
当サイトも含め、コメント欄を閉鎖(コメント投稿を禁止)したブログが増えましたよね。

コメント欄ないの? 筆者の言い逃げにならない?
ただ読者の中にはそう思われるかもしれませんし、感じるのは仕方ないと思います。
- コメント欄を閉鎖する理由
- 運営者の切実な事情と戦略
- 読み手・書き手のモラル
なぜ当サイトのコメント欄も閉鎖したのかも含め、閉鎖する理由を考察していきましょう。
個人の見解です
ほかの意見もご参照ください
コメントのマナー・モラル問題


一番多い理由かも…
おそらく、多くのコメント投稿を廃止したブログ管理者が挙げる一番の理由でしょう。
特に名無しで自由にコメントできる場所であればあるほど、無責任で心ないコメントが並び、ひどい場合は誹謗(ひぼう)中傷まみれです。
同意・支持、理解した上で異なる意見を言う人は、冷静な論理的意見を述べます。しかし叩きたいだけの人や文章が読めない人は、喧嘩腰・攻撃的でバッシング・人格否定ばかりするんですよね。
前者の人が多ければコメント欄も有意義でしょうが、少数派と思ったほうがいいです。
2000年代のブログのコメント欄だと平和的内容も多かったんだけど、参入ハードルが下がった弊害。

コメントする=サンドバッグ
- 気に入らないから叩く
- ストレス発散のサンドバッグ
- そもそも内容を理解していない
「文字は分かるが文は読めない」や職場であった実体験記事のとおり、彼らは対話や建設的意見を述べませんし、指摘も「ごめんなさい」どころか無視や逆上をされます。
読解力に問題がある人の代表的行動で、「言ってないのに『言った』と決めつける」があり、
CHECK!
その人の中に答えがあり、結論ありきで斜め読みして決めつけようとするから。これが要因らしく、読んで妙に納得ですね。はじめから「こいつは気に入らない」じゃ、文章を踏まえた意見なんて書けるワケがありません。
日本の生産性を引き下げている「文章を読めない人」(有料記事)|JB PRESS
読解力が弱い人は文章もちゃんと書けていない(アーカイブ)|東洋経済ONLINE
ツイッターで「クソリプ」を返す日本人多数 大半は読解力不足|livedoorニュース


律儀に返す人もいるけれど……
中には視野とメンタルを鍛えるため、こういった意見にも耳を貸したほうがいいと語る人、粗悪コメントにも返事を書く方々がいます。
しかし叩きたい相手にそこまでするより、記事の充実や楽しいことに時間を使うのが有意義でしょう。クレームを「善い内容」と「悪質な内容」に取捨選択するのと同じです。
ご意見ありがとうございます。ただ意図・目的は記事に記載していますが、どこを読まれてそう書かれたかをご教示ください。

自分もこう書くことがあり、言い逃れさせないよう文頭・文末に意図を記載して対策しています。
高確率で無視されるし、文章を読まず上から目線は恥ずかしいと思わざるをえませんが、別の第三者からも誤解されるリスクを減らせます。
読者への配慮


気持ちよく
読んでもらいたい
荒れたコメントがあるブログはさらに荒れる傾向が高まり、律儀に返事を書けば必然的にコメントはすべて公開し、残さないといけません。
それを見た読者が不愉快な思いをしてしまうことから、あえて読み手の精神衛生上の観点で、コメント欄の閉鎖をする場合があります。
「お客様の声掲示板」と同じ
スーパーやデパート、病院のお客様の声掲示板で、暴言や難癖、言いがかりに近い内容がいくつも掲載されると、建設的なご意見より悪口で埋まる現象とつうずるところがあります。
たとえそのような意見も拾うという意向・誠意の表れであろうが、帰るときに罵詈(ばり)雑言を見せられれば気分悪いですよね。

不毛な荒らし合いになるぐらいなら、コメントはもう受けつけない。
またネット・SNSの議論・討論も見ればわかるとおり、ただの相手を尊重しないただの口喧嘩なので、コメント閉鎖をするブログ運営者もいます。
コメント管理は大変な作業

だったらコメントを定期的にチェックしたり、承認制にすればいい。
そう思われるかもしれませんが、よっぽど熱心、もしくは小規模の趣味ブログでもない限り、コメントの管理は手間・コストがかかるものです。
このような理由からコメント欄を閉鎖したブログの場合、意見を聞いてほしい・返信がほしい人のためにお問い合わせを設置する場合も多いです。
実はSNSでコメントをもらえる


SNSがコメント欄
ブログのコメント欄じゃなく、意見・感想をSNSで好きにつぶやいてもらうのを優先し、コメント欄を閉鎖するところもあるようです。
(SNSのコメントは多いのに)ブログコメントが全然ないから過疎化・底辺ブログだと勘違いされるリスクを除外できるメリットがあります。
うまくいけば拡散で有名度や読者・アクセス数を伸ばせ、フォロワーも増えれば一石二鳥ですね。

エゴサーチもたまには必要
書いた記事の方向性・正確性を確認するために、記事の反応は見たほうがいいかもしれません。
いわゆる『エゴサーチ(エゴサ)』というやつだね。

「意見を言うならば、意見される覚悟も必要」が持論ですので、自分もたまにエゴサーチをして反応や意見を確認しています。
もちろん意見の取捨選択は必要で、誹謗中傷や読まずに拡散など、あまりにも常識を疑う内容に関しては、当たりさわりのないような返信をしたり、しかるべき行動をとることもあります。
繰り返すように対応は幾度もしていて、無視がほとんど。意見される覚悟のない言い逃げは自分で恥をかいているだけだよ。

反論は聞きたくない系


これはよくない
これに関しては「正直これはどうなの?」と個人的に感じます。
このタイプのブログ運営者も上記の彼らと同じ、批判の本質を理解しない、何が言いたいのかわからないダラダラした文章や、一方的かつ独善的な主張、攻撃的口調を使いがちです。
中には「批判はしないでください」と言っている人もいますけど、
いやいや……批判=叩き・悪口じゃないし、ちゃんと批判の意味を調べてから書こうよ……

と、そう思わざるをえません。
連絡先を徹底して見せないようにしたり、無視される場合も少なくなく、伝えることすらできないケースも少なくなく、悩ましい限りです。
言うなれば、「書き手に問題がある」ケースです。

全世界発信の意味・自覚
- 反論を認めないグチ吐き日記帳
- 意見は許さない言い逃げの場
要はブログをこのように扱っている形で、百歩ゆずって連絡先がない場合であっても、

私はこんな苦しい体験を受けましたので、同じような方々の助けになればと思います。
という内容なら、それは慈善活動の一環であり、それで救われる人もいるでしょう。
しかし単にグチ吐きや悪口・否定・バッシングを書くだけ書いておいて、コメントも連絡もさせないようにするのは、個人的には理解しがたいです。
意見は許さないけど自己主張を世界中に見てもらいたいって、とんでもない自己中心思考だよね。

個人ブログでも礼儀と節度は必要
「自分のブログだから好き勝手書く」は間違っていませんが、公開している以上、意見される覚悟と連絡手段の掲載は最低限の礼儀と考えています。

ブログをやってるけど個別に対する返事がものすごく苦手で、コメントを書かれるだけで少しパニックになるから閉鎖している。
ただ中には、こういった理由の人もいるみたいです。上記の自分の反論を聞きたくない系とは違い、こちらは一定の理解を示したいですね。
その場合は事前に事情を書いておいたほうが、余計なトラブルを避けられるかもしれません。
本当に吐きだめならネットやSNSに公開しようとは考えず、日記帳アプリに書くからね。

余談:「SEOとしてコメント欄は残すべき」という意見


ちょっと専門的な話

コメント欄があることでSEOの向上が期待できる。
SEO(検索優位性)の施策でこのような話があり、SEOマーケティングに片足突っ込んでいる人間の意見としては、SEO施策でコメント欄を実装するのは状況によります。
「うのみにしないほうがいい」が正直な感想です。
SEOの本質
- 【独自性】コンテンツの内容は独自性が高く、充実しているか。
- 【被リンク】さまざまなサイトやSNSで拡散されているか。
- 【フレンドリー】ユーザーや検索に優しい設計を心がけているか。
- 【定期的】定期的にサイトを更新するようにしているか。
コメント欄の実装は4に該当しますので、SEO向上の可能性は間違っていません。ですが、正解ではないことは知っておいてください。
現に当サイトはコメント欄がないのに、検索キーワード(2キーワード以内)で上位トップ3に1年以上入っていますからね。
当サイトの施策
- 【マークアップ】正しい言語によるコーディングをおこなう。
- 【ページ計測】ページ計測による点数の定期確認とその施策。
- 【指標の確認】コアウェブバイタルを可能な限り意識したサイト改善。
- 【SNS活用】SNSで記事を定期的に掲載し、被リンクの機会も獲得。
- 【定期更新】記事を定期的に書き直す。
これは当サイトがやっている施策で、コメント欄がなくても上位を狙えるんですね。10年以上も同じドメインを使い続けているのも理由です。
Googleは息の長いドメインを評価=信頼できるサイトだと評価する傾向があるためです。

SEOの話に正解はない

SEOに詳しい人がコメント欄あったほうがいいと言っているし、実装しよう(残しておこう)。
上記判断は早計で、ここまでの内容は業界人なら誰でも知っている入門的部分です。
コメント欄がなくてもSEO向上は可能であり、SEOには正解がありません。なんならGoogle社員同士でも意見が割れているレベルです。
コメント欄実装は管理の手間を考えるとあまりオススメしませんし、それより記事の質を高め、定期的に記事を書く方向性のほうがいいでしょう。
SEOはそれだけでご飯が食べられる世界です。

ネットの情報はごく一部分の話。そんなお金になる商材をポンポン公開するワケがないんだよね。

最後に:切実な理由がある


いろいろ理由が
あるんだよね
- コメントのマナー・モラル問題
- 読者への配慮
- 実はSNSでコメントをもらえる
- 反論は聞きたくない系
以上、コメント欄を閉鎖は上記が考えられるし、SEOとしてコメント欄を残すという意見も、うのみにしないほうがいいという話でした。
ほぼコメントの民度の話になりますけれど、実際YouTubeにおいて、コメント欄を閉鎖・書き込み規制をしているのは日本特有の処置だそうです。
コメント欄閉鎖するブログは単に「反論を聞きたくないからコメント欄を閉じている」パターンだけではないことを知っていただければと思います。
それだけ今の日本ネット・SNSの民度は問題であると言えるのかもしれません。

























