2020.07.23 2024.10.08

【レビュー】コロコロアニキ2020年夏号のピックアップ感想【爆走兄弟レッツ&ゴー!!】

爆走兄弟レッツ&ゴー!!,リターンレーサーズ,ミニ四駆,コロコロアニキ,リディア・アスティア,サラ

リターンレーサーズに登場したサラは、『ドラゴン・タトゥーの女』のリスベット・サランデルと、ロックバンド『ブロンディ』のデボラ・ハリー氏がモチーフらしいです。

コロナ禍(か)のステイホーム(外出自粛)のせいか『ミニ四駆 超速グランプリ』の監修作業のせいか、結局4ヶ月間隔の発行に戻りましたね。

今季号の作者コメントには、先生たちのステイホーム生活について言及しているものがいくつかありました。

  • ひかわ博一先生:『デデププ』 → 普段と変わりなく仕事。
  • てしろぎたかし先生:『グランダー武蔵』 → 村田基氏の魚種格闘技戦を観ていた。
  • 樫本学ヴ先生:『コロッケ!』 → 「マンガ家は引きこもりに強い」と思ったら体調不良。
  • 青木たかお先生:『ベイブレード』 → Netflixで海外ドラマばかり観ていた。

『マツイくん』の河合じゅんじ先生は「元気を出して、少しずつ前に進もうではありませんか」と意味深なコメントでした。

『でんぢゃらすリーマン』の曽山一寿先生は、「リモート飲み会の話を描いたけど、実際にリモート飲み会できる友達がいない」には少し同情を隠せないですね。

ネタバレ注意

作品の内容・結末が記述されています

『ポケットモンスター アニキ編』感想

背景

ポケモンの肉問題

「サメハダーを料理にして食べようとしていると勘違いした話」は、無印アニメポケモン(アニポケ)の遭難したサトシたちがコイキングを食べようとした話を思い出します。

過去にポケモンセンター公式が「アニメ世界で肉は出るのか?」の質問に、「あの世界は我々とは違う星の物語で、野菜や果物、乳製品や穀物類しか食べない」と答えた話もありました。

ゲーム本編では図鑑の解説でポケモン同士で弱肉強食の世界は成立し、ポケモンを味見した人やヤドンのしっぽ肉料理の記載のみならず、剣盾は実際にソーセージが出てきましたね。

新アニポケでもソーセージ料理が出てくるので、ヤドンのしっぽ肉を原料としているのかと思いきや、ゴウがヤドンの島の話で「おいしいのかな?」と言っているから結局謎ですね。

多分あれはソイミート(大豆肉)なんでしょう。

『コロコロ創刊伝説』感想

背景

好きを仕事にする
言葉の重み

コロナ禍の外出自粛の影響でコロコロ編集部はステイホーム(当時)らしく、もちろん取材もできないせいか、のむらしんぼ先生の全盛期の話でした。

ハゲ丸くん絶好調のときは印税もろもろで、年収6000万という莫大な利益を得ていたのに、今では借金地獄で読者にコミックス買ってくれと懇願(こんがん)するほどに転落したのは笑えない……

話は先生からずれますが、マンガ家や作家、ユーチューバーなどの代名詞として「好きを仕事にする」って言葉があります。

あれは逆に言えば「たとえ過重労働でもブラックでも会社宿泊でも、好きの感情で乗り切れるか?」って意味とほぼ同じなんですよね。

金銭欲を出さず慎(つつ)ましく調整すれば、ゆとりある生活もできるでしょうが、知り合いや友人で好きを仕事にした人のほとんどは、グチか多忙自慢ばかりです。

大物YouTuberのヒカキン氏も自分で自分をブラック企業にしていますし、ご縁で話をしたことがあった某マンガ家さんも、忙しすぎてうつ病を患った時期があったそうです。

好きを仕事にするって、一般職よりも自己管理ができていないとすぐ潰れてしまうことを、肝に銘じたいものです。

『40代漫画家、原稿料は5万…副業のユーチューバーでの月収20万!!(ピョコタンマンガ)』感想

背景

サブチャンネルの
有用性

最近もっぱら楽しみになったピョコタン先生のマンガで、今回は「サブアカウント(サブチャンネル)の意味と必要性」の話でした。

今回のマンガでサブチャンネルの有意義性がわかりましたね。

  • ニーズ獲得】特定ジャンルに沿ったCMが流れると、広告収入が倍になることがある。
  • 企業アプローチ】企業案件を受けやすくなる(広告以外の収入が得られる)。

もし絵描きアカウントのチャンネルを作る場合、「絵描き動画チャンネル」よりも「特定のニッチジャンル(ミリタリー・生物群など)に特化した絵描きチャンネル」を作るのが益になる形になりますね。

ツイッターのサブアカウント(サブ垢)も似たようなことが言えるかもしれません。

『爆走兄弟レッツ&ゴー!! リターンレーサーズ』感想

背景

どこへ向かっているのか……

男性恐怖症のドS系リディアの次は、メンヘラバイク乗りのサラは作者の趣味が全開ですね。

バイクの描写など、乗り物やミニ四駆の描写は変わらず愛を感じるものの、陽人とのバトル以降は「誰向けで、一体どこへ向かおうというのか……」という展開が多いですね。

アニキ連載初期の純粋で熱いバトルを見たいものの、『ネクストレーサーズ』は王道系で、『リターンレーサーズ』は趣味全開系で行く方向性なんだろうなぁと感じました。

時系列的に、リョウはライジングトリガーを持っているはず。だから愛機コレクションとしてトライダガーWX(ワイルドエックス)を快(こころよ)く貸してもらえたのでしょうね。

ホワイトスペシャルはキット化しそうで、ライジングトリガーのホワイトバージョンはありますから、それのセルフオマージュかもしれません。

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プロフィール

赤竹ただきち

赤竹ただきちTadakichi Akatake

【1/23(木)23:05にiCloudメールでお問い合わせされた方へ】そちら様のメールの受信ボックス容量がいっぱいになっているようで、いただいた内容にお返事を送ることができませんでした。

大変恐れ入りますが、メールボックスの容量を整理いただくか、別のメールアドレスを送っていただければ返信を再送いたしますので、よろしくお願い申し上げます。

イラストレーター・マークアップエンジニア(コーダー)・Webデザイナー・ライターのウサギ好き。多様な絵柄を描け、外国人でも絵でわかるマンガ、ウサギと口内描写にこだわりを持つ。

コーディングとWebデザインは両方可能。納期が短いなどいった案件では、「デザインとコーディングのアドリブ同時進行」という荒業もおこない、SEO施策を意識したマークアップも得意。

フリーランスとの進行ディレクション・指示や、面接担当の経験が幾度もあり、プロ・趣味問わず、絵描きを含めたクリエイティブの姿勢には少々シビア。

「自省・リテラシー・正しい批判の認知・意識向上」をライフワークとし、当サイト記事も「気づき・理解・学ぶ」を全体テーマとして執筆。

当サイトの記事は中学生でも理解できるように計算しながら執筆しており、ネット・SNS上で「わかりやすく参考になる」とご好評の声多数。

「言い訳せずに下手でも自分の弱さを認め、背かず自省して学ぶ意識を忘れない(=謙虚な)人」は、年齢・性別問わず好きなタイプ。