R-15
レビュー



この間友人達と『ポケモン・ザ・ムービーXY&Z ボルケニオンと機巧のマギアナ』を観に行きました。来年でアニメポケモンは20周年だとか……時間の流れってホントコワい!

それとアニポケ本編のカロスリーグにて、サトシ大快進撃だったのに準優勝で終わってしまうとは……まあこれまでの戦績の中途半端さと比べたら、少しばかり感慨深いものがあったり。こりゃアローラ地方もサトシが旅しそうな予感。

映画も20周年記念で何かやるみたいですしね。これまでの予告のように、キーのポケモンや御三家が出てくるような内容ではなかったのが意味深であります。

以下、ネタバレ注意!

以下の内容にはネタバレが含まれています。



個人的プラス評価


サトシの顔芸とセレナの嫁っぷり

今回のサトシはやたら顔芸が多いです。最近のアニメでやっている以上の顔芸の多さで、映画でやるのは珍しいなと。大体顔整ってますし(笑

またセレナがこれまでの映画と比較すると、ヒロインというより嫁に近い行動が多く見られました。ボルケニオンと行動を共にするサトシのリュックを常に持ち歩いていたり、服を買ってきたり裁縫で直してあげたり、さりげない心遣いが好印象。


ボルケニオンの水の制約が良い

ボルケニオンが使用する水はポケモン特有の能力ではなく、随時補給をしなければならないというのが、映画の展開を面白くしていましたね。炎と水という相容れないタイプだからこそと考えると、想像が広がります。


ボルケニオン≒ゲーム版ウルップ

あの森の印象としては、XYの『ポケモンの村』を思い出したのは自分だけではないはず。現時点でアニポケではオープニングしか描かれていなかったポケモンの村を、映画で描写した感じでしょうか。

ポケモン達の接し方やサトシに事情を話していた時のボルケニオンは、ゲームのウルップさんっぽいかもしれません。


街のデザインに遊び心が多い

街のからくりの造形にモロバレルやペリッパーなど、ポケモンのデザインを模した建造物が随所に作られているそうで、観た後にパンフレットを見てようやく気付きました……言われないと気づかないこのささやかな遊び心は好きですねぇ。


予告通りの登場

予告通りにジガルデのパーフェクトフォルムが登場しましたね。それもそうですが、アニメ本編にも配慮している魅せ方も見事。背中から伸びる二対のアレが、それぞれヘビのように触手攻撃が行えるのはビックリ。そしてカッコイイ。しかし後にアニメでは、2体のプニちゃんが必要だと判明しましたけどね。

10%フォルムが駆け回るシーンも良かったですね。そして出番がなかった50%フォルム……


個人的マイナス評価


悪役の魅力やメガウェーブの要素

アニメで言う所の、1話限りの登場しかない悪役に出番を増やしてあげたような印象で、悪役が持つキャラクターにあまり惹かれなかったですし、エンドロールは全員捕まって終わりでしたからね。また何か悪事を計画したり、更生して何かを始めるわけでもないですし……

メガウェーブもキズナのないメガシンカからそれ以上は行かないですしね。使う度にどんどん凶暴化して、使用側にも手に負えなくなる→メガシンカにはなぜキズナが重要なのか? ……までを期待したのですが、後半はソウルハートの方に話が行ってしまいました。


サトシの着替え方法とくろいまなざしの効果

この映画で恐らく言われるであろう謎ですね。まあツッコむのは野暮だとは思うんですけれど(笑

着替え方法は置いておいて、くろいまなざしってポケモン交換を行わせない、相手を逃げられなくするだけの効果なのに、アニメ版サイコキネシスを思わせる応用的な技に昇格。アニメ本編ではゲームに即した効果だったのを、映画でいきなり変えてくるとは……メガウェーブの影響だったりするんでしょうか?


鑑賞後のマギアナの印象

ディアンシーやフーパは鑑賞後に好感度が上がって好きになったのですが……

マギアナは人工ポケモンの要素が災いしてか、表に見せる感情や感情移入出来る部分が先のポケモン達と比較するとかなり少ないので、鑑賞後もあまり好感度が上がる事はありませんでした。逆にボルケニオンは親分肌な性格で好感度上がりましたけども。

人によっては、表情が乏しいながらも相手を喜ばせようとしたり、女の子(?)らしくおしゃれに喜んだり体重を気にしていたり、献身的な部分にギャップを感じて好きになる人もいるでしょう。そこは個人個人の感性の違い。

最後の復活して歩く部分は3Dじゃなく2D作画で見たかった。そしてあの前後のシーンは『WALL・E(ウォーリー)』のラストを思い出したのは自分だけではない……はず?


総評

個人的にボルケニオンやマギアナよりも、サトシの顔芸やセレナの嫁っぷり、ジガルデのカッコ良さを堪能した映画でしたね。面白かったですし、ゴクリンのシーンにはグっと来るものがありましたが、展開や設定、キャラクターの要素に物足りなさを感じました。メガウェーブはもっと掘り下げても良かったですねぇ。

絵描きには変人とか、変わった人が多いと言うけど、感性が豊かなだけにズレている人はまま多いと思う。とはいえそれを仕事にしている人ほど、スイッチを切り替えて礼節や社会的マナーをわきまえている印象が強いですね。自分の知り合いのプロの方々を見る限りでは。

しかし、プロなのに礼節をわきまえないというか、穏便かつ合理的に事を進められない残念な人がいるんだなぁと、とあるイラストレーターの言い争いツイートを見てそう思った。話題逸らしやはぐらかしばっかしてないで、最初の一言二言で大人の対応をしていれば、自身の評価にも響かなかっただろうにと。

絵を描いてHTML・CSSコーティング、文章書きまで幅広くやれる京都生まれのウサギ好き。ネチケット(ネットマナー)やネット(情報)リテラシー、批判と批難の違いにはちょこっとシビア。