
これで18シーズンも終了です。今シーズンは今までとは異なる特殊な構成でしたね。
ネタバレ注意
作品の内容・結末が記述されています
第18シーズン8話『Cock Magic』


死亡フラグ回避
『マジック:ザ・ギャザリング』を主軸に、ランディが披露した「マジック」とかけた話でした。地下闘技場の雰囲気からケニーが死ぬ……ことはなく、チンポーさん再登場は嬉しい。
『マジック:ザ・ギャザリング』は今の遊戯王やデュエルマスターズなどに続く、トレーディングカードゲームの原点であり頂点ですからね。
カードゲームと闘鶏(とうけい)になんの関係があると思いきや、「Cock Magic」のCockってランディが披露したイチモツという意味のほかにも、『おんどり』の意味もあったんですね。
ほかにも、警察とランディのイチモツマジックを見せつけられた子供の親とのやりとりで、「Dick(イチモツ)」を「Deck(デッキ)」と聞き間違えるなど、言葉遊びが多い印象を受けました。
闘鶏で主人公たちの鶏の名前がマクナゲッツ(マクドナルドのナゲット)で、開催場所が中華料理屋ってまさか……
第18シーズン9話『REHASH』


海外でもある
動画評論家
カイルが『コールオブデューティ』の新作をアイクとやるつもりが、そのプレイ実況動画をアイクを楽しんでいるのを目の当たりにし、そこからネットに実況中継して人気となり……という話です。
アイクや幼稚園児たちのやっていることって、いわゆる「動画評論家」に近いものです。
しかしながら、ゲーム内容を実況動画を通じて楽しむところまでで、ゲーム自体にケチつけてませんから本物よりマシというか、比較的健全ではあるんですけどね。
スタンの「ゲームはリビングでやるものであって、人の意見を見るもんじゃない」は、動画だけでゲームした気分になっている人たちに言ってあげたいセリフです。
どこかのブログで「ゲームは買うなんて時代遅れ、今の時代ゲームはスポーツで、ゲームは観るものだ」と、動画評論行為を正当化しているブログ記事もありましたっけ。
しかし「ゲームを買って遊ぶこと」と「eスポーツや実況動画を観戦する」は話の次元が異なります。野球をするのと甲子園を観るのとでは、目的・意識が違います。
eスポーツはスポンサーがいますが、ただの実況動画は公式にお金が入りませんからね。
第18シーズン10話『Happy Holograms』


1シーズンで
ひとつの物語
話の序盤でスマホ・PCの画面に夢中で~とカイルが語りますが、自分も食事中や会話中、歩きスマホをする人を見て、現代の情報中毒・依存症の割合はどれほどかと考えてしまいますね。
昔も昔で新聞に夢中になる人も多かったらしいですが……
話の最後でカイルがアイクに「キミのことを理解せず僕と同じことをやればいいと思っていた。でもお前をお前だと認めなくちゃいけない」と話しましたが、これも価値観の問題でしょう。
グルテンにロード、レッドスキンズに専用トイレ、例のカスタマーサービスなどなど、18シーズンはすべての話がひとつの物語としてつながっていたんですね。
