



『サン&ムーン』の作風やサトシの作画の変化は、考えれば本編のゲーム内容が内容ですから、XYサトシでは浮くのが明白ですからね。
とはいえ、作風が180度変わった感は困惑されても仕方がない。そのぐらいXYのサトシはイケメンすぎたのもあります。
これもマンガに描いたことですが、作風が変わってもサトシ続投するのは、商業的な大人の事情でしょうからね。
次からはポケモンつながりで、『ポケモンGO』のメディア報道に違和感があったため、それに対する見解になります。興味のある方はご覧ください。
個人の見解です
ほかの意見もご参照ください
『ポケモンGO』の報道姿勢・歩きスマホ問題


メディアは
よくも悪くも俗物
テレビなどで連日報道されていましたが、
- 「ポケモンGOで事故」
- 「運転中にポケモンGOで〜」
このように、あたかもポケモンGOが悪かのような報道がされますが、「特定のサブカルチャー・若者文化を事件や社会問題に安易に結びつける」のは、ポケモンショックよりもゲーム脳報道を彷彿(ほうふつ)とさせます。
いかに「センセーション(話題性)を重視するか」「視聴率を取るか」を優先していて、この負の側面をメディアがいまだに反省していないのは残念ですね。
配信前は好意的に持ち上げ、事故が起きれば手のひら返しするのも、よくも悪くもメディアは俗物(ぞくぶつ)であると実感させられます。
昨今のテレビ離れ問題が深刻だから、刺激的な話題性を持ち上げるのは理解できますが、こういった報道は、情報を精査しない人たち(=リテラシーが低い人たち)によるデマや誹謗(ひぼう)中傷、風評被害にもつながりますからね。
問題点の論点が違う


位置情報ゲームの
間違った使いかた
『ポケモンGO』 のような位置情報ゲームは、まだ黎明(れいめい)期……つまり出たばかりなので、安全上における改良と手さぐりは確かにあると思います。
しかし一番の原因は、「歩きスマホ・ながらスマホのリスクや危険を無視した思考力・想像力が乏しい人たちがいること」ではないでしょうか?
事故を起こした本人たちのマナー・モラルが根本的な原因であり、以前から歩きスマホ・ながらスマホは問題になっていましたからね。
それを「こういった事故はポケモンGOが原因だ」と論点をすり替えて、大々的に報道するのは、大変軽率であると危惧(きぐ)しています。
ちゃんとゲーム内で警告が出る
そもそもゲームの仕様で、一定速度を感知すると警告が出る仕様になっています。
つまり事故を起こした人は、「ウソをついて解除ボタンを押している」のが明白なんですね。そこをメディアは報道しないのは、ものすごく違和感がありました。
ゲームを一方的にバッシングする人も、ここを取り上げることはほぼありませんから、いかに調べないでモノを言っているのかがよくわかります。
否定派に見られた「俺は正しいことを言っている」論


こういう人たちは
聞く耳持たない
否定派は一般人も著名人問わず、利用者のマナー問題を棚上げし、メディア報道を鵜(う)呑みし、問題を表面的に捉(とら)えている感があります。
彼らに共通するのが、
- 【使命感】「自分は正しいことをしているんだ」と思う正義感。
- 【リテラシーの低さ】調べずに文句や否定をしている。
- 【議論下手】正しい批判ができない。
- 【メタ認知が低い】「間違っているかもしれない」という思考が欠けている。
- 【聞く耳持たない】反論や指摘を聞き入れず、敵認定する。
- 【理屈よりも勢い】理論や根拠ではなく、正当性の主張が目的。
- 【集団帰属】同じ思想・意見のコミュニティに帰属したがる。
『ポケモンGO』はゲームフリーク開発と勘違いしたり、ARモードのOFF機能に言及せず、歩きスマホを推奨していると本気で思い込むあたり、リサーチ不足による憶測や印象だけで語っているのは明らかです。
中には、ゲームの話だから地図アプリやSNSを持ち出すのはおかしいと言いはじめたりと、自分の主張を正当化するために、論理が破綻した持論展開をする人も見かけました。
上述のように、「調べずに文句やバッシングをする」という、批評(正しい批判)にはほど遠い行為になんら疑問を抱かず、恥と思わないのはよくないですね。その姿勢で物事を正しく論ずれるワケがありません。
誤った正義は宗教である
経験上言っておきますが、こういう歪んだ正義感にかられた人たちは、何を言っても理解できませんし、しようともしません。そして同じ意見の集団に帰属して、安心感を得ようとします。
カルト宗教にハマる人が、同じ意見のコミュニティに属し、何を言っても聞く耳持ず、むしろ異端扱いにしてヒステリックに責め立てるのと、本質的には同じです。上記の例も、カルト信者に見られる特徴と似通っています。
歪んだ正義感というのは、ある種の宗教なんですね。『正義教』とでもいいましょうか。
デマや誹謗中傷・風評被害はこうしてうまれる
意図的に前置きしているならともかく、この完全な憶測や偏見(へんけん)・思い込みで語るのは、意見・情報発信として恥ずべきおこないです。
これは、デマや誹謗中傷・風評被害につながる要因なんですね。こういった人たちがきっかけになって、負の連鎖というのは広まっていくんだと実感させられます。
最後に:良くするように考えるのが生産的


叩くだけなら
小学生でもできる
一応語弊がないように言っておきますが、別に『ポケモンGO』を擁護(ようご)したいのではありません。位置情報ゲームはまだ過渡(かと)期であり、まだまだ改善が必要です。
ここまでの文章の意図と、一番伝えたいのは、
CHECK!
メディア報道は意図して過激・極端な文言を使って興味をひかせようとするもの。報道を鵜(う)呑みにせず、論理的な思考やちゃんと調べる(=高いリテラシー)行動が必要である。この点にあることを理解していただけますと幸いです。
そして、ただ叩いたり悪者にするよりも、「だったらどうすればよくなるのか」を考えたほうがよっぽど建設的で有意義です。
これができない(=正しい批判ができない)人が割といるから、世の中からデマや誹謗中傷、風評被害がなくならないんですね。
またプレイすればわかるように、そもそも『ポケモンGO』は歩きスマホ・ながらスマホをする必要が全くないゲームですし、ちゃんと警告がでるような仕組みが導入されています。
仮にどうしても歩いてやるならば、目になってくれる誰かと同伴しながら遊ぶのが、現状の一番の対策でしょうね。

