
『スターウォーズ フォースの覚醒』を観に行きました。ちなみにこのパンフレットはメモリアル版とかで、表紙が通常版とは異なり、上映日時が刻印されているものです。
あとで書きますが、この間テレビでやっていた『スターウォーズ エピソード4 新たなる希望』を観ておくとエピドード7はさらに楽しめます。ですが可能なら、DVDかレンタルで視聴したほうがいいかもですね。
何せ金曜ロードSHOWの放映版では、酒場のシーンが大幅カットされているんですよ。色んな意味で名場面なグリードvsハン・ソロの早撃ちまで削るのみならず、グリードのチョンパした腕を見せるシーンをカット。
チョンパのシーンはグロテスクかつ蛇足だからカットするのはわからなくもないですが、オーウェン夫妻の変わり果てた焼死体はそのまま放映するあたり、放送倫理(りんり)の問題ではなさそう……?
本作を一言で表わせば……
ストーリーは一言で語ってしまえば、エピソード4リスペクトと言っても差し支えはありません。
冒頭のスターデストロイヤー、主人公が暮らす荒野の惑星、秘密を隠し持つドロイド、ファルコン号をオンボロと呼ぶ、デススターにそっくりなスターキラー基地や星の破壊、戦闘機シーンなどなど……
驚いたのは、ファルコン号の照準画面が当時と全く一緒なんですね。技術の革新がされても、あえて同じにするのは好感が持てます。
ファルコン号の軌道がアグレッシブなど、最新のCG技術で映えるシーンはありますが、当時のデザインを感じさせる部分もこのほかに幾つかありましたので、それを探すのも楽しいかもしれません。
今回人気ウナギ登りの新キャラクターであるカイロ・レンは、トレーラーで見ればダースベイダーの意思を受け継ぐ、新たな敵(シスではないらしい)として映えるのですけれど……
いざフタを開けてみればアナキン以上に情緒不安定で、キレるとライトセーバーで機器を壊し回り、依存心が強く、スノークにすがり、祖父のダースベイダーに教えを説こうとする。
あまりの狂いっぷりにトルーパーたちが近寄らないようにしていましたね(あーまた暴れてるわ……みたいな素振りが面白い)。
カイロ・レンのライトセーバーはエネルギーの放出に揺らぎがありますけど、パンフレットによれば、出力が不安定だからとか。あのゆらぎも彼の心のゆらぎや葛藤(かっとう)を表しているのでしょう。
これまでの作品が騎士と姫の王道(旧三部作)、禁断の愛(新三部作)がテーマなら、今作は家族愛が強く描かれています。
特に父親のハン・ソロと息子のカイロ・レンの対峙シーンが、一番色濃く出ています。あのときのカイロ・レンの言葉は葛藤の上での本心だったとは思いますが……?
気になったところや疑問点
ここからは気になったところや疑問点などを述べていきます。
ストーリーについて
先に書いたとおり、ストーリーの流れとか展開は大方エピソード4なので、オリジナル性という意味では少し弱いです。もしかしたら二番煎じ、新鮮味がないと感じる方がいるかもしれません。
自分は単体で知らない人も楽しめるエピソード4をベースにしたのは、リスクも少なくいいチョイスだと思いますけれど。
後半であの人気キャラクターが……
ここでは誰かは伏せますが、あのシーンを観たときはビックリしました。一部の熱心なファンがダークサイドに堕ちないか心配……
ライトセーバーの剣劇
カイロ・レンとレイぐらいしかフォースが使えないからか、ライトセーバーの剣劇の迫力に物足りなさを感じました。
設定的にジェダイ全盛期でアグレッシブかつ洗練された動きの新三部作時代とは違い、エピソード7の時代でのジェダイはルークぐらいしか残っていないので、流派を教える人が皆無(かいむ)だからでしょうか。
逆にフィンのような、ジェダイじゃなくフォースも使えない人間(一応格闘術は身につけている)がライトセーバーで戦うとどうなるかがわかるのは新鮮でした(反逆者たちのようなスピンオフは除く)。同じ条件のグリーヴァス将軍は別格ですけどね。
洗練されていないからこそ、ライトセーバーの緊迫したじわじわと生々しい戦闘が見られたのは、エピソード7の魅力かもしれません。
ルークの義手について
自分のようなそこまでマニアじゃないけど6部作はちゃんと観た人でも、ルークの義手が金属的になっていたのは気になったでしょう。専門の医療ドロイドがいなくなったのか、経年劣化で人工皮膚がはがれ落ちたのか……こちらもエピソード8に期待でしょうね。
パンフレットのスターキラー基地の写真
映画とは関係ないですが、惑星赤道上をくりぬき機械化したスターキラー基地は、ぜひとも大きい写真で細部まで堪能したかった。あれだけストーリーに影響した兵器を1ページの小さな写真で終わらせてますからね。
総評:好みは分かれるけど自分は好き
新たにつむがれるスターウォーズの映画としては、単体でも楽しめる内容で、個人的にいいスタートが切れた作品だったと思います。ただ、旧来のファン、スターウォーズを神話とするファンにすれば、好みが分かれる映画かもしれません。
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