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雑記他

雑記

話題・ブームの作品やジャンルなどの二次創作を描いて投稿する絵描きは、ネット・SNSだとよく見かけるものです。

今だったら少年ジャンプマンガ作品の『鬼滅の刃』などがそうですよね。正直、メディアや企業がこぞって鬼滅ブーム・ネタに便乗し、過剰(かじょう)な鬼滅コラボをやるからしつこく感じて食傷気味。お金が回るのはいいことで作品自体に罪はないから、「鬼滅ウザい」とかの風評被害にならないか心配。

こちらのブログでも、閲覧者さんたちが好きな作品・キャラクターを検索していて、こちらの作風に興味を持っていただけたのには大変喜ばしく光栄ですが、自分は流行っている作品を積極的に描くことは基本的にしません。

はじめに伝えますが、これはあくまでも「自身の価値観の話」です。該当している当人に対して、難癖つけるように噛みついたり、全否定する意図はありませんので、あらかじめご理解願います。


これは一個人の意見です

他の様々な意見・視点も取り入れてください。


話題作品・ジャンルの絵を積極的に描かない理由

理由1:ミーハー(便乗)の行為がそもそも好きじゃないから
簡単に言えば、「しょせんはアニメやテレビで知ったような『にわか』なのに、その絵を『(流行ってたら観たけど)この作品好きなんですよねー』って描くのは、原作を知る本当のファンに失礼じゃない?」の思いがあるというもの。

便乗ミーハーでも、知名度向上に貢献してくれるなら嬉しい」と好意的に考えるファンもいれば、「ブーム去ったら別の流行ジャンル絵を描くような、自分アピールで尻が軽いんだろ?」と、流行でころころと心変わりする様に嫌悪感を抱くファンもいて、自分はどちらかといえば後者のタイプ。

ファンと名乗るなら原作や関連商品を買ったり、定期的に情報チェックしたり考察してみたりと、深く知るところまで知るのが、ファンの皆さんに対する礼儀と考えています。現にブログに載せている絵のほとんどは、それに準じた行為を経ています。

深く知った作品は、そのぶん愛情もあるということ。愛情があれば、よりいい絵を描けるものです。


理由2:愛なのか自己顕示かが疑問だから
少し趣旨からは離れますが、センセーショナル(話題性)な内容に乗じてその絵を乗せる行為には、シビアな問題が発生します。たとえば芸能人の志村けんさんが亡くなったとき、追悼(ついとう)としてバカ殿や変なおじさんなどを描く人が、プロ・趣味問わず見かけました。

でもそれって、「心からの当人への追悼なのか、訃報(ふほう)に便乗していいね・リツイートを多く貰いたい自己顕示(けんじ)欲なのか」って、邪推(じゃすい)ながら考えてしまいます。

当人や支持派の意見を見た範囲だと、

  • 「心の整理が目的」
  • 「個人だと潰れそうだから、悲しみを共有するため」

これらの理由が多く、まあ現代的といえば現代的で、そこに悪意はないのだろうと信じたいところ。

ただ、自分は「人の死に対する悼(いた)みは、個人の心の中か厳粛な場で謹(つつし)みもって行うもの。安易な共有や自己主張を目的とするものではない」と考えています。過去にツイッターで賛否両論となった黙祷(もくとう)ツイートの是非や、ペットの亡骸を写真や動画に撮って(限定公開ならともかく)大っぴらに全体公開する行為と通ずる部分があるかと。

仮にこちらが哀悼の意で描くことはしても……ネット・SNSに掲載をしようとは思わないかなぁと。ただ、対象がフィクションなどの架空の人物に対する追悼だった場合は、その限りではありません。

理由3:権利問題を考慮する必要があるから
これもシビアな問題ですね。ゲームやアニメオリジナル作品であれば、公式サイトで創作に対するガイドラインを参照できて分かりやすいとはいえ、マンガ・ラノベ作品は色々と不明確な部分があります。

別記事でも記載しましたが、マンガ・ラノベ作品の著作権は原作者が所有し、挿絵はそのイラストレーターの所有となります。そして彼らは、二次創作のガイドラインを発表していない場合がほとんどです。

大体は「ファンアートは応援の証」と考えてもらえる権利者が多数ですが、全員が全員そうであるという保証はありません。だからいたずらに描いてしまうと、(可能性は0に近くても)ごくまれにアウトのケースに当たってしまう可能性を、頭のすみに入れて忘れないようにしたいもの。

有料配布だと、さらにややこしいトラブルになる可能性は考慮したほうがいいですね。二次創作(特にセクシャルな絵)のパトロン(支援)サイト掲載や、有料リクエストをする場合、創作ガイドラインは必ず確認し、分からない場合は無料が無難かと。


最後に:便乗して描く行為そのものは否定しない

冒頭で述べたように、これはあくまでも個人の考えであり価値観です。正しいとか間違っているとかではないし、こう述べたからって持論を押しつけません。該当者に揚げ足取るように噛みつく行為なんてのはもってのほか。

記事内容を要約すると、「『自分の場合』は、純粋なファンの気持ちや権利もろもろを考慮し、むやみに便乗して絵を描くようなことはしない。しかし、今は描いていなくても、今後ハマってファンになるレベルに達し、特に創作ガイドラインがあるジャンルなら、描く可能性は十分にあるよ」ということですね。

二次創作を数多く描くタイプだからこそ、同じぐらい二次創作の姿勢を自分なりに真面目に考えているのが伝わればと。

座間殺害事件の犯人を擁護するつもりはないと前置きした上で、「被害者の両親は犯人に責任転嫁していないか」って、ニュースを見てそう思ったね。

SNSというオープンな場所で、自殺願望や生の気力がない書き込みをするって異常な状態。そんな人の家庭が健全に機能しているとは思えない。結果論だけど、家庭環境がしっかりしていれば、SNSにそんな書き込みすらしなかったはず。

自殺原因をしっかりと向き合わず、「自死」表記にこだわる遺族の問題と似通っているんだよね。犯人の行動は許されないし推測でしかないけど、両親の完全被害者みたいな態度は違和感がある。

絵描き・物書き・デザイナー・HTML/CSSコーダーの京都生まれなウサギ好き。「ネチケット(ネットマナー)やネット・情報リテラシーの扱い」「批判と批難(非難)の混同・誤用」には少々シビアで、性別問わず好きなタイプは「反省と改善の努力を惜しまない人」。長文や理論を分析し、簡潔に分かりやすくまとめるのが得意なため、リアル・ネットを問わず、各所からご好評をいただいております。