雑記
2020.07.26 2024.11.22

【2024年3月SSL化】JUGEMブログが常時SSL(https)化をやらない理由【JUGEMブログ】

雑記

かつて自分もお世話になったJUGEMブログ(ロリポブログ)は、2020年の半分を過ぎてもいまだ常時SSL(https)化しないことが一部の利用者から不満が噴出しているそうです。

JUGEMブログ|株式会社メディアーノ

JUGEMブログは何故SSL化に非対応なのか?終了が近いとか(リンク切れ)|楽々楽しく。生活向上 アイデア日記

安全ではありません(警告)|悠々人生ブ ロ グ

なぜJUGEMはいまだSSL化しないのか、以下からその考えられる理由を述べていきます。

追 記

2021年3月に株式会社メディアーノへ運営が変更になりました。また2024年3月に独自ドメインブログを除きSSL化されたものの、2020年当時の記事として残しています。

弊社の「JUGEM」をはじめとするブログサービスの運営会社変更について(リンク切れ)|GMOペパボ株式会社

【重要】ブログページのHTTPS化(常時SSL化)完了のお知らせ|株式会社メディアーノ

個人見解です

ほかの意見もご参照ください

仮説1:運営者の勉強不足説

背景

Googleの通告を知らない?

まず、「運営者の勉強不足である」という説。これは以下の公式サポートブログの文面から判断できるものです。

【常時SSL・https】Googleより「保護されていません」という旨の警告が届きました。(リンク切れ)|JUGEM公式サポート

書かれている内容を要約すると、

  1. 悪影響が出るのは、「ショッピングなどの個人情報入力」の場合のみ。
  2. JUGEMブログで個人情報を入力するのは「コメント欄」のみである。
  3. (検討はするが)緊急性がないので、SSL化は予定がない。

しかしこれはWebやSEO(検索最適化)知識が少しでもあれば、「あなたがたは何を言ってるんだい?」となる弁解です。

SEO業界では常識

なぜ世の中がサイトのSSL化を急ぐかといえば、2014年から続くGoogleの通達によるものです。

HTTPSをランキングシグナルに使用します|Google ウェブマスター向けブログ

【SSL化必須】Chrome「全HTTPサイトに警告表示」でどうなる?2018年7月開始|カゴヤのサーバー研究室

いよいよGoogleが本気。Chrome 68から全HTTPサイトに警告!|常時SSL Lab.

簡単に説明すると、

  1. 非SSL(http)はセキュリティ不足のため警告が出る。
  2. Chromeは2020年から非SSLサイトの除外を順次開始する。
  3. 非SSLサイトはGoogle検索結果から順位を下げられる。

この3つは知識がある人や業界人からすれば常識であり、Chromeは2020年現在もシェア1位を誇るブラウザ ですから、コンテンツブロックや検索順位の影響は計りしれません。

言葉は悪いけどIT会社なのに、Webの基礎的知識が欠落しているのではないかと疑惑を抱くね。

ただきち

Browser Market Share Worldwide|statcounter

仮説2:運営の縮小化説

背景

やりたくてもできない

次に考えられるのは、「上記の公式弁解文は建前であり、実際は運営規模が縮小化されてしまったので、対応したくてもできない」説。

公式サポートのお知らせを見てもわかるとおり、今JUGEMブログは外部サービスやブログカスタムサポートをどんどん終了、打ち切っています。

サービス打ち切りの一例

サービスを打ち切ったものを挙げると、

  • Webフォント
  • 有料テンプレート
  • ガラケー専用サイト
  • ブログ書籍化機能
  • ブログテーマ作成
  • ユーザー情報機能
  • JUGEM Dressの素材
  • 絵文字(PICTO)投稿機能
  • サブユーザー(子ユーザー)追加
  • お題投稿
  • トラックバック
  • フェイスブックとの連携機能
  • インスタグラムとの連携機能

提供元のサービスが終了、セキュリティや技術的な時代遅れになったのも含まれているとはいえ、それを差し引いても3年で結構な機能を終了していることがわかりますね。

違うサービスに人的リソース(人材配置)に重きを置き、JUGEMブログサービスを最小限の人数で運営しているという可能性が出てきます。

仮にこの場合だと会社の方針が変わらない限り、JUGEMブログのSSL化はかなり絶望的になります。

ウサ子

仮説3:サービス終了予定説

背景

終了するから?

仮説2とつながる部分があるものの、「サービス終了予定なのにわざわざSSL化するメリットがない」という説です。

これは運営元であるGMOの各サービスやサポートブログを見れば、「SSL化していないのは個人のJUGEMブログのみである」なのがわかります。

運営もビジネスなので、もう終わるサービスに対し、余計なコストはかけたくないのであろうと想像できます。

これはもちろん公言しているわけではないので、あくまでも考察の範疇(はんちゅう)を出ないのはご了承ください。

ウサ子

最後に:ブログはWordPressなどでやったほうがいい

背景

JUGEMブログの将来性は
ほとんどない

もし今からブログを作るのであれば、SSL通信が用意されたサーバーを用意し、WordPressなどのブログ投稿システムを導入して運営したほうが、ブログ資産・将来的にも有益です。

初心者でも簡単にできる!WordPressをインストールする方法|TechAcademyマガジン

JugemブログからWordPressに移行する手順のまとめ|MILYS-STYLE BLOG

仮に「どうしても無料でやりたい」場合は、有名どころの『note』『はてなブログ』『アメーバブログ』がいいのではと思います。

livedoorブログは粗悪なまとめコピペサイトが多いので除外。

ただきち

同じく移行の手間はかかるものの、WordPressよりかはまだハードルが低いかもしれません。

かつてはJUGEMブログにお世話になったのでこんなことを言うのは心苦しいですけど、今のJUGEMブログはもう将来性は低いと思います。

もし趣味ではなくビジネス目的・情報発信サイトとして使っているのであれば、早い段階で移行の手続きをするのをオススメします。

追記:いまだにSSL化がされていない場合

URLをクリックしてもサイトを見ることができない(画像はChrome)
© 2008- Google

2024年3月にSSL化して久しいものの、かつての旧ブログは2024年10月現在、いまだにSSL化がされていません。

SSLの不一致によってサイト表示が不安定になっていたので、どういうことなのかと公式サポートに問い合わせたところ、

独自ドメインを導入したJUGEMブログのSSL化には対応しておらず、恒久的な対応は難しいです(要約)

JUGEM公式サポートより要約

とのことでした。

モブウサギ

SSL化したんだよね? うちのブログSSL化されていないし、むしろブログ見られないんだけど……

もしこのような状況になっている人は、ロリポップ経由でJUGEMブログ(ロリポブログ)を作成し、さらに独自ドメインを導入した人です。

こうなった場合は公式も対応は難しいと言っていたので、閲覧者の機会損失を考えるなら、素直にあきらめて移行の方向がいいかと思います。

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プロフィール

赤竹ただきち

赤竹ただきちTadakichi Akatake

仕事で「YMYL(医療・健康・お金)記事をほぼ生成AI任せに書く」という、「これありえないだろ……」という他社事案に遭遇し驚きを隠せない。

というのもGoogleは2016年にWelq事件があったから、YMYL記事は独自性・信ぴょう性を厳しくチェックするようになっているんだよね。

それにYMYL記事を生成AI任せに書くとペナルティになる可能性も発表していて、こういった記事では生成AIを使うのはいいにしても、検証・監修で補完することが必須。

これを理解せず「SEOを上げるお手伝いをします!」という業者がやるんだから、いくらなんでもリテラシーが低すぎる。それで検索ペナルティを受けたら損害賠償モノなんだけどなぁ。

イラストレーター・マークアップエンジニア(コーダー)・Webデザイナー・ライターのウサギ好き。多様な絵柄を描け、外国人でも絵でわかるマンガ、ウサギと口内描写にこだわりを持つ。

コーディングとWebデザインは両方可能。納期が短いなどいった案件では、「デザインとコーディングのアドリブ同時進行」という荒業もおこない、SEO施策を意識したマークアップも得意。

フリーランスとの進行ディレクション・指示や、面接担当の経験が幾度もあり、プロ・趣味問わず、絵描きを含めたクリエイティブの姿勢には少々シビア。

「自省・リテラシー・正しい批判の認知・意識向上」をライフワークとし、当サイト記事も「気づき・理解・学ぶ」を全体テーマとして執筆。

当サイトの記事は中学生でも理解できるように計算しながら執筆しており、ネット・SNS上で「わかりやすく参考になる」とご好評の声多数。

「言い訳せずに下手でも自分の弱さを認め、背かず自省して学ぶ意識を忘れない(=謙虚な)人」は、年齢・性別問わず好きなタイプ。

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