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雑記,マスク拒否おじさん,大学入学共通テスト,鼻マスク,新型コロナウイルス

新型コロナウイルスによってマスク着用が世界標準になった昨今、マスク着用の話題で大きなニュースになったのは、飛行機でのマスク拒否によるトラブル と、『大学入学共通テスト』における、鼻マスクで不正行為に認定された話 でしょう。


これらのニュースによる問題点を分別するならば、

  1. 対応の適切さ】当事者に対応した企業や組織は、はたして適切な対応だったのかという問題。
  2. マスクの効果と体質】体質の問題や着用方法、マスクはウイルスを絶対に防ぐことができるのかという、正しいつけかたや科学的なエビデンス(論拠)の問題。
  3. 迷惑行為と想像力】周りに迷惑や被害が及ぶ、または将来を棒に振るリスクを晒(さら)してまで、頑なに拒否をするべきなのかという問題。

大前提として、これらの3つの話は切り分けて考えねばならず、上記の内容は記事で繰り返し言及するので、覚えておいてください。

彼らが逮捕された理由(後述)や、自分が彼らに一番問題だと思うのは『迷惑行為と想像力』で、ネット・SNS上で当事者へ苦言する人の多くも、同じ理由ではないかと推察(すいさつ)します。

ゆえに「当人の行動や問題点(迷惑行為)」を語る際、

  • 「企業や組織の対応は適切だったのか〜」
  • 「マスクの科学的根拠は〜」
  • 「日本の同調圧力やマスクをつける風潮が〜」

これらを持ち出すのは筋違いであり、(当人を含む)ネット・SNSで言い争う人たちは、ここの定義を明確にして分けて考えないから、お互いに論点がずれて平行線なんですよね。あと、『マスクの効果と体質』を焦点に当てる人は、やたら喧嘩腰で攻撃的な自己主張も目立った。

この記事では『迷惑行為と想像力』の問題に焦点をしぼって述べていきます。

これは一個人の意見です

他の様々な意見・視点も取り入れてください。


逮捕は「マスクをしなかったから」「同調や風潮に従わなかったから」ではない

ふたりは騒動の後、一度警察に逮捕されていたことがニュースで明らかにされています。


当人たちの主張を要約すると、

  • 「個人事情を汲(く)まずマスクをしなかっただけで不当。そもそもマスクの科学的根拠はあるのか」
  • 「これが(自分なりの)マスクの正しい着けかただった。メガネが曇るし、『鼻まで覆うように』とはどこにも書かれていない」

と弁明し、『マスクの効果と体質』を中心に語っています。

しかし原因はそこじゃないのは、先に述べたとおりです。

罪状も『業務執行妨害』や『不退去罪』という、「幾度の指示に従わず、結果的に周りの迷惑や業務を妨害した」ことであり、一番の原因は『迷惑行為と想像力』の問題。『マスクの効果と体質』はあくまでもきっかけでしかなく、それを中心に語るのは論点が異なります。

問題点を明確にしなければ、どうあるべきかという最適な見解を語れるはずがありません。当人もしかり問題を語るにもしかり、『マスクの効果と体質』をメインにして持論展開する人たちは、ちゃんと問題点や行動を掘り下げずに語っているのがほとんどです。

なぜ妥協できないのだろうか

彼らの行動で不思議なところは、「相手側が妥協策や対応策を提示したのに、それを頑(かたく)なに拒否をした」ところですね。

航空会社や試験会場だって彼らを全否定したわけでもなく、一定の理解を示したことが明らかにされていますし、周囲の迷惑や業務に支障をきたすから、別席や別室を用意する提案をみせたのに拒否。少なくともその状況で受け入れていれば、ここまでの騒ぎにはならず、彼らも人生を棒を振ることはなかったハズです。

だだをこねる子供でもなければ、反抗期真っ盛りのイキリ立った若者でもない、まっとうな社会人。社会人の感覚なら、「ここでいざこざしても自分や周りにも不利益が出てしまうし、解決策があるなら耳を傾けよう」となるもの。折れずに意固地になって妥協しないのは、一体どのようなメリットがあるのでしょうか。

少なくとも、頑固になる姿勢は周りに迷惑をかけたり、経歴に傷がついてしまう行動にデメリットしかなく、それも社会的評価を一気に落とすような、大きすぎるものです。

仮に解決策にも不満があるのなら、一応は従うか退席した後に、日を改めて意見具申なり、ちゃんと話し合いの場を設ければいいだけの話。それが大人の対応です。

付き合わされる企業や組織はお気の毒ですが、少なくとも現場で騒いで被害が出たり、逮捕されるよりかはずっとマシですからね。

リスク回避ができていない

飛行機でマスク拒否した男性は、後日ホテルで同じようにマスク拒否して大騒ぎしたそうです。


だいたい一般的な考えかたなら、「一度こんなことがあったから、次からは面倒事に巻き込まれないように策を打っておこう」と、リスクを回避するよう考えるものではないかと。ビジネス用語でいう『リスクヘッジ』というやつですね。ビジネス関係の話ではないので、この言葉を使うのは不適切でしょうが……

百歩譲って、最初に失敗するのは仕方ないにしても、失敗をしたなら対策もできます。マスクが体質的に合わないなら、

  • マウスシールドタイプのモノを用意する。
  • マスクなしでもOKか、事前に連絡して確認を取る。

このように、以前経験しているのなら策はいくらでも打てたはず。結局同じ騒ぎを起こしているのは、反省から何も学んでいないと言われても仕方がないものです。

マスクの感染対策だとかマスク主義の同調圧力、合理性とかの問題ではなく、余計なトラブルで面倒事を起こさないためのリスク回避をなぜしないのか。トラブルなんて双方望んでいないはずですし、そこを考えられないのが不思議でなりません。


大学入試でマスク退出された人も上述したように、「メガネが曇るし、『鼻まで覆うように』とはどこにも書かれていない」と主張していますが、これもリスク回避ができていません。

  • 注意事項に『マスクを正しく着用する』と記載」 → 多くのテレビCMや広告でも「マスクは鼻まで覆うもの」だと認識できる。
  • マスクでメガネが曇る」 → 事前に曇り止めなどの対策グッズを用意する。

一世一代の入試試験なら、勉強以外の対策は十分にしておくものでしょう。「そんなこと書かれていなかったから」って、子供の喧嘩でよくある屁理屈じゃないんだから……

それどころか、6回も注意される前に「メガネが曇るので、すみませんが別室でさせていただけませんか」も言えなかったのかと。少なくとも試験会場では別室が事前に用意されていたし、当人は「聞き入れられなかった」と主張していますが、正直そうは思えません。

謙虚にお願いするぐらい、40代どころか10代の若者だってできますからね。

『大人の対応』とはなにか

さきほど『大人の対応』という言葉を使いましたが、この言葉を聞くと、

  • 「言いたいことを言わず、我慢して従う(長いものに巻かれる)のが大人の対応なのか」
  • 「大人の対応って、怒らないイエスマンになれってこと?」

なんて言う人もいますけど、そうではありません。『大人の対応』とは、

  • 大人の対応】意見や行動に直情的にならず、『TPO(時・場所・場合)』と自分へのリスクもしっかり考え、建設的に対処する能力。そして、起きたトラブルや責任はしっかり取る姿勢のこと。

「我慢して従え」や「イエスマンになれ」は『ことなかれ主義』であって、『大人の対応』とは異なるものです。そしてこれも勘違いしないでいただきたいのは、彼らの主義・主張そのものは否定しないということです。

自分も多様な考えや身体的事情がある以上、著しく社会的モラルに反するものでなければ、たとえ相反する考えに「それは違うんじゃないか」と言うことはあれど、「あんたの意見はバカげてるし間違っている。頭おかしいんじゃないの」と言うつもりはありません。

相手側の対応やマスクの科学的根拠をちゃんと話し合うのならば話し合えばいいですが、時・場所・場合をしっかりわきまえてこそが前提であり、そこまでのプロセスを建設的に考えるのが大人。たとえまっとうな意見だろうが、周囲の損害を考えない場違いな行動は迷惑になるものです。

冒頭で「『対応の適切さ』や『マスクの効果と体質』と、『迷惑行為と想像力』は分けて考える」と書いたのは、そういう内容も含まれています。「主義・主張は否定しないけど、状況をわきまえない迷惑行為は社会人のすることではない。『大人の対応』をして、しかるべき適切な行動をすべきじゃないの?」という話なんですよ。

最後に:大人の対応と妥協ができない人は社会で損をする

何度も言うように、彼らの主義・主張そのものを全否定するつもりはありません。企業・組織の対応だとか、マスクの効能だとかは専門家でも見解が分かれていて、そこの議論はすべきでしょう。

しかし今回問題となったのは、「迷惑になることや攻撃的な行動をした結果、周囲を混乱させたから」であって、主義・主張はきっかけです。

相手側に提案された内容に不服だったのなら、その場では冷静に対処し、後日改めて意見具申なり、話し合う場を設ければ済む話で、ちゃんとこのような大人の対応や妥協の心、事前に対策をする姿勢があれば、ここまでの騒ぎにはならなかったはず。

彼らの主張が鼻についてしまうのは、大人の対応や妥協ができていないのもありますが、記事やインタビューから匂わせる、

  • 共感性の低さ】相手の気持ちや状況を考える思いやりがない。
  • プライドの高さ】自分から折れるようなことをしない。
  • 被害者意識】「俺は被害者だ。世間の風潮や相手が悪い」という意識が強い。
  • 自己中心性】強すぎる自己愛や、独りよがりの我(が)の強さ。

これらの要素がにじみでているからでしょう。

飛行機のマスク拒否をした男性のブログやツイッターがあり、自分の迷惑行為を棚に上げて、正当性やマスク風潮、科学的論拠の問題にすり替えていましたからね。ただ、本当に当人の書いたブログ・ツイッターだったのかは絶対的確証が持てなかったので、ここでは割愛(かつあい)します。

これも繰り返しですが、『対応の適切さ』『マスクの効果と体質』『迷惑行為と想像力』は分けなければなりません。今回の話で、対応やマスクの風潮、科学的根拠を中心に語るのは、論点が異なる筋違いな行動。

発端になったふたりは立派な大人なんだから、個人の考えはあるとしても、思慮深く行動してほしいものですね。

結局、adobeの『XD』を使うためにMojave(10.14)にしました。Illustrator CS6を使えるようにするためにややこしい作業をしたのを除けば、以前と変わらない挙動で一安心。

同じUIデザインができるなら『Sketch』を使うことも考えたんだけど、日本語対応していないし有料だし、XDのほうが職場で慣れているからね。

半年以内に新しいブログデザインへ完全移行ができたらと思う。WordPressのクラシックエディタも今年で使えなくなるし、全記事をグーテンベルク形式に書き直さないと……

絵描き・物書き+WEBデザイナーの京都生まれなウサギ好き。「ネチケット(ネットマナー)やネット・情報リテラシーの扱い」「批判と批難(非難)の混同・誤用」には少々シビアで、性別問わず好きなタイプは「失敗・反省から学ぶ人」。長文や理論を分析し、簡潔に分かりやすくまとめるのが得意なため、リアル・ネットを問わず、各所からご好評をいただいております。