ワコムの液晶タブレットを買うとついてくる絵描き用手袋は、手汗で紙やタブレットを汚さず絵が描けるので、本格的な絵を描くなら必須アイテムですね。
ですが液晶タブレットは非常に高価なのですぐ買える代物ではなく、この手袋も海外でしか出回っていない製品でクレジット必須。しかも送料込みで定価の3倍はします。
追記
2019年現在、(需要も増えたのか)この手袋は気軽に大手電気店(ヨドバシなど)やAmazonでも買えるようにはなりました。¥1,000近く払うのか、ハンドメイドで安く済ませるのかは自由です。ゆえにこの手袋を自作してみましたので、以下から作りかたをご紹介します。
ほつれ止め液が少々高く材料費込みで¥1,000ぐらいしますが、ほつれ止め液は一本で40着ぐらいの手袋が作れるため、単価で考えればお得です。
縫い針も不要なので、ぜひ参考にしてください。
1.用意するもの
- 手袋(100円ショップで購入)
- 裁断ハサミ(または切れ味のよいハサミ)
- チャコペン(または水彩色鉛筆など)
- まち針(または安全ピン)
- ほつれ止め液
- いらない敷き紙
手袋はいろいろ吟味(ぎんみ)した結果、
- ペンタブや紙の線画の場合は通気性のいい軽作業用の薄地手袋
- デッサン・水彩などアナログの場合は柔らかく白いドライバー手袋
このような使い分けがいいと思います。
ドライバー手袋は汚れがわかりやすいし、色合いをぼかす画材としても使えるからね。
両方とも100円ショップで購入可能で、大きめの店か、駐車場がある店によく置いてあります。
ほつれ止め液は水で薄めたボンドでも代用できるそうですけれど、水洗いができないのでほつれ止め液を使うのをオススメします。
KAWAGUCHI ピケ ほつれ止め 33ml|Amazon
2.チャコペンで印を入れる
切る目安として、手袋にチャコペン、もしくは水彩色鉛筆などで目印を入れます。ペンは水洗いで消えるものならなんでもオッケーです。
使っていくうちに、タブレットや紙にペンの粒子が色移りしないのであればいいと思うよ。
3.仮止め
次にハサミで切る際に生地がズレないよう、まち針(安全ピン)で裁断箇所の周辺を仮止めしておきます。
指の部分もコンパクトに仮止めしておくと、邪魔にならず誤って切ることもないので安心です。
安全ピンなのは、自分が先端恐怖症だから……とがったものコワイ。
4.カットしてほつれ止め液で固定
ここからが本番で、ハサミで中指と薬指のつけ根から、親指の根元までを線に沿って丁寧にカットしてください。
裁断面はハサミの出し引きでキザギザな場合が多いので、改めてハサミでキレイに整え、実際につけて違和感ある引っかかりがあれば、そこも切り取ります。
このままでは裁断面からどんどんほつれてしまいますので、紙の上に手袋を置き、ほつれ止め液で固定します。
ほつれ止め液は有機溶剤が含まれているので換気は大切。
5.完成とおまけ
10~20分ほど乾かせば完成です。
また手袋のほかにも、当サイトにはキーボードショートカットを簡単かつ直感的にする絵描きデバイスや、作画資料アプリ紹介記事もございます。
デジタル絵描きなら、初心者プロ問わずお役に立ちますので、もしよろしければ併(あわ)せてご覧ください。
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