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レビュー, 版権絵

スーパーマリオ,デイジー姫,SuperMario,PrincessDaisy

1コマだけ描かれた沢田ユキオ先生のデイジー姫がすごく可愛かったので、自分もワンドロでデイジー姫を(服装はスマブラSP準拠)。


今回のコロコロアニキは結構衝撃でしたね。といってもコンテンツの内容ではなく、「コロコロアニキは2021年春号で誌面展開を終了し、夏号から電子書籍へ完全移行する」という部分が。

以下からそれらも踏まえて、今季号のコロコロアニキについて感想を述べていきます。

ネタバレ注意!

この記事には作品のネタバレが含まれています。


コロコロアニキは(実質的に)来季号で休刊

電子書籍への移行とはいえ、実質的にコロコロアニキの休刊ですからね。コロナ禍(か)の影響と読者獲得のため、アニキ以外にも電子書籍完全移行する雑誌媒体(ばいたい)はいろいろありますが、そういった雑誌の今後に関しては、あまりいい話を聞かない気がします。

今後は部屋に雑誌がかさばらず、電子書籍だから安価で済むし、(分別に厳しい京都市だから)捨てる手間が省けるメリットはありますけど、だんだんとフェードアウト(終了)しないかという不安要素も否めない。


なにより、雑誌版廃止による今後の付録はどうするのかは気になるところ。すべて懸賞(けんしょう)と応募者全員サービスへと方向転換するのでしょうか?

『伝説マンガ感動最終回コミックBOOK』は作者コメントも必読

その今季号の付録である『伝説マンガ感動最終回コミックBOOK』は、コロコロ卒業生向けの本誌において、ある意味ではもっともそれらしいアイテムでしょう。

コロコロコミックは小学生向けだから、当時の小学生が好きなマンガを読んでいても、中学生になる頃には離れてしまい、そのマンガの最終回を立ち会えないことも多い」は、本当にそのとおりだと思います。個人的に『ミラクルボール』と『でんじゃらすじーさん』の最終回は大人になってから少し気になっていたので、今回で改めて知ることができてよかった。

『コロッケ!』と『田中太郎』は当時まだ読んでいたので知っていましたが……最終回つながりで穴久保先生の『ポケットモンスター』は本誌だと最終回を迎えたものの、コロコロアニキのほうでは連載を継続するっぽいですね。

この付録マンガは、ただ最終回集を載せるだけではなく、それぞれの担当マンガの先生たちが最終回執筆の思い出をコメントで寄せているので、一度で二度おいしい内容でしょう。

『スーパーマリオくん』と『コロコロ創刊伝説』で知る沢田先生の裏話

沢田先生のマリオって、子供の頃から全然絵柄変わってなくてスゴイなぁと思いきや、実はルイージのヒゲ作画と顔の長さが結構変わっていたのには驚きましたね。本人曰く、「読者が気づかないレベルで変更していった」とか。

ピーチ姫以外の女性キャラクターがあまり登場しないのも、女の子の描き分けが苦手だったからだそうで……デイジー姫もロゼッタも可愛かったのにもったいない。

30年間描き続けたからこその不安や葛藤(かっとう)は、以前コロコロアニキに掲載されていた『マリオッさん』にも通ずるところがあります。同じ作風・芸風でやり続けるって、お笑い芸人でもそうそうできる人はいないでしょう。

そのあたりは『コロコロ創刊伝説』の後半で語られていて、「同じ芸風・作風より、他にも様々なことをやってもよかったのではないか」という引っかかりがあったそうで。30年も変わらずやるほうがスゴいと思いますが、そこは当事者だからこその悩みでしょうから、外野がとやかく言うべきではありませんけども。

今回の『ピョコタンマンガ』はアフィリエイトサイト運営にも言える内容

今回のピョコタン先生のマンガも非常に参考になる内容でした。要約すると、

再生数(広告収入)欲しさに過激な文言でタイトル詐欺しているような奴に未来はない。一番大切なのは配信者と視聴者との信頼関係であり、誰かの役に立つ動画を作れ!

これ、悪質なアフィリエイトサイト(まとめコピペブログ・トレンドブログ)にも言える内容ですよね。そして迷惑ユーチューバーの一例で描かれた半分が、へずまりゅうの悪質行為という……

ピョコタン先生の言うとおり、タイトルというのは「内容を伝える要約文」です。「〇〇の相手を特定!」とタイトルで釣っておきながら「調べてみましたが分かりませんでした」ってブログに、読者との信頼関係なんてできません。短期的にアクセスは稼げても読者獲得にはならず、長続きしないか、より過激化する悪循環でしょう。

まあ迷惑動画と同じで、「この人は非日常的なことや、誰も言わないことを本音でハッキリ言ってくれるから好き」と、批判・批難の区別ができないような、低レベル・モラルの読者は獲得できるでしょうが。

また悪質とはいかなくても、

  • 〇〇のイラスト】 → ほぼサンプル紹介か「続きは支援サイトで!(値段表記なし)」
  • 〇〇するのには理由がある!】 → 最後になりますが〇〇については……(たった数行で完結)
  • 〇〇はどんな感じ?】 → ここでは書きません。ぜひ自分で体験してください。

「これ、明らかに文章が下手か、無自覚でやってるよなぁ」って感じの広報ブログや作品投稿はよく見かけますし、信頼関係を損ねるのは言わずもがな。

『リターンレーサーズ』はおっぱいネタを除けば割といい話

最後に『爆走兄弟レッツ&ゴー!! リターンレーサーズ』について触れておくと、おっぱいネタを除けば割といい話で、ここ最近のドン引き展開が続いた中では悪くなかった内容でした。でも藤吉が胸触られてあえぎ声を発するのは誰得。それから藤吉に「豪くんのせいでレツゴの評判が悪い」ってメタ発言させるあたり、自覚はあるんだね先生。

前回の作者コメントで「サラはメンヘラ」と紹介されていましたが……幼少期の事故で父親を亡くしたことへの罪悪感と自責の念から、無意識に自殺願望を抱いているって重すぎる。でもそこから豪のレース姿を見て克服し、笑顔で去っていったのは良かったですね。

今回の豪はカッコよかったし、「勝ったらおっぱい見せろ」と言いつつも、当のサラは遠慮も羞恥(しゅうち)心もなく平然と見せようとして全力で引き止める姿は、リディアに大人のおもちゃでセクハラした彼とはまるで別人。

トライダガーWXがホワイトカラーになっていたのはやはりというか、サラが勝手に改造したからでしたね。それでも「見事なセッティング」と一切責めないリョウはさすがのあんちゃん。

座間殺害事件の犯人を擁護するつもりはないと前置きした上で、「被害者の両親は犯人に責任転嫁していないか」って、ニュースを見てそう思ったね。

SNSというオープンな場所で、自殺願望や生の気力がない書き込みをするって異常な状態。そんな人の家庭が健全に機能しているとは思えない。結果論だけど、家庭環境がしっかりしていれば、SNSにそんな書き込みすらしなかったはず。

自殺原因をしっかりと向き合わず、「自死」表記にこだわる遺族の問題と似通っているんだよね。犯人の行動は許されないし推測でしかないけど、両親の完全被害者みたいな態度は違和感がある。

絵描き・物書き・デザイナー・HTML/CSSコーダーの京都生まれなウサギ好き。「ネチケット(ネットマナー)やネット・情報リテラシーの扱い」「批判と批難(非難)の混同・誤用」には少々シビアで、性別問わず好きなタイプは「反省と改善の努力を惜しまない人」。長文や理論を分析し、簡潔に分かりやすくまとめるのが得意なため、リアル・ネットを問わず、各所からご好評をいただいております。