2019.01.21 2024.03.20

【考察】なぜコメント欄を閉鎖・投稿禁止にするブログが増えたのか【コメント禁止】

コメント欄,雑記

当サイトも含め、コメント欄を閉鎖(コメント投稿を禁止)したブログが増えましたよね。

ただ読者の中には、

フキダシ3

コメント欄ないの? 筆者の言い逃げにならない?

と思われるかもしれませんし、そう感じるのは仕方がないと思います。

  • コメント欄を閉鎖する理由
  • 運営者の切実な事情と戦略
  • 読み手・書き手のモラル

なぜ当サイトのコメント欄も閉鎖したのかも含め、ブログ運営者がコメント欄を閉鎖する理由を考察しましょう。

  • 個人の見解です

    ほかの意見もご参照ください

コメントのマナー・モラル問題

背景

一番多い理由かも…

おそらく、多くのコメント投稿を廃止したブログ管理者が挙げる一番の理由でしょう。

特に名無しで自由にコメントできる場所であればあるほど、無責任で心ないコメントが並び、ひどい場合は誹謗(ひぼう)中傷まみれです。

とはいえ反感を買う・誤解させる文面が原因の場合もあるため、書き手側も言葉を選び、読みやすくする配慮と努力は必要です。

自分自身も、国語の成績が最高だったとか、行間や文脈を完璧に把握できるプロフェッショナルではありません。しかしそのような努力をしても、難癖や言いがかりで叩く人はいますからね。

同意・支持、理解した上で異なる意見を言う人は、冷静な論理的意見を述べます。しかし、叩きたいだけの人や文章が読めない人は、喧嘩腰・攻撃的でバッシング・人格否定ばかりするんですよね。

意見交換・知見共有ではなく叩き目的になっているから、対応が疲れる……

フキダシ2

コメントをする=サンドバッグにする

「文字は分かるが文は読めない」に共感したという記事 や、職場であった実体験記事 のとおり、彼らは対話や建設的意見ではなく、

  • 気に入らないから叩く
  • ストレス発散のサンドバッグ
  • そもそも内容を理解していない

こんな状態で、指摘しても「ごめんなさい」どころか、無視や逆上をされます。

また、読解力に問題がある人の代表的な行動として、「言ってないのに『言った』と決めつける」がありますが、

CHECK!

その人の中に答えがあり、結論ありきで斜め読みして決めつけようとするから。

これが要因らしく、読んで妙に納得ですね。はじめから「こいつは気に入らない」じゃ、文章を踏まえた意見なんて書けるわけがありません。

日本の生産性を引き下げている「文章を読めない人」(有料記事)|JB PRESS

【堀江貴文×三田紀房】読解力のないヤツが多すぎる明確な理由|まぐまぐニュース!

PISA調査で日本の読解力低下が浮き彫りに 原因は読書の量ではない!|マイナビニュース

読解力が弱い人は文章もちゃんと書けていない|東洋経済ONLINE

ツイッターで「クソリプ」を返す日本人多数 大半は読解力不足|livedoorニュース

律儀に返す人もいるけれど……

真面目なのか律儀なのか、中には視野とメンタルを鍛えるため、こういった意見にも耳を貸したほうがいいと語る人、粗悪コメントにもちゃんと返事を書く方々がいます。

しかし攻撃したいだけの相手にそこまでするより、その時間を記事の充実や楽しいことに使うのが有意義で、クレームを「善いクレーム」と「悪質クレーム」に分けて取捨選択するのと同じです。

ご意見ありがとうございます。ただ、意図・目的は冒頭などで明確に記載していますが、どこを読まれてそう書かれているのかご教示ください。

フキダシ2

自分が返信するんだったらこう書きますし、言い逃れさせないように文頭・文末に意図は記載するように対策しています。とはいえ自分が対応するのは風評被害になる内容に限りますね。

実際にこのような対応は幾度もしていて、高確率で無視される。文章をちゃんと読まず上から目線で言うって、めちゃくちゃ恥ずかしいよね。

フキダシ2

読者への配慮

背景

気持ちよく
読んでもらいたい

上項目に通じますが、荒れたコメントがあるブログは連鎖反応でさらに荒れる傾向が高まり、議論などによって律儀に返事を書けば、必然的にコメントはすべて公開し、残さないといけません。

それを見た読者が不愉快な思いをしてしまうことから、あえて読み手の精神衛生上の観点で、コメント欄の閉鎖をする場合があります。

「お客様の声掲示板」と同じ

スーパーやデパート、病院のお客様の声掲示板で、暴言や難癖、言いがかりに近い内容がいくつも掲載されると、建設的なご意見より悪口で埋まる現象とつうずるところがあります。

たとえそのような意見も拾うという意向・誠意の表れであろうが、帰るときに罵詈(ばり)雑言を見せられれば気分悪いですよね。

またネット・SNSの議論・討論も見ればわかるとおり、ネット・SNS世界の議論・討論は、相手を尊重しないただの口喧嘩であり、

フキダシ3

不毛な荒らし合いになるぐらいなら、コメントはもう受けつけない。

こう考えるブログ運営者もいます。

コメント管理は大変な作業

フキダシ3

だったらコメントを定期的にチェックしたり、承認制にすればいい。

そう思われるかもしれませんが、よっぽど熱心、もしくは小規模の趣味でやっているブログでもない限り、コメントの管理ってかなり手間・コストがかかるものです。

このような理由からコメント欄を閉鎖したブログの場合、意見を聞いてほしい・返信がほしい人のためにお問い合わせを設置している場合も多いです。

実はSNSでコメントをもらえる

背景

SNSがコメント欄

ブログのコメント欄じゃなく、ツイッターやフェイスブックなどで意見・感想をSNSで好きにつぶやいてもらうのを優先し、コメント欄を閉鎖するところもあるようです。

(SNSのコメントは多いのに)ブログコメントが全然ないから過疎化・底辺ブログだと勘違いされるリスクを除外できるメリットがあります。

うまくいけば拡散で有名度や読者・アクセス数を伸ばせ、フォロワーも増えれば一石二鳥ですね。

フキダシ1

エゴサーチもたまには必要

ただ書いた記事の方向性・正確性を確認するために、記事の反応は見たほうがいいかもしれません。

いわゆる『エゴサーチ(エゴサ)』というやつだね。

フキダシ2

意見を言うならば、意見される覚悟も必要」が持論ですので、自分もたまにエゴサーチをして反応や意見を確認しています。

もちろん意見の取捨選択は必要で、誹謗中傷や読まずに拡散など、あまりにも常識を疑う内容に関しては、当たりさわりのないような返信をしたり、しかるべき行動をとることもあります。

繰り返すように対応は幾度もしていて、無視がほとんど。意見される覚悟のない言い逃げは自分で恥をかいているだけだよ。

フキダシ2

反論は聞きたくない系

背景

これはよくない

まあ人それぞれではあるとはいえ、「正直これはどうなの?」と個人的に感じます。

このタイプのブログ運営者も上記の彼らと同じ、批判・批難を同一視し、何が言いたいのかわからない脈略のないダラダラした文章や、一方的かつ独善的な主張、攻撃的口調を使いがちです。

言うなれば、「書き手に問題がある」ケースです。

フキダシ1

中には「批判はしないでください」と言っている人もいますけど、

いやいや……批判=叩き・悪口じゃないし、ちゃんと批判の意味を調べてから書こうよ……

フキダシ2

と、そう思わざるをえません。

連絡先を徹底して見せないようにしたり、無視される場合も少なくなく、伝えることすらできないケースも少なくなく、悩ましい限りです。

全世界発信の意味・自覚

  • 反論を認めないグチ吐き日記帳
  • 意見は許さない言い逃げの場

要はブログをこのように扱っている形で、百歩ゆずって連絡先がない場合であっても、

フキダシ3

私はこんな苦しい体験を受けましたので、同じような方々の助けになればと思います。

という内容なら、それは慈善活動の一環であり、それで救われる人もいるでしょう。

しかし単にグチ吐きや悪口・否定・バッシングを書くだけ書いておいて、コメントも連絡もさせないようにするのは、個人的には理解しがたいです。

意見は許さないのに、自己主張を世界中に見てもらいたいダブルスダンダード(自己矛盾)な承認欲求も見て取れます。

個人ブログでも礼儀と節度は必要

「自分のブログだから好き勝手書いてもいい」は間違っていませんが、公開している以上、意見される覚悟と連絡手段の掲載は、運営者の最低限の礼儀だと考えています。

本当に吐きだめならネットやSNSに公開しようとは考えず、日記帳アプリに書くものでは?

フキダシ2

ただ中には、

フキダシ3

ブログをやってるけど個別に対する返事がものすごく苦手で、コメントを書かれるだけで少しパニックになるから閉鎖している。

こういった理由の人もいるみたいです。

上記の自分の反論を聞きたくない系とは違い、こちらは一定の理解を示したいですね。

その場合はブログのどこかのページに事情を書いておいたほうが、余計なトラブルを避けられるかもしれません。

余談:「SEOとしてコメント欄は残すべき」という意見

背景

ちょっと専門的な話

SEO(検索優位性)の施策として、

フキダシ3

コメント欄があることでSEOの向上が期待できる。

という話があり、SEOマーケティング業界にいる人間の意見としては、

SEO施策でコメント欄を実装するのは状況による。

フキダシ2

としか答えられられないのが正直なところですね。

SEOの本質

  1. 独自性】コンテンツの内容は独自性が高く、充実しているか。
  2. 被リンク】さまざまなサイトやSNSで拡散されているか。
  3. フレンドリー】ユーザーや検索に優しい設計を心がけているか。
  4. 定期的】定期的にサイトを更新するようにしているか。

コメント欄の実装は4に該当しますので、コメント欄があることでSEO向上ができるという意見は間違っていません。ですが、正解ではないことは知っておいてください。

現に自分のサイトは、コメント欄を閉鎖しているにも関わらず、いくつかの検索キーワード(2キーワード以内)で上位トップ3に1年以上入っています。

当サイトの施策

これは当サイトがやっている施策で、

  • マークアップ】正しい言語によるコーディングをおこなう。
  • ページ計測】ページ計測による点数の定期確認とその施策。
  • 指標の確認】コアウェブバイタルを可能な限り意識したサイト改善。
  • SNS活用】SNSで記事を定期的に掲載し、被リンクの機会も獲得。
  • 定期更新】記事を定期的に書き直す。

これらの施策をやっているから、コメント欄がなくても上位を狙えるんですね。10年以上も同じドメインを使い続けているのも理由です。

Googleは息の長いドメインを評価=信頼できるサイトだと評価する傾向があるためです。

フキダシ1

SEOの話に正解はない

会社で手がけた案件もそうで、コメント欄がなくてもSEOの向上は可能で、SEOには正解がありません(Google社員同士でも意見が割れているレベル)。

フキダシ3

SEOに詳しい人がコメント欄あったほうがいいと言っているし、実装しよう(残しておこう)。

となるのは早計ですし、上記で話した内容は、業界人なら誰でも知っている入門的部分です。

SEOってそのぐらい深い世界で、ここまで偉そうに書いていますが、自分も知らないことのほうが多く、トレンドも日々変化していますからね。

SEOはそれだけでご飯が食べられる世界。ネットに公開されている情報もごく一部分だし、そんなお金になる商材をポンポンネット・SNSに出すわけがないんだよね。

フキダシ2

とはいえ、記事を書いたらそのまま、あまり更新しないサイトであれば、SEO強化としてコメント欄の実装は、選択肢としてありです。

ただ個人的には上記のとおり、サイトのコメント欄実装はオススメしないけどね。

フキダシ2

最後に:コメント欄を閉じる切実な理由

背景

いろいろ理由が
あるんだよね

コメント欄を閉鎖するのは、

  • コメントのマナー・モラル問題
  • 読者への配慮
  • 実はSNSでコメントをもらえる
  • 反論は聞きたくない系

上記が考えられるのではないかという考察でした。

挙げたほとんどがコメントの民度みたいになっていますけれど、実際YouTubeにおいて、コメント欄を閉鎖・書き込み規制をしているのは日本特有の処置らしいですよ?

それだけ今の日本ネット・SNSの民度は問題であると言えるのかもしれません。

フキダシ1

このように、コメント欄閉鎖しているブログは単に「反論が聞きたくないからコメント欄を閉じている」パターンだけではないことを、少しでも知っていただければと思います。

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プロフィール

    • フキダシ2
    • 赤竹ただきちTadakichi Akatake
  • 岩橋良昌氏と真木よう子氏のエアガンで撃った撃ってない論争で学ぶべきは、「大人の対応ができないリテラシーの低い人たちが、SNSをやるとどうなるか」の教訓じゃなかろうか。

    わざわざ火種になることを書く上に売り言葉買い言葉、相手を「重度の精神障害」と刺激させる弁解もいただけない。片方を鵜呑みにして当事者を人格否定するユーザーも論外。

    どちらが真実かという事実確認は第三者の外野がすべきではないとして、40過ぎた社会人同士が、大人の対応が出来ていなければSNSのリスクも理解していない事実の部分は問題ね。

    そういう人がSNSで気軽に発信できてしまうのが今の時代。自分の記事を愛読してくれてる人は、こうはならないように一緒に学んでいきたいと思う。

イラストレーター・コーダー+WEBデザイナー・ライターの京都生まれなウサギ好き。多様な絵柄を描け、外国人でも絵でわかるマンガ、ウサギと口内描写にこだわりを持つ。

コーディングとWebデザインは両方可能。案件によっては「デザインとコーディングの同時進行」の荒業もおこない、SEOを意識したマークアップも得意。

「自省・リテラシー向上・正しい批判」をライフワークとし、当サイト記事も「中学生でもわかりやすい、気づき・理解・学ぶ」を全体テーマとして執筆。

これは微力ながら閲覧者に考える・学ぶ助力のほか、自身も学ぶ目的も含み、実社会・ネット・SNSでも「わかりやすく参考になった」とご好評の声多数。

「下手でも自分の弱さを認め、自省し学び、その姿勢を相手への敬意として表すことも忘れない人」は、年齢・性別問わず好きなタイプ。

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