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MAX編のファイターレディを描いているものの、特にレビュー・感想内容と関係性はありません(元々気晴らしで描いたもの)。
ゆえに今季号の『リターンレーサーズ』のレビュー(コスモソニック編)を一言で表せば、「正直中学生編でワースト(最低評価)。てへぺろじゃないよ先生」。悪ノリが過ぎたのか苦情が来たのか、今回は描写控えめでしたけどね(ネオアームストロング〈以下略〉砲は本誌でもやりそうなのでまだ許せる範囲)。
いくら青年誌と言えども、前回のセクハラ描写はさすがに露骨すぎて『装甲娘』や『死.tv』のセクシャル描写がマシだと錯覚するほど。
リディアは(NAアストロレンジャーズリーダーの)ブレットの妹だと本編ではなく、冒頭の作者コメントでさらっと済ませているのもちょっと……という感じです。
ボツになったという宇宙を絡めた話をむしろ見たかった。
『PCエンジン』はギリギリ世代ではなかった
今季号は『PCエンジン』の特集がメインなものの、ギリ世代ではなかった……
当時は任天堂のファミコンやソニーのプレステ1は持っていましたが、PCエンジンは当時名前や存在すら知らなかったので。デデププ(カービィ)を描いているひかわ先生がかつて『PC原人』を原案にしたマンガを描いていたとか、学生の頃にゲームハードを調べていて、偶然存在を知ったようなレベルです。
アーケードを遊び倒すような、熱心なゲーマーでもなかったですからね。
PCエンジンの特集はアニキ懐かしのハード特集かと思いきや、『PCエンジンmini』が発売されるからなんですね(本誌発売日当時)。
これでファミコン・プレステ・メガドラ・ネオジオに加え、海外ではATARIやMSX(正確にはzemmixと呼ばれる韓国版MSXとのこと)のミニ版があるので、当時のクラシックハードはほとんど網羅でしょうか?
しかしPCエンジンmini特集ページを読んでいて、「裏技」って死語なのか……と驚きを隠せないですが、確かに昨今のゲーム話題だと聞かないかもしれない。今で言えば隠しコマンドかチートあたり?
韓国のMSXにミニが登場「zemmix mini」|電脳世界のひみつ基地
ピョコタンマンガから学ぶ集客効果について
今季号で最も興味深かったのが、自称底辺ユーチューバ&マンガ家であるピョコタン先生の「底辺ユーチューバーが知名度を上げる方法」を実体験で述べたマンガの内容(2話)。タイトルが『40代漫画家、原稿料5万…副業のユーチューバーでの月収20万!!』と長いので、便宜上「ピョコタンマンガ」と表記します。
話をまとめると、
底辺ユーチューバーが知名度を上げるにはコバンザメ(むしろ寄生虫に近いかも)のように有名(インフルエンサー)ユーチューバーのコメント欄やSNSに感想を書きこんで知名度のおこぼれをもらい、リスクが小さいプチ炎上動画を投稿! アンチ(誹謗〈ひぼう〉中傷)を恐れず突き進め!(要約)
ピョコタンマンガ2話より
だそうで、前号の「初めから有名所をマネして凝った動画を作成したり、機材を買い揃えるのは所詮『ごっこ遊び』。
こだわる前にスマホ撮影でもいいから日記感覚でこまめに投稿(要約)」も併(あわ)せ、確かに実践されていることもあって非常に説得力アリで効果的だけれど、アンチに関する意見は半々なところでした。
先生のYouTubeチャンネルを見ると、言及どおりの煽(あお)りタイトル動画だけじゃなく、ちゃんと真面目でタメになる話や、海外旅行撮影したり、マンガ家というコネクションで、有名人やほかのマンガ家との対談や作業場見学を実現したりと、決してアンチにビビらないプチ炎上売名だけではないと思うんですよね。
意識的にプチ炎上を狙うだけではアンチがファンになるどころか、結局「中身もなくつまんない奴」で一発屋芸人のように飽きられ離れていくのがオチで、むしろその人脈と行動力の広さという武器が、アンチをファンにしている要素。マンガ内ではさらっと描かれている程度ですが、こっちがむしろ重要かと。
実際、有名マンガ家の作業場見学とか有名人をゲストに迎えるって、普通の底辺ユーチューバーは到底できないことだと思うのです。
先生のプチ炎上論理をそのままやっても、いずれ地雷を踏むだけで長続きはしないでしょう。
ゆえに「アンチを恐れず意識的にプチ炎上を狙え」よりも、「(いい意味での)行動力が大切。持ちネタも取り柄もないなら、とにかく外に出て動いてみろ」にフォーカス(焦点)を当てるほうがしっくりきます。
どちらにしろ、自分にはマネできないですね。メンタルの強さは尊敬の域。
『コロコロ創刊伝説』で理解した故徳田ザウルス先生のスゴさ
今季号で故徳田ザウルス先生がミニ四駆のブームや販売売上台数を牽引(けんいん)した功績だけではなく、
- 当日締切のマンガ原稿を執筆ライブという形で、サイン会と同時進行でやり遂げた。
- 締切直前に担当編集が誤って原稿を破ってしまっても笑って許す(簡単に修復可能とか切羽詰まってたのもあったらしいですが)。
- FM(フロントモーター)シャーシの雛(ひな)形を考案した。
- 当時はスペックも高くなかったMacを「いずれマンガはCGで描く時代が来る」と、(ソフトや備品も含めて)200万払って先行投資。
……今見ても相当スゴいことをされていたんですね。
Macの件は200万というと、おそらく一般家庭用ではなく企業用Macを購入したということであり、92年に不摂生な生活による病魔に襲われる前の話みたいですから、初代フォトショップが出たばかり(1990年初期)の話。
しかしフォトショップと言えど初期は到底細密な描写とかできないし、まだ数メガバイト(MB)がPCの最大メモリスペックという時代。
Design History of Adobe Photoshop|version museum
そこからデジタルでマンガが描く未来を見越したのは先見の明がありますよね。2000年代にはクリップスタジオの前身になる『コミックスタジオ』が生まれているので、まだご存命のときには先生の予言は的中していることになります。
前号に引き続いて、その話の次に『ハイパーダッシュ四駆郎』や『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』の本編につなげていく構成はニクいです(しかしこんな素晴らしい話の後に後者の内容を見ると複雑な気分に……)。
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