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レビュー



先日友人達と『スターウォーズ フォースの覚醒』を観に行きました。新聞はセブンイレブンの特典で、劇場では名刺入れとしてカードケースを買いましたね。留め具がないので後から留め紐を付ける予定。

因みにこのパンフレットはメモリアル版とかで、表紙が通常版とは異なり、上映日時が刻印されているものです。

初めてエピソード7を制作されると聞いた当初は心配でしたね。6部作でキレイに終わっているのに、どうやって新しく作るのか、ディズニー制作で大丈夫なのか……という感じでしたが、情報が公開されると杞憂(きゆう)に思えてきましたし、実際観に行ったら面白いしで、いい意味で予想を裏切ってくれました。

後で書きますが、この間テレビでやっていた『スターウォーズ エピソード4 新たなる希望』を観ておくとエピドード7はさらに楽しめます。ですが可能なら、DVDかレンタルで視聴した方が良いかもですね。

何せ金曜ロードSHOWの放映版では、酒場のシーンが大幅カットされているんですよ。色んな意味で名場面なグリードvsハン・ソロの早撃ちまで削るって……ソロの首カク避けを観れると思ったのに(笑

グリードのチョンパした腕を見せるシーンをカットする目的なら分からなくもないですが、オーウェン夫妻の変わり果てた焼死体はそのまま放映する辺り、放送倫理(りんり)の問題ではなさそう……?

以下、ネタバレ注意!

以下の内容にはネタバレが含まれています。



『スターウォーズ フォースの覚醒』の感想

ストーリーは一言で語ってしまえば、

大体エピソード4リスペクト

と言っても差し支えはありません。冒頭のスターデストロイヤー、主人公が暮らす荒野の惑星、秘密を隠し持つドロイド、ファルコン号をオンボロと呼ぶ、デススターにそっくりなスターキラー基地や星の破壊、戦闘機シーンなどなど……

驚いたのは、ファルコン号の照準画面が当時と全く一緒なんですね。技術の革新がされても、あえて同じにするのは素晴らしいです。若い世代だけでなく、長年のファンの事もしっかり考えていますね~

ファルコン号の軌道がアグレッシブであるなど、最新のCG技術で映えるシーンはありますが、当時のデザインを感じさせる部分もこの他に幾つかありましたので、それを探すのも楽しいかもしれません。

今回人気ウナギ登りの新キャラクターであるカイロ・レンは、トレーラーで見ればダースベイダーの意思を受け継ぐ、新たな敵(シスではないらしい)として映えるのですけれど、いざフタを開けてみれば……

アナキン以上に情緒不安定

キレるとライトセーバーで機器を壊し回り、依存心が強く、スノークにすがり、祖父のダースベイダーに教えを説こうとする。あまりの狂いっぷりにトルーパー達が近寄らないようにしていましたね(あーまた暴れてるわ……みたいな素振りが面白い)。

カイロ・レンのライトセーバーはエネルギーの放出に揺らぎがありますけど、パンフレットによれば、出力が不安定だからああなっているとか。当初は映像表現の変化と思ってましたが、もしかしたら、このゆらぎも彼の心のゆらぎや葛藤を表しているのかも……?

これまでの作品が騎士と姫の王道(旧三部作)、禁断の愛(新三部作)がテーマなら、今作は家族愛が強く描かれています。特に父親のハン・ソロと息子のカイロ・レンの対峙シーンが、一番色濃く出ています。あの時のカイロ・レンの言葉は葛藤の上での本心だったとは思いますが……どうなんでしょうねぇ?

個人的にここが不満・疑問点


ストーリーについて

先に書いた通り、ストーリーの流れとか展開は大方エピソード4なので、オリジナル性という意味では少し弱いです。もしかしたら二番煎じ、新鮮味が無いと感じる方がいるかもしれません。

自分は単体で知らない人も楽しめるエピソード4をベースにしたのは、リスクも少なく良いチョイスだと思いますけれど。


後半であの人気キャラクターが……

ここでは誰かは伏せますが、あのシーンを観たときはビックリしましたねぇ。一部の熱心なファンがダークサイドに堕ちないか心配……


ライトセーバーの剣劇

カイロ・レンとレイぐらいしかフォースが使えないからか、ライトセーバーの剣劇の迫力に物足りなさを感じました。設定的にジェダイ全盛期でアグレッシブかつ洗練された動きの新三部作時代とは違い、エピソード7の時代でのジェダイはルークぐらいしか残っていないので、流派を教える人が皆無なのが理由でしょうか。

言うなれば、剣劇はエピソード5に近い感じですね。エピソード6よりかはおとなしい印象なので、成長物語と捉えてエピソード8に期待。

逆にフィンのような、ジェダイじゃなくフォースも使えない人間がライトセーバーで戦うとどうなるかが分かるのは新鮮でした(反逆者たちのようなスピンオフは除く)。同じ条件のグリーヴァス将軍は……あれは別格というかノーカンというか(笑

洗練されていないからこそ、ライトセーバーの緊迫したじわじわと生々しい戦闘が見れたのは、エピソード7の魅力とも思えます。


ルークの義手について

自分のようなそこまでマニアじゃないけど6部作はちゃんと観た人でも、ルークの義手が金属的になっていたのは気になったハズ。専門の医療ドロイドがいなくなったのか、経年劣化で人工皮膚がはがれ落ちたのか……こちらもエピソード8に期待(?)


パンフレットのスターキラー基地の写真

映画とは関係ないですが……(笑

惑星赤道上をくりぬき機械化したスターキラー基地は、是非とも大きい写真で細部まで堪能したかったのですが……というか、あれだけストーリーに影響した兵器を1ページの小さな写真で終わらせてますよね。


総評

新たに紡がれるスターウォーズの映画としては、単体でも楽しめる内容で、良いスタートが切れた作品だったと思います。年老いても旧作の役者さんはカッコ良いですし、満足です!

DL同人は8/31まで販売します。欲しい方はお早めにどうぞ(まあいつかは再販の機会を設ける可能性も無くはないですが…)。

絵を描いてHTML・CSSコーティング、文章書きまで幅広くやれる京都生まれのウサギ好き。ネチケット(ネットマナー)やネット(情報)リテラシー、批判と批難の違いにはちょこっとシビア。