MAX編のファイターレディを描いているものの、特にレビュー・感想内容と関係性はありません(元々気晴らしで描いたもの)。
なお今季号の『リターンレーサーズ』のレビュー(コスモソニック編)を一言で表せば、「コロコロだとしてもドン引きされるエロ下ネタだらけで中学生編でワースト(最低評価)」です。
実際に評判が悪かったらしく、先生は「てへぺろ」とごまかしていましたね。ボツになったという宇宙を絡めた話をむしろ見たかったです。
ネタバレ注意
作品の内容・結末が記述されています
『PCエンジン』はギリギリ世代ではなかった
名前しか存じない
ゲームハード
当時は任天堂のファミコンやソニーのプレステ1は持っていましたが、PCエンジンは当時名前や存在すら知らなかったですね。
PCエンジンの特集はアニキ懐かしのハード特集かと思いきや、『PCエンジンmini』が発売されるからなんですね(本誌発売日当時)。
これでファミコン・プレステ・メガドラ・ネオジオに加え、海外ではATARIやMSX(正確にはzemmixとよばれる韓国版MSX)のミニ版があるので、当時のハードはほぼ網羅でしょうか?
しかしPCエンジンmini特集ページを読んでいて、「裏技」って死語なのか……と驚きを隠せない。確かに昨今のゲーム話題だと聞かないかもしれないですね。
韓国のMSXにミニが登場「zemmix mini」|電脳世界のひみつ基地
ピョコタンマンガから学ぶ集客効果
すごく勉強になる
今季号で最も興味深かったのが、自称底辺ユーチューバ&マンガ家であるピョコタン先生の「底辺ユーチューバーが知名度を上げる方法」を実体験で述べたマンガの内容(2話)。
タイトルが『40代漫画家、原稿料5万…副業のユーチューバーでの月収20万!!』と長いので、便宜上「ピョコタンマンガ」と表記します。
話をまとめると、
底辺ユーチューバーが知名度を上げるにはコバンザメ(むしろ寄生虫に近いかも)のように、有名ユーチューバーのコメント欄やSNSに感想を書きこんで知名度のおこぼれをもらう。
リスクが小さいプチ炎上動画を投稿! アンチ(誹謗〈ひぼう〉中傷)を恐れず突き進め!(要約)
ピョコタンマンガ2話より
だそうで、前号の「初めから有名所をマネして凝った動画を作成したり、機材を買い揃えるのは「ごっこ遊び」と切り捨てています。
先生のYouTubeチャンネルを見ると、煽(あお)りタイトル動画だけじゃなく、ちゃんと真面目でタメになる話や、海外旅行撮影、有名人やほかのマンガ家との対談。作業場見学など……
決してアンチにビビらないプチ炎上売名だけではないと思うんですよね。
意識的にプチ炎上を狙うだけではアンチがファンになるどころか、結局「中身もなくつまんない奴」で一発屋芸人のように飽きられ離れていくのがオチです。
むしろその人脈と行動力の広さという武器が、アンチをファンにしている要素で、マンガ内ではさらっと描かれている程度ですが、こっちがむしろ重要かと思います。
実際、有名マンガ家の作業場見学とか有名人をゲストに迎えるって、普通の底辺ユーチューバーは到底できないことですからね。
ゆえに「アンチを恐れず意識的にプチ炎上を狙え」よりも、
CHECK!
(いい意味での)行動力が大切。持ちネタも取り柄もないなら外に出て動くべきだ。こちらにフォーカス(焦点)を当てるほうがしっくりきますね。
『コロコロ創刊伝説』で理解した故・徳田ザウルス先生の超人エピソード
偉大な方だった
今季号で、故・徳田ザウルス先生がミニ四駆のブームや販売売上台数を牽引(けんいん)した功績だけではなく、
- 当日締切のマンガ原稿を執筆ライブでサイン会と同時進行でやり遂げた。
- 締切直前に担当編集が誤って原稿を破ってしまっても笑って許す。
- FM(フロントモーター)シャーシの雛(ひな)形を考案した。
- 当時のMacを「CGで描く時代が来る」と、200万払って先行投資。
……今見ても相当スゴいことをされていたんですね。Macの件は200万というと、一般家庭用ではなく企業用Macを購入したんでしょうか。
92年に不摂生な生活による病魔に襲われる前の話みたいですから、初代フォトショップが出たばかり(1990年初期)の話。
しかしフォトショップと言えど初期は到底細密な描写とかできないし、まだ数メガバイト(MB)がPCの最大メモリスペックという時代です。
そこからデジタルでマンガが描く未来を見越したのは先見の明がありますよね。
前号に引き続いて、その話の次に『ハイパーダッシュ四駆郎』や『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』の本編につなげていく構成はニクいです。
Design History of Adobe Photoshop|version museum
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