
いじめられっ子で空気を読めないおバカさんながら、多芸なバターズの新たな一面を垣間見ました。最近は衝撃の事実と言わんばかりの新設定がよく出てくるもので。
ネタバレ注意
作品の内容・結末が記述されています
第16シーズン11話『Going Native』


ケニーの声が
ナイスガイ
以前にも精神的に追いつめられて殴り返したことや、カートマンに散々利用された腹いせに中指を立てたことはありましたが、今回のように怒り狂い、ブチ切れるバターズは珍しいです。
おそらく視聴者が思っていたであろう、登場人物に思っていたことをすべて代弁してくれたのも高ポイントで気分がスカッとしますね。
バターズの親の話によれば、ストッチ家はハヴァイ(ハワイ)出身のネイティブハワイアンで、しかも王族の血統という新事実。カイルに引き続いてまさかの出自です。
あれほど怒り狂っているのは反抗期ではなく、ひとりで故郷へと帰りハパノアの儀式(マハロ・ポイントカードと現地の祝福を授かるだけ)を受ける頃合いの時期だったそうで……
なお本人はベン・アフレック氏とジェニファー・ロペス氏の熱愛(過去形)に彼は怒っていただけでしたけれど、それなら、わざわざハワイへ行く必要はなかったのでは?
今回はバターズが主役ですがケニーの活躍も見どころで、ついてきたら現地の人たちに邪険(じゃけん)にされ、挙げ句ケニーはネイティブを証明する試験に失敗し滝壺に真っ逆さま……
……にも関わらず生還し、ほぼ戦争状態だった現地の人たちの怒りを落ち着かせ、ネイティブとして認められたという大活躍でした。
その反動なのか、劇中でバターズは殺人タップダンスとは比にならないほどに人を殺してしまう事態になり、ゴルフボールひとつでタイタニックを再現するとは……
さすが、自他共に災難を降らせる子供なだけありますね。
