
『ソニックロストワールド』のWiiU版とニンテンドー3DS版両方のプレイ感想・評価です。
ネット・SNS上ではWiiU版の難易度が相当難しい、鬼畜だとの意見はあるものの、
そんなにWiiU版って難しいのか?

が個人的意見ですね。とはいえ「Wii U版は簡単すぎた」と言うつもりもありません。
操作練習や簡単なテクニックを覚えれば進められ、ダッシュボタンを要所要所で離して最低速度で動けば大体クリアでき、スピードランはクリアしてから研究すればいいと思うのですが……
そこも含めて述べていきますが、本作の評価姿勢についてファンのモラルが問われるものが多々あったため、まずはそこから記載していきます。
ネタバレ注意
作品の内容・結末が記述されています
ソニックファンのモラル問題


ファン以前に
人として問題
特に3DS版の書き込みで見られたのは、ゲームが難しい、性格が違うなどの理由で、ソフトや開発会社に暴言を吐く内容が多々あったんですね。
難しいと思うのはいいにしても、暴言を吐くのは敬意に欠いた問題行動ですし、中には、自分が下手なのを全部ゲームのせいにする人もいました。
3DS版なら素直にラジコン使ったほうがいいのに、使いたくない理由でもあるのか……?

性格が違うという意見も、大方はアドベンチャー基準に語る人が目立ち、クラシック時代・海外展開も知っていれば、「生意気だけど優しい」以外の部分は結構変わるんですよね。
「本作のソニックたちはよかった」とは擁護(ようご)しないにしても、ソニックを語るならそこも踏まえていただきたいものです。
ネガティブな話題からはじまって失礼しましたが、ここから両作品のレビューになります。

『ソニックロストワールド(WiiU版)』の感想・評価


WiiU版について
難易度は賛否両論ではあるものの、自分は先述したように、そこまで難しくは感じませんでした。
賛否はあるでしょうが、何度もミスすれば救済で難所スキップするアイテムが出現し、完全な攻略はクリアしてからやりこめばいいだけですね。
一応今作は「ソニック初心者向け」という触れ込みになっていて、ここの内容とひもづけて「初心者向けの難易度?」となっている論調でしょうか。
ソニックはあまりやっていないが、アクションゲームはできる人。

自分が思う「初心者向け」とは、このような定義で考えています。
初心者向けの定義を「アクションゲームがそこまで得意ではない人」にすると、確かに「WiiU版は初心者向けだよ」とは言いがたいですね。
ゾーンのバリエーション
ゾーンそれぞれの遊びやバリエーションはかなり豊富で、ほかにもステージ画面に『ゾーン?(クエスチョン)』や、レッドスターリングを集めるとサーカスミニゲームが出現します。
一言で言えば、どちらもゲーム進行にはやる必要のなく、任意でおこなうミニゾーンです。
サーカスはプレイ動画を見るだけでは動物たちがジャマでソニックたちが見えず、混乱しそうと思われる方もいるかもですが、ズームされたパッド画面を見ながらの操作なので言うほど混乱しません。
WiiU版はステージを進むのに動物の数が必要で、サーカスは多くの動物たちを確保できますね。
WiiU版スーパーソニックについて
- スピンダッシュからブーストになる
- スピードアップと併用できない
- ヒドゥンワールドで使用不可
3DS版では常時スピードアップ・曲が変わる・ラスボスで使うとかなり盛り上がるスーパーソニックは、WiiU版だといろいろ制約がありました。
3DS版のように、ラスボス戦をスーパーソニックになって挑むことがWiiU版では不可能のようです。
また3DS版だと、スーパーソニック+スピードアップアイテムの併用が可能でさらに速くなりますが、WiiU版ではできないみたいです。
併用してみたかった……

WiiU版の気になる点
- 一部カラーパワーの必要性
- アイテム設置が乏しくさみしい
- カメラワークの問題
- ステージの構成
マゼンタ・リズムのカラーパワーの必要性が少し疑問に感じ、まだ3DS版のカラーパワーのほうがカラーズに近く、流れをくんでいました。
パワーアップアイテムもフィールド上には存在せず、カバンから取り出して使う形です。任意で使用できるメリットはあるにしても、フィールドにアイテムがほぼないのはさみしいですね。
ウィスプのカプセルも、3DS版と違い攻撃しないと取れない。そこまでクラシック回帰しなくても……

引き気味のアングルが多くスピード感や爽快感が乏しいため、大きいテレビじゃないとソニックがどこにいるのか、少々わかりにくいですね。
「速すぎて難しい」と言われていたことの対応でしょうが、任意で設定できるとよかったですね。
最後にステージの構成についてで、ルート選びが多様が魅力……にしては、後半がルート分岐が少なく、曲面気味だけのステージになりがちです。
いかに無駄で蛇足なルートを選ばず、一本だけの正解ルートを見つけるゲームになっています。
その点でいえば、『デザートルーインズ Zone3』や『フローズンファクトリー Zone1』の序盤ルート探しは楽しく、ああいうステージが多ければWiiU版の評価が高くなったかもしれません。
後半のステージほどここが生かされていないから、アイデア倒れに感じた部分が否めない。

『ソニックロストワールド(3DS版)』の感想・評価


3DS版について
3DS版におけるルートの選択肢は縦に広がるのが特徴で、システム面もモダンソニックに近く、テクニック次第で相当の爽快感が味わえます。
リザルト画面のランク評価で、ソニックが喋ってくれるのは3DS版だけですね。

ゲームの内容は『ソニックジェネレーションズ 青の冒険』から進化していて、ステージのボリュームが多くなり、中盤以降のステージになると初見では10分以上かかってしまうほどです。
またインタビューによると3DS版はラジコンの使用が前提の作品だそうです。
難しいと感じた人は素直にラジコンを使うのが望ましく、使ったところでペナルティはありませんし、使えるものは使っていきましょう。
逆に慣れた人はラジコン縛りをすることで、相当の歯ごたえがあるゲームに化けますね。
ここはさすがディンプス製ソニックという感じ。爽快感なら3DS版が非常に楽しめたね。

主にジャイロ操作で遊ぶスペシャルステージは、後半になるとイヤらしい仕掛けが増えていきます。
いっそジャイロじゃなくスティックで操作できたら……と思うぐらいに難しく、やりなおす根気と、回転イスを使えば攻略しやすくなりますね。
ハードモードについて
ストーリーをクリアするとハードモードが新たに出現し、ステージの色合いが悪夢っぽくなり、リングはほとんど出てこない上、ギミックもよりシビアなものになります。
タイムやスコアは、通常モードとは別モノの扱いになっています。
『スーパーマリオ3Dランド』のスペシャルワールドに近く、通常モードでは登場しなかった新たなコースが追加される場合もありますが、その内容はハードモードの名に恥じない難しさです。
このハードモードをクリアすると、通常モードとは倍に近いマテリアルが手に入るみたいですね。
3DS版の気になる点
- ムービーの画質が悪い
- ソニックの二重影
- オモチャオラジコンの作成
正直WiiU版よりも好きな部分が多いものの、3DS版にも気になる点はいくつか見られ、一番気になったのはムービーの画質ですね。
2Dのムービーを無理やり3Dにしているのが原因でしょうし、3DSだからと無理やり立体視対応したんだろうと感じさせるものでした。
一部のムービーは3DS版に入っていませんでしたが、話の展開が違うからでしょうね。

ゲーム画面では、なぜかソニックやアイテムの影が貫通してるんですね。
空中の足場やデザートルーインズの動く足場を見ると、影が二重に表示されるのが気になりました。ただ、気になる人は気になるレベルで、気にしなければ問題ありません。
最後にテイルスラボでのオモチャオを生産は、なんでもいいのでWiiU版にラジコンを送ればOKです。
ただWiiU画面の「2P協力プレイ」を選択しないと出ないため、ここは非常にわかりにくいですね。
総評:3DS版のほうが好き


今作はWii U版と3DS版、どちらを楽しめましたか?
自分は3DS版が楽しかったね。WiiU版も嫌いじゃないけど、クラシック回帰が強すぎる印象。

今作は「いかにソニックの敷居を下げるか・遊んでもらえるか」という試行錯誤が感じられ、よく言えば意欲的、悪く言えば迷走しているように感じられ、賛否が分かれる内容になっています。
両方やった上でどちらが面白く満足度が高かったかといえば、3DS版でしたね。WiiU版は速さに制限があり、爽快感は得られにくいです。
そしてWiiU版・3DS版ともに共通して、ストーリーの説明不足感が気になりました。
- カラーズで帰ったウィスプがいる理由
- 六鬼衆の設定や休眠していた理由
ストーリーにはこだわらないとはいえ、匂わす要素をさせる割には伏線を回収しきれておらず、まだカラーズのほうが後腐れないです。
ウィスプがいる理由は『ソニックランナーズ』で明かされ、「カラーズの後、一部は地球を気に入って残り、静かに暮らしている」と補完されています。
性格が変わるのはよくあること

今回、ソニックたちの性格が変わりすぎでは? 特にテイルスは嫌味なキャラになってるし……
性格が変わるのはよくあること。ただ今回は全体的にギスギスしていて、大人ほど心が痛む……

飯塚プロデューサーいわく「人間臭いストーリーです」と言っていましたが、人間臭いというより、人間関係の嫌な部分を見ている感じですね。
「子供でもわかりやすいストーリーにして、海外向けにする」の方針が『カラーズ』の開発者インタビューから察せますし、マーケティング戦略として一定の理解を示します。
一方で、シリアスな作風でもないのに全体的にギスギスしていて説明不足なのは、「はたして子供が喜ぶ内容だろうか」は否めないですね。

挑戦は評価したい

今作ってマリオギャラクシーに似ていません?
90年代からこういうソニックはあったよ。ただ飯塚プロデューサーも一部認めているね。

今作を「ソニック版マリオギャラクシー」と言われますけれど、実際は90年代に『SONIC X-Treme』という発売中止作品があったんですね。
それだけではなく、2001年発売のアドベンチャー2でも『マッドスペース』という、重力がある小惑星を探索するステージもありました。
ただマリオギャラクシーと似ていることは、飯塚氏も海外インタビューで認めています。
脚本やゲーム性は賛否両論あると思いますけれど、挑戦という意味では評価したい作品ですね。
Sonic Xtreme Crystal Frost|YouTube
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