば改造パーツ100個買おうものなら、100回タップしないといけない感じです。

そしてその改造に必要なアイテムも種類が多く、ただでさえ少ない通貨コインでやりくりしなければなりません(そこまで子供時代をリスペクトしなくても……)。


メンテナンス・サーバー障害が多い

リリースしたばかりなので致し方はないですし、サーバー障害も運営の想定を遥かに超えたダウンロード数、アクセスユーザー数の増加という嬉しい悲鳴が原因なので、サーバー強化という意味でも、少しでも良いので課金という名の支援はした方が開発側のためです。

ただメンテナンスの詫び石(お詫び配布)でゲーム中では全然貯まらないコインが大量入手しやすいというのは、何とも皮肉。


シャーシちゃんのデザインとイラスト解像度

シャーシちゃんのデザインは完全に好みの問題ですが……

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VSシャーシがモチーフで、確かにあのバンパー形状は耳っぽく見えるのは分かるとしても、シャーシそのまますぎるデザインは未だに慣れない。別に美少女にしろとかそうゆう事を言うつもりはありませんが、あくまで意匠がVSシャーシ程度でも良かったのではと。キャラクターデザインで企業コンペに参加していた人の一意見として。

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でも「やること」画面のシャーシちゃんは可愛いと思った。

さらに言うと、画面いっぱいの立ち絵解像度が低く、まるで10年前のゲームか3DSの画像のよう。見た限り元はベクター画像を元にしていて歴代キャラクターもトレースによる描き直しっぽく、当時の絵を再利用している訳でもない。恐らくは質よりもデータ軽量化を優先したフォーマットを選択したのかもしれません(ちょっと専門的考察で悪しからず)。


総評と今後の要望

通貨コイン・経験値・CPUレベルの仕様や、手間が多い画面レイアウトなど、リリースしたばかりなので改善を要する箇所は色々あります。

しかしその欠点があったとしても、タミヤとコロコロアニキ編集部の完全監修、一度リリース時期を伸ばした事もあって、ミニ四駆を扱ったゲームというだけではなく、実際にミニ四駆の扱い方、改造・パーツの意味やイロハを学ぶことが出来る教材としても価値があり、非常に完成度の高いゲームです。

他に要望を挙げるとするならば、

  • イベント時の杉山ファイター(いわゆるアニメ版の『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』に登場したCV:森久保祥太郎ファイター)の実況実装
  • 課金でもいいのでキットの箱買いが欲しい(カウルだけなのは味気がない)
  • 早めの現代環境の上位互換シャーシ実装(スーパー2シャーシやFM-Aシャーシなど)
  • パーツ塗装の実装
  • 超速グランプリの募集短期化


この辺りは今後実装してもらえると嬉しいですね。個人的総評として、久しぶりに出会った課金して熱中できるソーシャルゲームだと思います。


支援サイトにも原寸絵(+差分)上げました(無料記事・要無料会員登録)。



背景を無限ループさせていましたが、メモリ負荷が大きくユーザビリティ(利便性)を大きく損なうし、代替も考えたけど動きは要素(デザイン構成)で動きを付けているし十分かと思い、思い切って廃止にしました。

見た目より質重視ということで。

絵描き・物書き・webデザイナー・HTML/CSSコーダーと、幅広くやれる京都生まれのウサギ好き。ネチケット(ネットマナー)やネット(情報)リテラシーの扱い、批判(建設的意見)と批難(感情的否定)の違いにはちょこっとシビアで、性別問わず好きなタイプは、自己反省・研鑽(けんさん)・啓発の努力を惜しまない人。長い文章や理論を分析し、簡潔に分かりやすくまとめる事が得意なため、リアル・ネットを問わず、各所からご好評をいただいております。