R-15
レビュー, 版権絵



ソニックロストワールド』のWii U版と3DS版両方のプレイ感想・評価です。3DS版は後述するように、ラジコンを使用しなければ相当の難易度です。Wii U版は優しめな印象がありますね。

ネット・SNS上ではWii U版も相当難しい、鬼畜の難易度だとの意見はありますが、

そんなにWii U版って難しいのか?

……というのが個人的意見です。スカイロードやラバーマウンテンは確かに難しく、特殊なステージデザイン上の独特の操作や、カメラが引きすぎる視認性の悪さはこちらも感じました。しかし操作も練習したり簡単なテクニックを覚えれば進められますし、ダッシュボタンを要所要所で離して最低速度で動いていれば、大体はクリア出来るほどよい難易度です。

それ故にWii U版はマリオのような遊びが重視された内容ですから、従来のモダンソニックのような爽快感とタイムアタックを求めるなら断然3DS版がオススメであります。

因みに自分の他にも3DS版は難しいと感じた人が多く、ネット・SNS上では投げかけてた人もいた模様。さらにはソフトや開発会社に暴言を吐く内容が主にツイッターでチラホラ見かけましたね。難しい気持ちは分かりますが暴言吐くのはどうかと思いますし、自分が下手なのを全部ゲームのせいにする人もいましたね。3DS版なら素直にラジコン使った方が良いのに、使いたくない理由でもあるのか……?

「好きだからこそ批判は必要」が彼らの大まかな主張ですけど、批判は罵詈(ばり)雑言・誹謗中傷の同義語ではありません。好きならば人として最低限の礼節はわきまえて欲しい所で、顔が見えなければ何言っても良いという理屈はおかしい。

またWii U版のプレイを見て「足止め多すぎ。ソニックは疾走感が~」とか「ソニック変わっちゃったね」とか言っている人って、クラシック時代のソニックをやった事あるのかが疑問。まあ変な制約が働いていて遅いですけど、デザイン的にもシステム的にもクラシック時代を踏襲(とうしゅう)し、当時は足止めギミックも多かったですのにね。

原点回帰やメガドラリスペクトが適切な表現だと思いますが……

以下、ネタバレ注意!

以下の内容にはネタバレが含まれています。



『ソニックロストワールド(Wii U版)』の感想・評価


プラス評価

先に3DS版をプレイしましたので、最初スピンダッシュの操作を混同してしまい……ですが、ボタン押しっぱなしはWii U版の方が疲れにくいですね。ボタンの形状がトリガー型だからでしょうか?

Wii U版最大の特徴と言えば60フレームでして、ヌルヌル動きます。ヌルヌル動くんですが、全然酔う事はありませんでした。まあゲームで酔った事自体あまりないのですけれど……

難易度は先述したように、3DS版と比較するとゆるい方で、何度もミスすれば救済として難所をスキップするアイテムが出現しますから、それなりにフレンドリーな作りになっていましたよ。しかしながらフローズンファクトリーでの挙動は最初戸惑うと思います。加速するとシャドウのようなスケート走行になり、ホーミングアタックもスピンダッシュも二段ジャンプも出来ません。

もしゾーンの攻略やジーナ戦で苦労をなされている方がいらっしゃれば、一度RZボタンを離してみて下さい。ニュートラルの状態にすれば、ちゃんと従来通りの操作が可能になるハズです。

ゾーンそれぞれの遊びやバリエーションはかなり豊富で、他にもステージ画面に「ゾーン?(クエスチョン)」が出てくる事があったり、レッドスターリングを集める事で出現するサーカスミニゲームは、ソニックや達をボールにして、上空のバルーンを割って動物やリングを稼ぐ内容です。

一言で言えば、どちらもゲーム進行にはやる必要の無く、任意で行うミニゾーンですね。

サーカスの方はプレイ動画を見るだけでは動物達がジャマでソニック達が見えずに混乱しそうと思われる方もいるかもですが、ズームされたパッド画面を見ながらの操作なので言うほど混乱しません。また様々なバリエーションが用意されていて、大砲で打ち出すタイプやシーソーの要領でボールを打ち出すタイプがありました。

Wii U版はステージを進むのに動物の数が必要で、サーカスは多くの動物達を確保出来ますし、数が足りない時の調整に使うのでしょう。

カラーパワーは3DS版と大分違い、パッドの機能を生かしたものが多いです。例えば画面をタッチしたりスライドしたり、ジャイロ操作をしたりという具合です。レーザーやドリルは公式に説明はありませんが、コントローラー操作も可能なのでご安心を。

そして忘れてはならないのが、グラフィックの美しさと遊び心ですね。

ソニックワールドアドベンチャー』や『ソニックジェネレーションズ』で培われた技術が今作でも使われていて、エリアの名称に囚われない、もしくは言葉遊びで作られた柔軟なステージのデザインは見ていてもすごく楽しいのが、Wii U版の魅力の一つです。

マイナス評価

マイナス点は既に最初の方で色々書きましたけれど、補足や書いてないところはいくつか記載しておきます。


まずカラーパワーやアイテムですが、マゼンタ・リズムのカラーパワーの必要性が疑問。

過去作のカラーパワーはスピードアクションの延長線上でしたのに、リズムは完全によくあるアクションゲームの要素。まだ3DS版のカラーパワーの方がカラーズの流れを汲んでいます。

ウィスプのカプセルも、3DS版と違って攻撃しないと取れないのが不便で、カラーパワー使用前後の一時停止を無くせれば良かったですし、カラーパワーの強制はしないで欲しかった。パワーアップアイテムもフィールド上には存在せず、カバンから取り出して使う形になっています。任意で使用できるメリットはありますが、もっと持てるようにして欲しいですね。


次にカメラワーク。今作は結構引き気味のアングルが多いと先ほど説明してました。

そのせいで距離感がすぐわかってしまい、障害物を突き抜ける事による、スピード感や爽快感の演出が今ひとつで、大きいテレビじゃないと今ソニックがどこにいるのか、少々分かりにくいですね。

処理を低減させたシンプルなステージデザインや、良くも悪くもメガドライブ時代のソニックリスペクトが、爽快感の少なさに拍車をかけている状態です。アクションや遊びの楽しさの軍配はWii U版にありますが、スピード感はあまり楽しめません。3DS版の方が圧倒的にスピード体験を楽しめます。


最後にステージの構成についてです。

ルート選びが多様なのが今作の魅力……なのですが、それを謳(うた)う割にはルート分岐が少なく、ただの曲面がかったステージ構成でしかありません。これは3DSも同様で、『ソニックアドベンチャー2』のファイナルラッシュのように、もっとルートを探す楽しみが欲しいところ。

言うなればいかに無駄で蛇足なルートを通らないようにし、一本だけの正解ルートを見つけるゲームになっています。どれを通ってもテクニック次第でほぼ同じ通過時間になるのが理想的。

その点で言えば、「デザートルーインズZone3」や「フローズンファクトリーZone1」の序盤ルート探しは楽しかった。ああゆうステージがもっと多ければ、Wii U版ももっと評価が高くなったかもしれませんね。

『ソニックロストワールド(3DS版)』の感想・評価


プラス評価

3DS版におけるルートの選択肢は縦に広がっているのが特徴で、ディンプス製ソニックだと最早恒例ですね。システム面もモダンソニックに近く、テクニック次第で相当の爽快感が味わえますし、リザルト画面でランク評価があり、ソニックが喋ってくれるのは3DS版だけです(タイムアタックならWii U版もランク表示あり)。Wii U版はメガドライブ時代のようにランク評価も無ければ一切喋りません。

ゲームの内容は『ソニックジェネレーションズ 青の冒険』からの進化がスゴいです。まず1つのステージのボリュームが多くなり、中盤以降のステージになると初見では10分以上かかってしまうのは当たり前のレベルでした。

ボリュームがあるだけではなく、先述したように難易度も「トロピカルコースト」辺りから急に高くなります。ソニジェネやラッシュはブーストでどうにか乗り切れたものですが……何十回もミス連発です。

インタビューによると3DS版はラジコンの使用が前提との事で、難しいと感じた人は素直にラジコンを使うのが吉。使った所でペナルティはありませんし、使えるものは使っていきましょう。逆に慣れた人はラジコン縛りをすることで、相当の歯ごたえがあるゲームに化けます。

Wii U版に比べると3DS版は3ゾーン+ボス戦で、ラストのステージはボスラッシュとラスボス戦だけの実質6ワールドしか遊べませんが……ってああ、そういえばスペシャルステージがありましたね。主にジャイロ操作ですが序盤は簡単ですが、後半になるにつれてどんどんいやらしい仕掛けが増えていきまして……

いっそジャイロじゃなくスティックで操作出来たら……と思うぐらいに難しいです(ひみリンのように、ジャイロ操作で二の腕ほかほか)。コツはまず焦らない事、取り逃せば一からやりなおす、そして根気を持って下さいませ。回転イスがあればさらにグッドです。

ストーリーをクリアしたら、後はタイムアタックに挑戦するだけ……と思いきや、ハードモードが新たに出現するようです。ハードモードはステージの色合いが悪夢っぽくなり、リングはほとんど出てこない上に、ギミックもよりシビアなものに変更。タイムやスコアは通常モードとは別モノ扱いになっていました。

イメージで言えば、『スーパーマリオ3Dランド』のスペシャルワールドに近く、通常モードのゾーンでは登場しなかった新たなコースが追加される場合もありますが、その内容はハードモードの名に恥じない鬼畜仕様なコース設計です。このハードモードをクリアすると、通常モードとは倍に近いマテリアルが手に入るみたいですね。

レッドスターリングの収集やテイルスラボの強化、ラジコンやアイテムの生成と、Wii U版に負けないぐらいのボリューム感ですよ!

マイナス評価

難しいながらもゲームの完成度が高く爽快感もあってWii U版よりも好きですが、いかんせんムービーの画質が非常に悪いのは残念です。体験版プレイ時はまあ体験版だから落としているのか……と思っていましたが、まさか製品版でもとは……

3D表示にすれば画質の悪さは多少改善されますが、今度は動画がジャギジャギになるという別の問題点が発生します。2Dのムービーを無理やり3Dにしているのが原因でしょう。さらに言えば、一部のムービーは3DS版に入っていませんでした。話の展開が違うからでしょうね。

字幕だけの立体視だけでも十分だと思いましたが、恐らくプロジェクトの偉い誰かが「3DSだからムービーも3Dにしろ!」ってお達しがあったのかもしれません。

ゲームの方も1つだけ疑問に感じた事が、何故かソニックやアイテムの影が貫通してるんですね。空中の足場やデザートルーインズの動く足場を見ると、影が二重に表示されるのが気になりました。まあ気にしなければ問題ありません。

総評

ここまで述べましたが、両ソフトの利点を箇条書きにすると……

  • 初めてソニックを遊ばれる方→Wii U版
  • ソニックシリーズ経験者→3DS版
  • 難易度の高さ→3DS版
  • 2D面の爽快感と速さ→3DS版
  • ゾーンの多さとバリエーション→Wii U版
  • ゲームのテンポの良さ→3DS版
  • カラーパワーの使いやすさ→3DS版
  • ムービーの質を楽しみたい→Wii U版
  • ボリューム→3DS版のハードモードを含めればどちらも
  • ゾーン攻略の達成感→3DS版
  • レッドスターリングの発見率→Wii U版
  • ソニックの挙動の可愛さ→Wii U版


このような感じでしょうか?

最後に両方に共通するストーリーや音楽について触れますと、カラーズで帰ったウィスプがいる理由、六鬼衆についてなど設定に説明不足な点も多く、ソニアドを褒め称える一部のファンは、従来キャラの性格の違いに困惑を覚えた人も多い模様。

ファンシーにも写実的にも、ギャグにもシリアスにもなるのがソニックシリーズなので、性格の違いは気になりませんでしたが、設定補完は欲しいですね。ストーリーにはこだわらないとは言え、匂わす要素をさせる割には伏線を回収しきれておらず、まだカラーズの方が後腐れないです。

ウィスプがいる理由は後の『ソニックランナーズ』で明かされまして、カラーズの出来事の後、一部のウィスプはソニック達の星を気に入って残り、静かに暮らしていると理由付けはされましたね。そこを本編なりギャラリーページを設けるなりで見せていただきたかった。

ボーカル曲無しを槍玉に挙げる人がいますけど、こだわる理由がイマイチ分かりません。確かにあったら嬉しいですが無くても困りませんし、それで評価を上下させる人ってちょっとアレですね。ソニアド以降のソニックしかやったことないのでしょうか?

……とまあ、少しでも参考になれば幸いであります。

追記1:レッドスターリングの場所

3DS版の(ゾーンExtraを含む)レッドスターリングを全て集めたら「ラバーマウンテン ゾーンExtra」が出てきました。

一体何があるのかは、是非レッドスターリングを全て集めてご自身の目で確かめてみて下さい。これのハードモードは今までやったソニックシリーズの中でも指折りの難関です。なお3DS版のレッドスターリングの場所は以下のYoutubeチャンネルに紹介動画があったので、リンクを載せておきます。



因みにWii U版にはレッドスターリングの場所を教えてくれるドラゴンレーダーが手持ちアイテムの一つとして登場します。これが便利な代物でして、様々な面でお世話になりましたよ。3DS版よりも簡単な場所にあるものが多いので、根気よく探して見てください。まあ簡単に発見できても、取るのがものすごく大変なのですが……

3DS版でも一応、オモチャオを使えば勝手に近くのレッドスターリングを回収するみたいですね。全て集めた後に気付きました

追記2:Wii U版スーパーソニックについて



Wii U版でもレッドスターリングを全て集めてスーパーソニックを入手しました。3DS版では常時スピードアップ、曲が変わる、ラスボスで使うとかなり盛り上がると嬉しい仕様ですが、Wii U版は色々制約がありましたので、蛇足ながら書いてみようかと。

高速(自動)走行中はリング50枚あっても発動しない

「デザートルーインズ ゾーン2」のような高速ステージで使う事は出来ません。ですから3DS版のように、ラスボス戦をスーパーソニックになって挑む事がWii U版では不可能のようです(前者は一応ゾモン戦になれば発動可能になります)。


スピードアップアイテムと併用出来ない

3DS版の場合、スーパーソニック+スピードアップアイテムの併用が可能でさらに速くなりますが、Wii U版では出来ないみたいです。

Lトリガーを押し続けるとブースト状態になりますけど、言うなら「溜め動作の要らないスピンダッシュ」で、速さは通常のスピンダッシュと大して変わらなかったですね。併用してみたかった……


ヒドゥンワールドではスーパーソニックになれない

そもそもヒドゥンワールドではカオスエメラルドのアイコン自体が表示されません。「ヒドゥンワールド ゾーン3」は奥へと進む通常ステージでリングも多いだけあって、使ってみたかったものです。


タイムアタックで使えないのは3DS版と同様ながらも、ここまで制約があるのは少し不便ですね……苦労の末にスーパーソニックを入手して良かったと思えたのは、個人的に3DS版の方だと思いマス。

追記3:3DS版のテイルスラボでオモチャオラジコンを作る方法



テイルスラボでオモチャオを生産する方法ですが、何でも良いのでWii U版にラジコンを送る必要があります。通常のとナッコカラー、テイルスカラー、ソニックカラーの4種類作りました。

転送するには、まずテイルスラボから「もっているラジコンをWii U版『ソニックロストワールド』へ送っちゃう?」を選択し、テイルスが「Wii Uで『ニンテンドー3DSからラジコンを受け取ります』をせんたくしてね」と言ってきますので……

……なんですが、探しても見つからずで電子説明書と数分間にらめっこ状態に。結局Wii U画面の「2P協力プレイ」を選択したらやっと出てきましたね……こうゆう場合は設定からでも選択が出来れば便利なのですが……

ちょっとブログの更新は資格検定受験が終わるまでストップ。更新したいけど、将来の資産的に資格検定試験を優先しないと…

絵を描いてHTML・CSSコーティング、文章書きまで幅広くやれる京都生まれのウサギ好き。ネチケット(ネットマナー)やネット(情報)リテラシー、批判と批難の違いにはちょこっとシビア。